7月3日 六日町温泉「龍氣別館」 ・ 7月10日 休息の日
7月17日 はたの温泉「松泉閣」 ・ 7月18日 水汲みの日
7月24日 ゆくら妻有 ・ 7月30日 宿場の湯
7月3日(日) 六日町温泉『龍氣別館』 梅雨の合間のスカッと晴れた日曜日、我々はと言えば、もちろん滝に向かっていた。最近、気楽に自動車のドアから5分で行けるような滝が少なくなってしまった。スカっと晴れた分、暑くなった気温にもかかわらず、今日も小一時間の登山で滝を見て、同じ時間だけかけて下りてきた。全身汗まみれである。 やたら筋肉が疲労しているのが分かるので、持っていた資料で泉質のよさそうな掛け流しの温泉に行くことにした。いい温泉で筋肉をほぐそうという魂胆である。 |
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六日町温泉『龍氣別館』データ 南魚沼市六日町余川 0257−73−2990 10時〜21時 | |
料金 | 大人650円、子供310円 |
泉質 | ナトリウム・塩化物泉 (無色透明、ほんのわずかにとろみのある薄い卵スープ味のお湯) |
風呂の種類 | 大浴槽、中浴槽。 |
備品 | リンスインシャンプー、ボディソープ、ドライヤー、(タオル、ブラシは持参。) |
洗い場 | カランは5つ。椅子は大き目のもの。ゆとりのある配置だ。 |
脱衣室 | 鍵付きの上下二段の縦長のロッカーが42あったが、そのうち半分は鍵がなく開かない状態だった。比較的広い脱衣室で、ベビーベッドやベンチも用意されていた。脱衣室内にトイレは無い。 |
パウダールーム | 脱衣室と同じ場所に一面の鏡に洗面台が3つ。ドライヤー2つ。 |
んがお印象 | この「龍氣別館」というのは、同じ六日町温泉でも少し離れた場所にある温泉旅館「龍氣」が長期滞在用に作った(パンフレットには変えたとあるので、もともとあったものだろうけど)施設である。素泊まり3500円(一泊二食だと5000円)というから格安だ。ただし2泊以上しなくてはならない。日帰り客も受け付けていて、ロッカーもきちんとしている。休憩室では簡単な食事もできるようだ。 さて、お風呂。 私が入った時にはちょうど空いている時間らしく、体を洗っている間に全く他に人がいなくなってしまった。 おかげで大きな浴槽を独り占めできた。 どういうわけか大きな浴槽と小さめな浴槽があり、どちらも同じお湯である。やや小さいほうが温度が高いか?という感じである。小さいお風呂は隅っこからぶくぶく泡が出ているのだが、別に体に当たるわけではなく、お湯をかきまわしているわけでもなく、意味不明だ。 大きなお風呂は、湯口から熱めのお湯がどんどんと出ていて、掛け流しにされている。ものすごく気持ちいい。お湯は滑らない程度にわずかなぬめりがある。 ただ、この日は暑くて、あまりお湯に浸かりたい気分ではなかった。 熱くもなく、ぬるくもない丁度いいお湯なんだけどなぁ。 露天風呂がないのが惜しい。いや、こんな暑い日は、露天風呂でも気持ちよくないか。 さっさと上がって、一人で脱衣室の扇風機にあたって、スポーツ飲料をガバガバ飲んだ。 筋肉がほぐれたかどうかは分からないが、汗が流せて気持ちよかった。 だが、この程度の設備で650円というのは、日帰り温泉慣れした最近のお客にとってみたら、ちょっとお高い気がする。せいぜい500円の設備である。豊富なお湯であればなおのこと高い。露天風呂も無いしねぇ。あと150円勉強ならないものか。 |
リンク | |
交通 | 最寄ICは、関越自動車道六日町ICなのだが、我々は国道17号線側から行ったので少し遠回りになる説明になってしまうが許して欲しい。ICを出ると国道253号線である。案内に従って国道17号線に出てほしい。ここを右折。弧線橋でJRを渡って、ほどなく右側にNTTの大きな鉄塔が見える。その手前の交差点を右折。すぐにJRを踏み切りで渡る。少し走ると左側に六日町高校がある。高校を通り過ぎて、またやや走ると、右側にホテル木の芽坂の看板が見え矢印が左折するようになっている。この矢印どおりに曲がる。ホテル木の芽坂の案内は時々電柱にもあるので、気にしているとよい。 左折してそれほど走らずに右がわに龍氣と書かれた建物が見える。ホテル木の芽坂より手前である。 |
