2003年No.1
安の滝

昨年と同様、今年もほぼ毎週滝に行っていた。日ごろの疲労を滝に行って解消するというパターンがすっかり出来上がってしまった。
しかし、それにしても今年はあちこち行った。終盤になって今年はそんなに滝をめぐっていないなぁ、などと回想してリストアップしてみたらとんでもなかった。なんで今年は滝をあまりめぐっていないなんて思ったのかと言えば、年頭に行くつもりだった県内の滝に全く手をつけていなかったからだ。だが、そこに手をつけずに他に手をつけていた。振り返ってみれば以下のリストの通りの数である。
今年もまたナンバーワンをあげつつ、振り返ってみたいと思う。
2003年に巡った滝たち
百選の滝
  華厳の滝(栃木県)
  早戸大滝(神奈川県)
  銀河・流星の滝(北海道)
  アシリベツの滝(北海道)
  羽衣の滝(北海道)
  八ツ淵の滝(滋賀県)
  金引きの滝(京都府)
  安の滝(秋田県)
  くろくまの滝(青森県)
  七滝(秋田県)
  滑川大滝(山形県)
  阿寺の七滝(愛知県)
  安倍の大滝(静岡県)


  おいおい、今年は10本以上も百選の滝を回ってしまっている。
年に5本くらいと決めていたのに。
これには理由がある。北海道には行くつもりが全くなかったのだが、どうしても行かなくてはならなくなって、そのついでに回れる滝を見てしまったのだ。北海道については本当にアクシデントのようなものです。


 
  行くつもりがないのに行けてしまった
    羽衣の滝(北海道)
新潟県の滝
  石滝(上川村)
  つぼ滝(村上町)
  室谷不動滝(上川村)
  大瀧、小瀧岩室村)
  (仮)芦沢滝(栃尾市)
  めっとの滝(長岡市)
  (仮)ひすい滝(糸魚川市)
  めおと滝(入広瀬村)
  よもしろうの滝(新井市)
  幻の大滝(新井市)
  ヨシオ滝(糸魚川市)
  上川村の滝(上川村)
  剣竜峡の滝(新発田市)
  黒滝(下田村)
  白岩の滝(新井市)
  (仮)屏風岩の滝(新井市)
  ヒコサの滝(妙高高原町)
  黒滝(守門村)
  荒沢不動滝(浦川原村)
  安塚不動滝(安塚町)
  大滝、小滝(大島村)
  本城の滝(湯之谷村)
  光明滝(妙高村)
  称明滝(妙高村)
  屏風滝(柏崎市)
  ごりんの滝(岩室村)
  湯の沢の大滝(柏崎市)
  小国町の滝たち(小国町)
  その他たくさんの名無し滝(笑)


昨年たっぷり回ったつもりなのに、まだまだ県内には見ていない滝がたっぷりある。
これで滝の数としてはそんなに多くない県なのだ。新潟県でよかったとつくづく思う。
他県の滝
  日光の滝たち(栃木県)
  (白雲の滝、方等の滝、般若の滝、竜頭の滝、湯滝、裏見滝)
  大禅、小禅(長野県)
  タロシ滝(岩手県)
  釜淵の滝(岩手県)
  宇津江四十八滝(岐阜県)
  雷滝(神奈川県)
  ラルマナイ滝(北海道)
  三段の滝(北海道)
  白扇の滝(北海道)
  敷島の滝(北海道)
  幸兵衛滝(秋田県)
  暗門の滝(青森県)
  スカイバレーの滝たち(山形県)
  潜り滝(山形県)
  安倍川周辺の滝たち(静岡県)
  (赤水滝、宝月の滝、不動滝)
  

  県外の滝については、あいかわらず百選の滝のついでに回れる滝に限って回ることを基本としている。
そうでないと、とても資金が持たない。それでも、安の滝の近くにある幸兵衛滝など、本当に美しい滝ばかりが幸いなことに百選の滝の近くにある。
これからもしばらくはこのパターンで他県の滝を回るつもりである。

