1月1日 柏崎潮風温泉 ・ 1月5日 加茂美人の湯 ・ 1月11日 そば処ゆ処『磐舟』
1月12日 富士見温泉(群馬県) ・ 1月19日 御神楽温泉 ・ 1月25日 御神楽温泉

1月1日 柏崎潮風温泉『ソルト・スパ潮風』
毎年1月1日には日帰り温泉に行くことにしている。しかし、この日に営業している施設は意外に少ない。なにせ公共の施設である場合が多いのでお正月は営業することさえ考えられないのだろう。去年は糸魚川市の宿泊施設付きの所に行ったが、例年はこの『ソルト・スパ潮風』が温泉始めと決めている。なぜなら、くじ引きがあるから(笑)当たるとお酒なんかがもらえたりする。はずれてもアイスクリームなどちょっぴりオトクな気分にさせてくれる。このくじ引きは1月3日までやっているそうなので、お正月には利用してみてはいかがか。
柏崎潮風温泉温泉 『ソルト・スパ潮風』データ  柏崎市北園町21−17  0257−21−6661  10時から22時
料金 大人940円子供470円
泉質 ナトリウム塩化物泉(無色透明無臭のさらりとしたお湯)
風呂の種類 潮の湯:全身浴、半身浴、圧注浴、気泡、箱むし、冷水浴、塩サウナ、かぶり湯、露天風呂、打たせ湯
風の湯:全身浴、半身浴、圧注浴、かぶり湯、露天風呂、寝湯、全身シャワー、ミストサウナ
男女日変わり
備品 リンスインシャンプー、ボディソープ、試供品の泥炭セッケン、試供品の炭シャンプー、ブラシ・ドライヤー、タオル、バスタオル、浴衣
洗い場 カランは14。しかし1つはあかすりのスペースに取られてしまって使えないと言ってよい。
脱衣室 下駄箱の鍵と交換でロッカーの鍵をもらうシステム。上下二段の細長いロッカーが200ほどある。混雑していなければ十分な広さなのだが、収容人数の割りには狭い。常に脱衣がほかの人と重なり、不自由な思いをする覚悟が必要。
パウダールーム 独立したパウダールームがある。鏡と洗面台が6つ。無料のドライヤーが4つ。6分100円のマイナスイオンドライヤーが2つ。消毒済みのブラシもある。そこそこ広いのだが、やはり規模の割合としては狭い。
んがお印象 なんやかや言ってこの施設にはかなりの回数来ているはずである。だというのに一度もレポートしていないのは、レポートをはじめてからは1度も来ていないということだ。かなりのごぶさたである。
久々に来てみたら、洗い場の一部があかすりコーナーになっていた。
ここのお風呂がいいのは、海に面しているため、夕日が拝めること。この日は夕方から雲が出て来たので夕日はのぞめなかったが、それが目当てで入りに来る人も多いだろう。
お湯は海水かというしょっぱいお湯だがベタベタはしない。とてもよく温まるお湯である。ダンナが入った潮の湯にある塩サウナは塩の山のあるサウナだとかで、そこはかとなく空気がしょっぱいそうである。
広めの露天風呂があるのだが、ビルの屋上に大きな浴槽をデンとおいて岩で固めたという印象の露天風呂である。が、直接潮風が吹いて来て心地いい。しかし、運が悪いと階下の食堂の揚げ物の香り漂う風になってしまうのが難点といえば難点。露天風呂に入るには階段を数段上らなくてはならないのが少しお年寄りなどにはキツイかもしれない。
ちなみにお目当てのくじ引きは末等でしたとさ。アイスクリームも賞品だったとあとで知って悔しい思いをした。来年はアイスにしよう。
リンク ソルト・スパ潮風
交通 ほとんど国道352号線沿いにある。柏崎市内が少々ややこしいので、新潟から国道116号線を利用して柏崎に近づき、刈羽という交差点で右折すると柏崎刈羽原発の真ん前の国道352号に出る。ここから柏崎方面に向かって左折。あとは海沿いにどんどん進み、中央海水浴場を過ぎて潮風公園の辺りになったら左折するとソルト・スパだという看板が出ているはずである。左手に柏崎アクアパークが見えたら行き過ぎである。

1月5日 加茂市市民福祉交流センター『加茂 美人の湯』
前日の夜からドサドサと雪が降った。平野部でも一晩で30センチも積もってしまった。とんでもないことである。どこに出掛けるわけにもいかず、さりとてぼーっとするのもイヤなので、とりあえず近場にできた加茂市の温泉に行くことにした。