7月10日(日) 休息の日(胎内グランドホテル) 土曜日に登山をした。 滝好きの我々はどんなに山がそこにあっても、滝だけが目的であって登頂はしたことがなかった。が、色々理由もあって、つい無理な登山をしてしまった。 おかげで全身ボロボロになり、筋肉はガタガタになってしまった。 土曜日の帰りにもおなじみの三条市(旧下田村)の「いい湯らてぃ」に寄って筋肉をほぐしたのだが、朝起きたらまだガチガチ。今日も温泉に行こうということになった。 肉体疲労と筋肉痛に効く温泉がいいということで探したのが胎内パークホテルである。胎内には以前胎内グランドホテルに行ったことがあるので、それより少し上流のパークホテルに行くことにした。 しかし、少々甘かった。 まず、起きるのがめちゃくちゃ遅かった。肉体疲労のせいで泥のように眠ったわけだ。1時半に家を出て、胎内に着いたのは、すでに3時過ぎ。パークホテルは土日は午後3時までしか入浴できない。 仕方がないのでグランドホテルのほうに変更した。(胎内グランドホテルのレポートはここへ) かなり気落ちしたが、グランドホテルのほうは300円である。金額的にはお財布にやさしい。 設備こそ物足りないが、お湯はいいので、筋肉はほぐれた。 ついでに奥胎内のほうまで足をのばして、県道53号の一番奥にある胎内ヒュッテまで行ってみた。知らなかったのだが、胎内ヒュッテは今年の6月に前面リニューアルして、入浴も600円でできるらしい。温泉とはパンフレットには書いていなかったが、飯豊の山々を登山したおりにはいい入浴場所になるだろう。さらに、奥胎内は滝らしい気配のある土地だった。今は緑深くてちょっとよくわからなかったので、木々の葉っぱが少なくなった頃にもう一度行ってみたいと思う。 |
7月17日(日) はたの温泉『松泉閣』 念願だった佐渡についに上陸した。県内の温泉を紹介しているのに、佐渡の温泉には一箇所も行っていないのがずっと気になっていたのである。せっかく行ったから2箇所くらいは入ってやろうと思っていたのだが、今回は日帰りだったために、一箇所が限度だった。なぜはたの温泉を選んだかというと、ちょうど帰りの道すがらにあったというだけの理由である。 そのわりに綺麗な温泉でしかも1階と2階にそれぞれお風呂があるという、なんとなくお得感のある温泉だった。 |
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はたの温泉『松泉閣』データ 畑野町大字栗野江1810−4 0259−66−4125 10時〜21時 | |
料金 | 大人500円、小学生250円、小学生以下無料 |
泉質 | アルカリ性単純温泉 (無色透明、源泉部分はちょっと黄色っぽかったか?) |
風呂の種類 | 1階紅梅の湯、白梅の湯(大浴槽、泡風呂、うたせ湯)2階エデンの湯、ロマンの湯(大浴槽、サウナ) |
備品 | リンスインシャンプー、ボディソープ、ドライヤー、(タオル、ブラシは持参。) |
洗い場 | 白梅の湯:カラン9(うち5つは仕切りがある)、立って使うシャワー2。ロマンの湯:カラン7 特筆すべきは椅子の大きさ。とにかくデカくて高い。どうしてこんなに大きな椅子が必要なのかよくわからないが、シャンプーなどのある位置も高くて、いちいちその大きな椅子から立ち上がらなければ使えなかった。 |
脱衣室 | 白梅の湯:上下二段のスチールロッカーが54。鍵付き。ロマンの湯:細いが背の高いロッカーが36。 どちらの脱衣室にも奥に休憩室がある。ロマンの湯の方にはマッサージ機が1台あった。 |
