白糸の滝・音止の滝
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白糸の滝
虹がかかっているのが分かるだろうか。
肉眼だと綺麗な弧を描いているのが見えた。




音止の滝
こちらにも綺麗な虹が架かっている。
名前の由来は、曽我兄弟が仇討ちをする
相談をしていた時に滝の音が止まった
という言い伝えから。。
2002/12/31 白糸の滝 (25メートル)  静岡県富士宮市
           音止の滝 (25メートル)  静岡県富士宮市
さて、年末の静岡滝めぐりのハイライト、白糸の滝と音止の滝である。実はこの両滝には、10年以上前に来た事がある。その時もたしか自動車だったはずなのだが、道の感じが全く変わっていて、いったいどこから白糸の滝にはいるのかわからなかった。
結果、普通なら音止の滝から白糸の滝へ降りていく駐車場にとめるところをさらに奥の白糸の滝から音止の滝へ登って行く駐車場に止めてしまった。少々体力は使うが、シーズンオフのためこちらの駐車場には管理人がいなかった。らっきー、500円の駐車料金が必要ない。さらにこちらからだと白糸の滝を間近で上から眺められる場所がある。ちょっと違った角度の滝もまたいい。
ちょうど正午あたりに着いたのだが、まさにベストタイミングの時だった。
白糸の滝に見事な虹がかかっている。
この滝は富士の伏流水が溶岩層から滲み出ている滝なのだそうで、本当にどこからこんなに水が出てくるの、といった感じであちこちから水が流れている。その幅広い滝に見事なまでに綺麗な弧を描いて滝がかかっているのである。これは、とんでもない御馳走である。
歩いても歩いても脇の溶岩層から水が流れている。全部合わせるといったいどれくらいの幅なのだろう。しっかり滝壺のある部分だけならそれほどの幅ではないが、音止の滝までの階段までずっと岩盤から水が流れ出ているのだ。その水たちも虹を集めて、きれいだったらありゃしない。
  
あちこちから滲み出る伏流水。

  
幅広いんです。ホント。
階段を登って、音止の滝へと出る。この滝は、滝壺へは降りられない。ほんのわずかな滝見のポイントから見下ろす形になる。どうしても同じ角度からしか見れないのが惜しい。しかも見下ろすわけなので、とんでもない水量でゴウゴウと音をたてて落ちているのに迫力がなく感じてしまうのが惜しい。
  
音止の滝壺アップ。
同じ富士の同じ川が2本に別れてこんなに違った表情の滝となって肩を並べているのが不思議である。自然は本当にすごいことをする。この川はまた下流で一つに合流しているのだ。つまり、白糸の滝と音止の滝を生み出すためだけに2つに別れたようなものである。見事すぎる。
ところで、お昼だし、せっかく駐車場代も浮いたので、音止の滝近くの茶房美富士園でおそばとソフト食べました。抹茶とミルクのソフトクリーム。お茶屋さんの抹茶なので、苦みがきいていておいしかった。
まだ日も高かったが、故郷の雪の状態も気になるし、早めに帰ろうということになり、そのまま美しい富士山をながめながら、国道139号線を北上。凍りかけている精進湖の脇を通って甲府南のICから中央道に乗り、無事に新潟まで帰り着いた。
帰ったら帰ったでまた温泉を探して放浪するのだが、それについては温泉族のページにて。
交通
東名高速道路富士ICを降りて西富士道路に入るのが一番手っ取り早い。西富士道路がそのまま国道139号線になるので、さらに進み、上井出ICで降りる。でかでかと白糸の滝と出ているので間違わない。そこから先も案内板がしっかり出ているので迷わないはず。音止の滝に近い一番にぎやかな場所へは手前の駐車場に入れると便利。お土産屋の前を通って音止の滝に出る。白糸の滝はそこから階段を降りて行く。
シースンオフの時駐車代が惜しければ奥の駐車場にとめるとよい。
  
抹茶ソフト。美味。

ダンナに合成してもらった白糸の滝のパノラマ写真。
ただし、まっすぐこのように平坦に見えるのではなくて、
自分を中心にして約180度ぐるっと回転しながら撮影してます。
5枚の写真の合成です。


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