 
 安の滝のそばにある幸兵衛滝。壮大な自然を   目の当たりにした。

2003年のナンバーワン!
最も思い出深い滝
  ダンナ 本城の滝  
  R    ヨシオ滝  
最も美しかった滝
  ダ  羽衣の滝  
  R  安の滝 
最も豪快だった滝
  ダ  滑川大滝 
  R  敷島の滝
最もしょぼかった滝
  ダ  大瀧、小瀧  
  R  大瀧、小滝  
もムカついた滝
  ダ  荒沢不動滝 
  R  荒沢不動滝 
最も危険だった滝
  ダ  屏風滝  
  R  八ツ淵の滝
最も人に見せたい滝
  ダ  大禅の滝  
  R  本城の滝 
最も冒険だった滝
  ダ  早戸大滝
  R  めおと滝
最もお手軽な滝
  ダ  七滝  
  R  七滝
最もくやしかった滝
  ダ  大滝(下田村) 
  R  大滝(下田村)

万年雪の綺麗な滝。水もうまい。手袋流した。キベリタテハにも会った。
イヤというほどチャレンジしてついに行き着いた滝。花も蝶ももたくさん。

水量、姿ともよし。
紅葉とジャストタイミングだったのが勝因。虹もかかってた。

規模が思っていた以上。コーヒーも最高。
幅広の上に水量豊富。しかも滝つぼまで行ける。

規模が小さい。もしくは、つぼ滝。あれは滝ではなくて流れ。
これを滝と主張されたらなぁ。渓流の沢が可愛そうである。

無意味に一山越えさせられた。
一山越えた先に立派な舗装道路を発見してごらんなさい。気が抜けます。

沢登りが必要だった。
滝コースは危険です。落ちたら死にます。

氷瀑はタイミングが大切だと実感。
年に2ヶ月くらいしか見ることのできない滝。感動です。

オフ会で行ったおかげで難所もクリアできた。
何が遊歩道だ〜。けもの道じゃないか〜。転んだぞ〜。

他にない。
まるで公園の噴水状態。滝のありかたを自問した滝です。

川に阻まれて先に行けなかった。
2時間近く歩いて目の前に深い川が現れたときには敗北感を感じました。


ダンナの思い出深いNo.1
本城の滝

Rの思い出深いNo.1
ヨシオ滝

ダンナの美しさNo.1
羽衣の滝

ダンナの豪快さNo.1
滑川大滝

Rの豪快さNo.1
敷島の滝

二人のムカつきNo.1
荒沢不動布

ダンナの危険No.1
屏風滝

Rの危険No.1
八ツ淵の滝

ダンナの見せたいNo.1
大禅

ダンナの冒険No.1
早戸大滝

Rの冒険No.1
めおと滝

二人のお手軽No.1
七滝

リベンジを誓った滝たちは、どうなかったのか?
北精進ケ滝   北精進ケ滝オフまであって、直前まで行く予定だったのに行けなかった。2003年もまたフラレてしまった。恋しい恋しい北精進ケ滝。いったいいつ行きつけるのだろうか。
二王子神社の周辺の滝たち 妹背滝だけしか地図になかったのでそれだけ見て終わったのだが、あのまわりにはいくつか滝がそんざいしていたことが、同県のsyamさんの情報で判明。惜しいことをした。・・・と、昨年リベンジを誓ったのに2003年には行かなかった。なかなか行く機会がない方面ではある。
銚子滝 地図上では新潟県最北端の滝。すぐ近くまで行ったが、沢を登る長靴がなかったため断念。・・・と、昨年リベンジを誓ったのに、やはり行かなかった。水ぬるむ頃行きたいのではあるが。
黒滝 地図上では林道が続いているはずが、途中で自動車は通行止めに。しばらく歩いたが、滝までの距離が分からずに断念。滝の先には小松原湿原などもあるので、ぜひ覚悟をきめて行ってみたい。・・・と、昨年リベンジを誓ったのに、この滝にも行かなかった。この滝はぜひリベンジしたかったのだが、残念。
魚止の滝 裏巻機渓谷にある滝。上流の2滝は見たのに、この滝は遊歩道から外れていたために見逃した。あらあら、この滝にも2003年に行っていない。なんと年を跨いだ宿題の多いことか。
称名滝、光明滝 わざわざ妙高山の登山道を登り、直前まで行ったのに、その手前にあった沢に流れ込む滝をそれと勘違いして戻ってしまった痛恨の滝。必ず行くぞ。・・・必ず行くと明記して、これだけはきちんと行ったという達成感がある。
めっとの滝 雪なんかないと思っていたら、雪で八方台が通れなかった。新潟出身の金さんの情報から栖吉不動滝のすぐそばと分かっていたのに。季節を改めて行くことにしよう。・・・この滝は金さんのおかげでしっかりみつけることができた。情報があるということは嬉しいことだ。
屏風滝 まだ柏崎市からの回答が来ていないが、たぶん我々は見逃しているのだ。その上流の小さな滝たちはたっぷりと見たのに。柏崎市よ、回答求む。・・・なんとその柏崎市から約1年後しっかり回答が来て、アドベンチャーの末行き着くことができた。本当にありがたいことです。
不動滝(安塚町) これも雪のため行き着けなかった。滝を探すには、雪は大敵である。・・・実は、かなり迷ったが、なんとかリベンジを果たすことができた。迷って県外まで行ってしまった滝は後にも先にもこの滝だけだ。