パウダールーム | 白梅の湯:脱衣室と同じ場所だが脱衣の邪魔にならないところに洗面台が4。ドライヤーが3。 ロマンの湯:同じく、洗面台が5、ドライヤー4。 |
んがお印象 | とにかく暑い日で、滝めぐりをしているうちに汗まみれになった。頭の先からつま先までびっしょりになってしまったのも最近では珍しい。 どうしても汗を流したかった。 そういう意味ではスポーツランドの隣にあるこの施設はうってつけだったようだ。 まず目に入った1階のお風呂に行ったのだが、余裕のあるカランの位置、水量が爆発的に多い(笑)シャワーなど、汗を流すのに本当に気持ちがよかった。 ついでにガラガラすいていて、こちらも気持ちよかった。 私の入った白梅の湯のほうにはうたせ湯があったのだが、スイッチを押して出るお湯が多く、またかなりの長時間出ている。嬉しい(笑) 大浴槽のほうに普通ならあるぶくぶく気泡がなかったので不思議だったのだが、2階のロマンの湯のほうにあった。こちらは筋肉をほぐすのがコンセプトなのか、ジェットもあり、寝ながらあちこちから気泡が出てくるジェットバスというのもあった。 偶然1階のお風呂に入る前に2階の「本日のお風呂は女性がロマンの湯、男性がエデンの湯」という貼り紙を見て、自分が入るお風呂が白梅の湯で名まえが違うじゃないか、という所から2階にもお風呂があるんだ、と気がついた。 貼り紙を見ていなかったら、きっと1階のお風呂だけしか入らなかったと思う。1階と2階にお風呂があるんだというはっきりした案内があってもいいと思った。 受付のおばさんがスタンプカードをくれようとしたので断ったら、すぐに島内の人じゃないんですね、と気がついてくれたから、きっと観光客の利用もあるのだと思う。 案内はしつこいくらい親切にこしたことはない。 それにしても、パンフレットで、ナトリウム・塩化物温泉と書かれていた泉質が修正されてアルカリ性単純温泉に直されたのはどういうことだろう。途中で泉質が変わったとか? |
リンク | |
交通 | 両津港を起点に。港を出て左折。少し走ると県道65号と45号の分かれ道に出る。ここは県道65号に入る。道の駅「芸能と朱鷺の里」のほうである。そのまま加茂湖を右手に見ながら走り、道の駅を通り過ぎ、県道65号を外れないように進んで行く。旧畑野町に入ってすぐに、スポーツランドとか夕映えの里とかコミュニティーセンターとかが集まっている場所の看板が出て来る。左折して真正面に見える建物が「松泉閣」である。 |
7月18日(祝) 水汲みの日(かのせ温泉赤湯) 昨日佐渡で温泉に入ってきたのに、また行ってしまいました〜。さんざんお金を使ったあとなので、今日はリーズナブルに大人200円で入浴できる赤湯だ。いつ行ってもここのお湯はいい。 熱いので有名な赤湯のお湯、今日はぬるいほうのお湯でもめちゃくちゃ熱かったので、熱いほうには触れもしなかった。 さて、この赤湯に行くまでの間に、阿賀野川沿いの県道174号に「ダチョウ牧場」なるものがあるのだと、今年の初めに気がついた。その時はまだ寒くて、ダチョウはチラっとしか見れなかったが、今日はどっさりいましたとさ。 このダチョウは、食用ですぅ。 ついでに、ダチョウ牧場のすぐそばで猿まで見てしまった。ここってば、そんなに山の中だったのか。鹿瀬駅から1キロと離れていない場所である。この猿のほかに小猿を背負った母猿もいて、群れがそばにいるようだった。 ちなみに暑くなると湧き水はいきなり人気が増す。 今日汲む予定だった桂清水にはポリタンク持参の人々がどっさりいて、あえなく撤退。その先にある横岩の清水に回ったら、こんなにマイナーな清水でも自動車が2台も止まっていた。 しかし、ほとんど待たずに汲むことができました。 ダチョウ牧場。別に何があるわけでもなく、フェンスの中のダチョウが見られるだけだが、ダチョウがかわいい。無料。 ダチョウ、すごくデカイです。 左はそのすぐ近くで遭遇した猿。 |
