仙娥滝
2002.GW 滝巡り その2



仙娥滝
岩を切り裂く、という
表現がぴったりの滝。
ナイフでこそげたような
岩が美しい。


このへんの右上が覚円峰。


これが石門。


大岩がゴロゴロしてました。
2002/5/3 仙娥滝 山梨県甲府市
北精進ケ滝に行きそびれて体力だけ消耗して、かなり消沈して望んだのがこの滝である。かねてから大観光地であることは知っていた。
大観光地の昇仙峡のどんづまりにあるのが仙娥滝なのである。
しかし、無駄な労力で時間を潰したおかげで夕方近い時間の到着になった。しかも、滝だけ目当てなので、昇仙峡のメインの馬車の通る道はすっとばしてしまうつもりでいた。
前にダンナが社員旅行で滝に近い駐車場にバスを止めて行ったというのですっかり道を知っているものと思っていたら、道の記憶はないという。えー、市営駐車場ははるか後方、しかもかなり混雑してたじゃないの。どーすんの。と思っているまにトンネルをいくつかぬけて県営駐車場の看板をみつけた。
きっとここから行ったのだということで、そこに自動車をとめる。
お土産屋さんの階段を通ると沢に近道とあったので、そこから行くと、ものすごい螺旋階段を降りることになった。これをまた登るのはイヤだなぁ。
滝へは自動車が入れないことになっている遊歩道を行くことになる。が、どういうわけか次から次へ自動車が入って来てはしばらくして戻ってくる。どうしたのかしらん、と思っていると本当に車道が無くなる場所にお土産屋さんがあって1000円以上買ってくれた人だけ駐められる駐車場があった。ここまで来てみんな戻って行くんだね。だいたい県外ナンバーだったからなぁ。
遊歩道は県営Pから行くとゆったりとした登りになっている。これが私にはキツかった。実はこのGWのなかで1番キツイ道のりだったんじゃないかとさえ思う。ダンナに言わせれば、北精進ケ滝に行くつもりで進んだ分の体力消耗がひびいているとのことだか、そうじゃないと思う。なだらかに見えてキツイのだ。しかも、舗装されているので、膝にひびくんじゃないか。
ともあれ、その遊歩道を歩いて禿鷹みたいな覚円峰をながめつつ、石門、吊り橋を通るといきなり鋭い水音が聞こえて仙娥滝が現れた。
実は、あまり期待していなかった。沢の流れは奇麗なことは奇麗なのだが、ちょっとだけ濁っていて清冽さを感じなかったのだ。
が、滝はやはりすごかった。巨大な岩をただ水の流れだけで切り裂いたという感じだ。岩を切り裂くだけあって、水の勢いは鋭い。
今までぬるかった回りの空気の温度がスキッとシャープになった。
あとでわかったことだが、この滝の脇の階段を登って行くと、さらに上流の市営駐車場に行くことができる。ダンナが社員旅行で利用したのはこの駐車場だったらしい。
そんなに歩いた記憶がなかったと言っていたので。ちなみに県営駐車場から滝まではだいたい20分強くらいだったと記憶する。
昇仙峡のパンフレットは、道端のお土産屋さんでご自由にお持ちください、と置いてあるので利用するのも手である。
ところで、県営駐車場のお土産屋さんに『ほうとう饅頭』というのがあったので、買ってみたが、これがとんでもないものだった。饅頭っていうから、甘いと思うじゃない。中身は野沢菜のおやきに入っているものです。ダンナは漬物がダメ。私は菜っ葉を煮たのがダメ。買ったはいいが食べられませんでした。カボチャがトッピングされててかわいかったのになぁ。ま、好きな人は好きかもしれません。


    
   昇仙峡の遊歩道。どういうわけか、岩の透き間に一円玉が挟められていた。
交通
道を説明しようと思うと難しいが、甲府昭和ICからなら、大きな観光地なので昇仙峡という表示が必ず出ている。そのとおりに行けば間違いない。混雑している市営駐車場がまず出てくる。それを通り越して、グリーンラインに入る。トンネルをいくつかぬけると県営駐車場に出る。その先の市営駐車場のほうが滝に近いが階段がたくさんある。
リンク
御岳昇仙峡

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