払沢の滝
2002.GW.滝めぐり その5



払沢の滝
ファインダー上では、上段の流れも
見えたのだが、写真だと
緑に紛れて解らない。


これが90年の70%結氷の
払沢の滝。
あれ、けっこうこの時も人が多い。



滝壺付近。
新緑が奇麗でした。



大きさ比写真。
左端の真ん中下あたりに
ダンナがいるの、わかります?


2002/5/5 払沢の滝 東京都檜原村
八王子市のダンナの実家に泊まって、買い物などをつきあって、出発したのがほぼお昼。この時間から奥多摩に向かうのは、昨日の渋滞を考えるとちょっと憂鬱になるが、翌日もお休みだからとにかく行ってみることにしようということになった。
武蔵五日市あたりまでは、それほど混雑していなかった。キャンプに向かうらしい自動車もいることはいたが、渋滞するほどではない。が、檜原村に入ったあたりから混雑が始まった。あれれ、と思っている間に自動車の流れが止まる。
どうしたのかと思っていたら、県道と払沢の滝へ向かう道の別れる『橘橋』で大掛かりな工事が行われていた。交互通行になっているので、流れが極めて悪くなっているのだ。
ほとんどの自動車がそのまま県道へ行ってしまい、あまり払沢の滝へは行かない。渋滞のあとは快適になった。が、もう一度あれれれ、と思うことになってしまった。
払沢の滝は以前、かなり以前に2度ほど行ったことがある。その時は全く迷わなかったので、安心していた。が、今回入る場所がわからなかったのだ。前に来た時、真冬の結氷時だったが、臨時の駐車場が中学校の校庭になっていた。その中学校はすぐにわかった。このあたりのはずなのに。わからない。なぜ、わからない?
あーっ、前に来た時になかった豆腐屋があるではないか。しかも繁盛している。こいつがあるために道を見落としてしまっていたのだ。古くからの名物店みたいに存在している豆腐屋だが、私たちは見たことありませんでした。とほほ。
その豆腐屋から入るとほどなく駐車場に出る。こんな駐車場も前はありませんでした。しかも、その駐車場、満杯である。30台以上はとめられそうなのに、満杯。なんとか我々は道端にとめることができたが、我々のすぐあとの自動車はかなり離れた所に駐車するしかない状態だった。
案内に従って滝に歩いて行く。と、またしても我々夫婦はパラドックスに捕らわれる。こんな所じゃなかったよねー、払沢の滝。
現在の豆腐屋のある所からややあって橋があり、それを渡るともう杉のうっそうとしたなだらかな遊歩道になっていたはずだ。
が、今回来たこの遊歩道は回りに遮るもののない炎天下を歩く砂利道。しかも、ややきつい坂道になっている。さらにはお土産まで並んでいる。ちょっと待って、ここはどこ?という状態だった。
さらに我々を驚かせたのは人の多さだ。道には常に人が何人も歩いている。ついでに犬も沢山いる。ここは犬の散歩コースの公園か?といった状態である。そりゃあ、前に来た時は真冬だったけど、いくらなんでもこんなに混雑してはいなかった。
遊歩道を15分ほど歩いて行くと滝が姿を見せる。滝の前はどっさりと人がいる。
真夏のような気温のなか、滝は涼しげに落ちているが、あまりに人が多すぎる。のんびり見るようなカンジではない。

  
  百選の滝の看板がないかと捜してようやく見つけた払沢の滝の由来の書いた看板。
   古すぎて読めねー。

とりあえず、40メートルもあるという滝の上のほうも見ようと目をこらすと段の上のほうの流れが緑の間に見えている。ちょっと見には最下段しか見えないのが惜しいくらいに流れが激しい。滝からさらに上に登る道もあったらしいが、ぞくぞくと人が登って行くので、我々は行く気がしなくなってしまった。
帰る途中にお土産屋さんで『天狗滝に合わせてあります』という望遠鏡(下の写真)を発見。見てみたら、ものすごく立派な滝が真っ正面に見える。規模といい、見え方といい、あっちのほうがよかったかもしれない。けど、みちのりは険しそうだなぁ。

    
  
これがその望遠鏡、で、右の中央の白い線が天狗滝。デジカメ最大ズーム。
あとは、新潟に向かって帰るだけである。
途中、来る時よりもぐーんと延びている渋滞を横目で見ながら、首都圏中央連絡道(って名前だったのね、あの高速道路は)に乗り、一路新潟を目指す。新潟に戻ってから、長岡市のアクアーレの温泉(レポートは、ここへ)に入ってGWの滝めぐりの旅を終えた。

交通
武蔵五日市駅前の都道31号を檜原村方面に秋川にそって進む。途中『橘橋』でT字路になる。左に行くとそのまま31号。右に行くと払沢の滝である。しばらく進むと左がわに豆腐屋があるので、その前の道に入って登って行くと駐車場に出る。
リンク
檜原村

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