7月24日(日) 『ゆくら妻有』 梅雨も明けて、晴天の予報が出ていた日曜日、もちろん滝を探しに出かけた。関東にお住まいの滝好きの方からの情報で津南の滝を探しに行ったのだが、帰り道の温泉に迷った。津南には温泉がたくさんある。まだ行っていない日帰り温泉施設が山ほどあるのである。 しかし、「ゆくら妻有」を選んだ。 と、いうのも、この施設は昨年に火事で全焼してしまって、その後どうなったかと心配していたのだ。 新しい建物になって再開したという情報を得たので、ぜひにとも行ってみようということになった。 |
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『ゆくら妻有』データ 十日町市芋川乙3267 025−763−2944 10時〜21時 | |
料金 | 大人500円、小学生以下300円、3歳未満無料 |
泉質 | ナトリウム・塩化物泉 (やや黄色味がかったけっこうしょっぱいサラリとしたお湯) |
風呂の種類 | 大浴槽、露天風呂。 |
備品 | リンスインシャンプー、ボディソープ、ドライヤー、試供品のひのき炭せっけん(タオル、ブラシは持参。) |
洗い場 | カランは15ほど。きちんと数えませんでした、スミマセン。数は多い。シャワーの出も○。 |
脱衣室 | 棚にかごが入る形のものが33。鍵のかかるロッカーはあとで100円がもどってくる形のものが10。かごの数からするとやや狭い感じもした。 |
パウダールーム | 脱衣室と同じ場所に4つずつの洗面台と鏡。ドライヤーも4つ。ドライヤーは非力。 |
んがお印象 | 一見すると、以前の木造の建物とそれほど大きさなども変わっていないように見えた。だが、バリアフリーを意識しているらしい作りは、清潔でこざっぱりしていた。 日帰り温泉施設というのは、どうしても作りが似たりよったりになってしまって、いくつも入ると印象がごちゃまぜになって思い出せなくなるものも多いのだが、消失した以前の「ゆくら妻有」はなぜか印象が深く、なんか田舎くさい暗い、打たせ湯が熱い、いけすみたいな露天・・・と次々と思い出された。(以前のレポはこちら) そんな印象を持って入ったものだから、浴室は驚きだった。なんともまあ、明るい。 スパーンと広い浴槽があり、規模のわりに数の多いカラン。露天風呂も岩風呂風になっていて、かなり広くなった。 掛け流しとそこらじゅうに書いてあるのだが、この日は気温が高く、お湯の温度も高かったらしい。湯口からのお湯に触ってみたら、水の部分と熱い温泉の部分があった。この水の部分の成分は不明だが、水道水とすると、100パーセント掛け流しではなくなる。 露天風呂も同じ感じで温泉と水が一緒に出ていたが、水の蛇口をみつけたので閉めてしまった。 あとから親子連れが入って来て、「さっきよりぬるくなったねえ」「さっきは47度ってあったもんね」などと言って入っていた。47度では煮えてしまう。高めに表示される温度計だと説明書きされていたが、それを見てドバドバ水を出す人もいるのだから適度な表示にすべきである。 もっとも、水を止めたらやっぱり熱かったです。入れなかったら温泉も意味ないもんねぇ(笑) 以前入って気になった大きな黒い湯の花、今回は無かった。あれ、何だったんだろう。謎だ。 |
リンク | ゆくら妻有 |
交通 | 最寄ICは、関越自動車道塩沢石内IC。まず国道17号に出て、石内駅前を通り過ぎ、国道353号線に入る。十二峠トンネル、清津峡トンネルなどを通って、左折すると田代の七つ釜という名勝があると案内がある道へと左折。倉俣大橋を渡り、左折するとすぐにある建物がゆくら妻有である。 |
7月30日(土) 三国街道二居宿『宿場の湯』 群馬県で滝好きが集まるオフがあったので、帰りは高速道路を利用せずに帰りましょう、県境あたりにある日帰り温泉に入りましょう、ということになった。が、運がいいのか悪いのか、この日、ちょうどFUJI ROCKが開催されていて、苗場のあたりは若者で充満していた。いつもであれば、夏場の苗場なんてシーンとしているっていうのに。 で、一番県境にある「峠の湯」はパス。次に出てくる「宿場の湯」を本日の温泉に決めた。 |