2003年、リベンジを誓った滝たち
大滝   下田村の吉ケ平から守門岳に向かう登山道にあるらしい滝。しかし、いったい登山道から見れるのかどうかさえわからない。2度ほどチャレンジしているのだが。情報求む。
廻し滝 すぐ近くまで行ったはずなのだが、みつけられなかった。


2003年滝めぐり総括

 2003年にめぐった滝のなかで『んがお家』でのナンバー1は、『安の滝』になった。これはもう、紅葉の美しさ、晴天の空の青さ、虹の出たタイミングのよさと、滝そのものもさることながら見たときの状況が素晴らしかったことによるナンバー1だ。滝は季節、天候によって表情を変える。2003年の我々の行った日の安の滝は、本当に素晴らしかった。
 2003年、我々の滝めぐりのスタイルは基本的には2002年とは大差なかった。ただし、2002年と大きく違ったのは、遠くてもいきなり行動に出て滝を見に行ってしまうようになったことである。一番ひどかったのが、ただ関西の百選の滝をほとんど見ていないという理由だけで高速道路を走ってしまったこと。さすがに遠かった。この点に関してはいいことなのか悪いことなのか、実はよくわからない。
その、少々後先考えない行動を除けば、週末に県内の滝をコツコツと巡るスタイルは定着している。
2003年は、なんだかとにかく行ったことのない滝、目新しい滝を目指した傾向がある。そもそも新し物好きなので、前に行ったことのあるところにはほとんど行かないのだが、リベンジしたいと思っていた滝にも近づかないでいたのは、やっぱりマズイだろう。
それでも、なんとかリベンジを果たした滝もある。妙高の光明、称明滝だ。こちらはずっと見たいと思っていた滝だったので、感慨もひとしおだった。
      
  
左:いきなり行った京都の金引きの滝  右:リベンジ果たした光明、称明滝
2003年特に昨年と違ったのは、地図に無い滝を発見しているということ。
山の近くを走っていると、つい谷に目が行ったり、山肌に目が行ったりするようになった。その目は山々の緑とは明らかに違う水の流れを探しているのだ。自然に身についてしまったその探す姿勢がやっぱり滝をみつけさせてしまうのだろう。
守門村の黒滝、柏崎市の湯の沢の大滝など、見つけた時には本当に感動した。
    
  左:ふと見上げてみつけた黒滝  右地図にないのが不思議な湯の沢の大瀧
さらに、山里の滝という存在を知ることができた。田んぼのための用水として利用されている沢なので、特に滝と名前がつけられていない滝が山里にはたくさん隠されている。上川村、下田村、小国町の滝たちなどはそのいい例である。これを滝として愛でるか、ただの段差として片付けるかは、それぞれの判断によるしかない。が、我々はとりあえず滝らしいものは滝と思いたい。名前はなくても、山里の滝としてこれからも探してみたいと思う。
    
  左:砂防ダムの奥に隠された小国町の滝  右:本城の滝で遊んでくれたキベリタテハ
また、今年は単に滝を見に行くというだけではなく、草花、蝶に出会えるという楽しみも発見した。今まで気がついていなかったのが不思議なくらい滝のまわりには色々な草花があり、蝶たちが飛んでいる。下手なりにその時に存在していたものを写真としてとどめることに楽しさを覚えるようになった。一つの趣味からたくさんの趣味に広がって行くのが面白い。
ついでながら、今年の終わりにアウトドア用のガスバーナーを購入して、滝の前でコーヒーを入れる楽しみも覚えた。これ、格別です。理想は滝の水でコーヒーなのだが、今のところそれは試していない。
もしかしたら、2004年は滝のついでに名水も探してその水でコーヒーを飲むようになるかもしれない。ああ、週末だけではとても足りない。滝も名水も日本にはたくさんあるのだから。
  各地で活躍、ギガパワー。



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