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三国街道二居宿『宿場の湯』データ 南魚沼郡湯沢町大字三国537 0257−89−5855 7時〜21時 | |
料金 | 大人600円、子供280円 |
泉質 | アルカリ性単純温泉 (無色透明無味のさらりとしたお湯) |
風呂の種類 | 大浴槽、ジャグジー |
備品 | リンスインシャンプー、ボディソープ、ドライヤー、(タオル、ブラシは持参。) |
洗い場 | カランは12つ。シャワーの出は○。 |
脱衣室 | 棚にかごだけのものが60。貴重品は有料(100円)の貴重品入れに。わりと広くて綺麗な感じ。 |
パウダールーム | 脱衣室と同じ場所だが脱衣に邪魔にならない浴室への入り口の前に鏡と洗面台が6つ、ドライヤー5つ。 |
んがお印象 | 実は、湯沢周辺の温泉施設はほとんど見訪である。というのも、冬場はスキーヤーで混雑しているし、夏場は東京料金の温泉は今ひとつ魅力を感じない。 何かついででもないと行かないのが、大温泉地である湯沢の日帰り温泉なのだった。 で、今回そのついでがあったので、立ち寄った「宿場の湯」。うーん、やっぱりなんというか、スキーヤー目当てなんだろうなぁという作りの温泉だった。 小奇麗にできていて、丸い小石の床などは気持ちがよかったりするのだが、なんとなくぬくもりがない。 ちょうどこの日FUJI ROCKがありふだん数は少なかったが何人かの若者たちが入っていて、その若者の利用の仕方がどーも地元のオバサン(←私です)に気に入らない。 自分たちの持ち物を洗面台のあたりに散乱させて、飲み物の瓶もあちこちに置きっぱなしにして、掛け湯もシャワーもなしにいきなり湯船に入る。おいおい、こらこら。親はなにも教えてないのか、と、いきなりものすごくばあさんになった気分になってしまった。 しかも、施設側も配慮がないのか、午後に入浴したのに、脱衣室のトイレがまったく片付いていずに、汚物いれがあふれかえっていた。 綺麗になりたくて入浴しに来るのに、いきなり汚いもの見たくないじゃないですか。 せめて、利用が多いと思われた時には、こまめにチェックしてほしいものだ。 おそらくスキーシーズンもこんな感じであれた利用のされかた、管理のされかたがされているんじゃないか、と想像させられる施設だった。 ちなみに、露天風呂かと思わせる外の池の入り口に外にあるのは池であって風呂ではないと貼り紙がされているが、だったらいけないようにしとけー、というのが本音。誘導するがごとくドアが開いていたりするのである。 露天もなくて夏なのに脱衣室に冷房もなくて(山なので涼しいのだが)貴重品入れも有料で600円はめちゃくちゃ高い気もするし。 全体にとても綺麗に作られているのに、とてもずさんな利用のされかた、管理のされかたをしている施設という印象が強かった。もったいない。 |
リンク | |
交通 | 最寄ICは、関越自動車道湯沢IC。インターを下りて、国道17号を群馬県方面に向かって進む。途中、神立の湯、街道の湯、貝掛温泉の入り口などを通って、二居トンネルをくぐり、二居橋を渡ってすぐに左がわに建物がある。 |
7月31日(日) ロイヤル胎内パークホテル、胎内パークホテル 予報ではこの日曜日は雨だった。 昨日行った滝オフのレポートでも仕上げるつもりでいたのだが、目が覚めるとよく晴れていた。晴れていたら家にはいられない性格の夫婦なので、つい出かけてしまった。今日の目標は蝶。蝶のいそうな場所で、温泉も入れて、と探してみて、7月10日に入るつもりでタイムアウトだった胎内パークホテルのそばにフラワーパークというものがあるのに気がついた。 そんなこんなで本日の予定が決まってしまった。 お風呂に行く前に関川村の大石ダムに行って、すっかり荒れてしまっている東俣植物公園に行ったが蝶はほとんど見なかった。唯一、吸水しているカラスアゲハを見たのが収穫。あと、猿好きはまた猿が見れてちょっと嬉しかった。 カラスアゲハ。大石ダムの先の林道で吸水中。 猿。たくさんいたが後ろ姿しか撮れなかった。県道272号を横断中。 |
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ロイヤル胎内パークホテルデータ 北蒲原郡黒川村大字夏井1191-1 0254-48-2211 11時〜20時 胎内パークホテルデータ 北蒲原郡黒川村大字夏井1191-1 0254-48-3321 10時〜20時半(土日祝は14時) |
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料金 | 大人500円 子供250円 |
泉質 | ナトリウム−炭酸水素塩・硫酸塩温泉 (ほんのわずかに黄色みがかったとろみのあるお湯) |
風呂の種類 | ロイヤル胎内パークホテル:大浴槽、露天風呂、展望露天風呂、サウナ、水風呂 胎内パークホテル:大浴槽、小さなサウナ、露天風呂(温泉ではないとの貼り紙あり) |
備品 | ロイヤル胎内パークホテル:リンスインシャンプー、ボディソープ、ドライヤー、洗顔フォーム、化粧水、乳液、ブラシ、綿棒(タオルは持参) 胎内パークホテル:リンスインシャンプー、ボディソープ、ドライヤー、(タオル、ブラシは持参。) |
洗い場 | ロイヤル胎内パークホテル:カランは16。数が多いのでカラン待ちの心配はない。 胎内パークホテル:9(だったと思う)立って使うシャワー2。 |
脱衣室 | ロイヤル胎内パークホテル:棚にかごのみのものが48。貴重品入れは100円が戻るタイプが24。 胎内パークホテル:棚にかごのみのものが24。貴重品入れは有料(100円)が10くらい。 |
パウダールーム | ロイヤル胎内パークホテル:脱衣室と仕切られてはいないが、脱衣の邪魔にはまったくならない場所に鏡と洗面台が6。ドライヤー3。有料のマイナスイオンドライヤー1。さすがにホテルで洗顔料と化粧水、乳液があるのには感動した。 胎内パークホテル:脱衣室と同じ場所に鏡と洗面台が2。ドライヤー2。少々薄暗い。 |
んがお印象 | ロイヤル胎内パークホテルはとにかく大きい。ものすごく新潟の山の中に不釣合いなお城みたいな外観をもった建物である。日帰り入浴を受け入れているという情報がなければ、ちょっと近づこうとは思わないくらいの豪華な建物なのだ。 が、駐車場からは次から次へと日帰り入浴らしい客が入って行き、実に気軽に利用できる。 ロイヤル胎内パークホテルの浴室は2階にある。フロントでお風呂というと、すみやかに入浴券を出してくれる。それを持ってエレベーターで2階に。浴室に向かう廊下に入浴券を入れるかごがあるのでここに入れる。(胎内パークホテルのほうに入るつもりなら、いれずに持っていたほうがよい。) お風呂は広く、入るとあらまあと感激するくらいに肌にぬるっとくるお湯である。お肌つるつるといった感じだ。大きな浴槽とガラスで隔てられて、すぐに露天風呂が見える。露天風呂の向こうは広々とした芝生で、景色は見えない。 その露天風呂に入っていると、初対面らしいおばあちゃん2人がおしゃべりしだした。 私が男風呂との境の目隠しだと思っていたよしずの向こうが通路になっていて、芝生の向こうにみえる高台にヒノキのお風呂があるのだと説明していた。 おお、あんな所にお風呂があるのか。まったく案内が無いじゃないか。知らないと見落とす。 さらに、古いほうのお風呂は入りましたか?とおしゃべりしている。 え、古い風呂?あっちのお風呂は狭いですね、などと話しているではないか。受付の人に聞いたら一方にお金を払ったら両方入れると言われたのだと聞こえた。 そんなシステムになっていたのか。知らなかった。こりゃあ、行かないわけにはいかない。 まず展望風呂のほうに行ってみた。少し長い廊下のようになっている通路を歩き、1メートルほど高いステージのようになっている場所に出る。そこにヒノキらしい木の浴槽があって、外がスコーンと見えた。ようするに、内風呂のすぐそばの露天風呂の目隠しであるフェンスの高さにステージを組んでそこに風呂をつけたようなものである。 胎内川の大噴水が良く見えるうえに、向かいのグラウンドも良く見える。野球しているのまで見える。と、いうことは、立ったらあちらからもきちんと見えるわけで、浴槽に身を沈めて外を見るのが一番のようだ。 ダンナとの待ち合わせの時間には少し間があったので、慌てて着替えて脱衣室を出ると、ダンナはもう出て待っていた。 ちょうどいい、では一緒に古いほうのお風呂に行こう。 その前に男女のお風呂の間にある飲泉所の温泉を飲んでみる。ほとんど味らしい味のしないお湯だ。てっきり冷水かと思っていたら温泉が飲めるようになっていたのだ。けっこう洒落ている。 さて、またエレベーターでフロントまで行って、案内図で古いお風呂、つまり「胎内パークホテル」へ行く通路をみつけて進んだ。 お寿司屋と食堂の前を通った通路で、露天風呂と書かれたドアをあけてしばらく通路を進むと露天風呂の入り口があった。が、入り口には貼り紙、「露天風呂は温泉ではありません」 そうか、温泉ではないのか。隙間から岩風呂らしい露天の雰囲気だけ見て、その通路の先に進んだ。 これがけっこう長い通路だった。「ロイヤル胎内パークホテル」と「胎内パークホテル」を結んでいる通路なので、屋外である。そこに簡単な外との仕切りと床はすのこを敷いただけのものである。 どこまで続くんだ、と思った末に「胎内パークホテル」の入り口に出た。廊下からすぐに右に曲がると浴室があった。ちょうど掃除のおばちゃんがいて、入浴券を入れてくださいね、と言う。すかさず、ロイヤル胎内ホテルの浴室を出る時に入浴券入れから持ってきた1枚を見せて、ハイと答えた。 500円でどちらも入れるというが、入浴券が無いというよりはスムーズだろう。 こちらのお風呂はかなり古い感じがした。脱衣室には冷房がなく、扇風機が回っている。窓もなく薄暗い脱衣室だ。家庭用のサウナ機みたいなのがデンとあって、なおさら狭く感じさせる。 お風呂は思ったよりも広かった。もちろんロイヤルと比べてはいけない。が、広くとられた窓から木立の庭が見えてとても涼しい感じがした。 地下にプールなどもあり、子供がどっさり入ってプールなみに騒いでいるロイヤルのお風呂に閉口していたので、こちらの静かなお風呂ではのんびりできた。泉質は同じようだが、なんとなくこちらのお風呂のほうがぬめりが強い気がした。 ただ、洗面台には洗顔料も化粧水もブラシも無い。 ついでに、貴重品いれの鍵つきロッカーがロイヤルではお金が戻るタイプだったのでそうだと思い込んで使ったら、戻って来ませんでした。ものすごくソンした気分になってしまった。 女性としては、順番は「胎内パークホテル」でのんびり入浴した後、「ロイヤル胎内パークホテル」でみっちり洗顔などをして、髪を整え、汗をひかせたほうがいいだろう。 私は逆をやってしまったので、結局汗まみれになってしまった。 ホテルを出たあとは、隣にある「胎内昆虫の家」に行って、美しい蝶だの気色悪いタランチュラだのを見てリゾート気分になって家に帰った。ちなみに、フラワーパークには蝶はいそうもないので、寄りませんでしたとさ。 |
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交通 | 最寄ICは、日本海東北自動車道中条IC。インターを下りて国道7号に出る。村上方面に進み、黒川村に入る少し手前に道の駅「胎内」の表示が出てくる。この道からでもいけるが、もう少し先の県道402号から行ったほうがわかりやすい。ここにも道の駅の案内が出ている。胎内川を右にみながら進み、国道290号と交差しても直進し、どんどん進むとフラワーパークや昆虫の家が出てくる。もう少し進めばイヤでも目に入る大きな建物、それがロイヤル胎内パークホテルである。入浴はこちらの立派なフロントで入浴券を買う。 |