加茂市市民福祉交流センター『加茂 美人の湯』データ  加茂市大字宮寄上13−1  0256−41−4122  9時半から21時半
料金 大人700円 子供300円 (午後6時以降 大人500円 子供200円)
泉質 含硫黄−ナトリウム−塩化物強塩泉(ごくうすい褐色透明わずかに塩素臭のさらりとしたお湯)
風呂の種類 大浴場、泡風呂、ジャグジー、渦流風呂、サウナ、水風呂、打たせ湯
備品 リンスインシャンプー、ボディソープ、ブラシ、ドライヤー、タオル、バスタオル、(館内着は100円)
洗い場 カランは仕切りのあるものが10、ないものが12。高さをかえられるシャワーが目新しい。一度押すと一定量で止まってしまうタイプのカランではなく、そのままお湯がで続けてくれるものなので嬉しい。が、場所によってはものすごくお湯の出が悪くて、イライラする。
脱衣室 250以上ある上下2段の細長いロッカー。ただし、カギは受付で受け取るのではなく、どこでも自分の好きなロッカーをその場でみつくろって使う。それにつけても、ロッカーとロッカーの間のスペースが狭い。どう考えてもロッカーの数だけ人が脱衣する作りになっていない。ロッカーの扉をあけると人が通れなくなってしまうほど狭いというのは、考えものである。
パウダールーム 独立はしていないが、十分な広さのあるスペースがある。一面の広い鏡に洗面台8つ。ドライヤーも8つ。ブラシは殺菌器に入っているのではなく、ワゴンにごそっと入っているので、ちょっと見つけづらい。しかし、ドライヤーが強力なのは丸。
んがお印象 実は、この温泉の先にある粟ヶ岳県民休養地からまだ行っていない滝に行けるので、その滝を見に行った時にここには来る予定だった。が、すでに日帰り温泉によく行っていると認識されているダンナがごく近い市にできた温泉に行っていないわけにはいかない状況になっている。雪がひどいし、遠くに行くつもりにもならないから、ちょうどいい、行くか、と行ってみたら、やっぱり粟ヶ岳のそばだった。平地よりもかなり雪が多い。雪で道路の案内表示も真っ白になっていて、手元の地図しか頼りになるものはない。果たしてこの道でいいのか、と思いながら行ったが、なんとか行き着くことができた。
思ったよりも建物は大きい。施設としては県内でもかなり大きい部類に入ると思う。休憩場所なども豊富だし、マッサージ機などは革張りの高級品が10分百円である。
さて、お風呂。これもカランの数が多くて待つ必要がない。大浴場も広々。ただ、楽しみなジャグジーがものすごく小さな丸い湯船なのだ。大人4人も入ったら肌がくっついてイヤなカンジになるだろう。だから、2人も入っているとつい遠慮してしまう。泡風呂も同じ。泡は大きいお風呂からも出ているからいいとして、ジェットでコリをほぐしたいのに、少しイライラした。どうして大浴槽にジェットつけなかったのかしらん。それから打たせ湯が壁際ではなく、天井からジョロジョロと湯船に落ちているのにもびっくりした。あれでは回りに飛び散る飛沫を気にして十分に打たせられない。しかも、私が行った日には、お湯がチョロチョロとしか出ていなくて、ちっとも気持ちよくなかった。
露天風呂は広々としていてよかった。しかも内風呂よりかなり熱めに設定してあって、実によろしい。なぜならこの日はものすごい吹雪。寒くて寒くて仕方ないけど、この熱さなら大丈夫。ただ、多分露天風呂の前にはきれいなお庭が広がっているだろうのに、真っ白でさっぱりわからなかった。ついでに、露天風呂からの展望は粟ヶ岳が望めてすばらしいらしいが、どよんとした雲だけでした。惜しい。
ちなみに、私の入ったほうには渦流風呂がなかったので、ダンナにどんなのか聞いてみたら、ジェットの向きが斜めになっていて、お湯に流れができるようになっている丸いお風呂らしいです。それはそれで楽しそう。
リンク 加茂市
交通 粟ヶ岳県民休養地を目指せば、手前にある。
国道403号線を利用して加茂市内に入る。幸町1の交差点で県道9号線に。そのまま加茂川沿いに粟ヶ岳県民休養地を目指す。途中、国道290号線と合流するが、そこでは下田方面に向かう。とにかく加茂川から離れなければよい。次に国道290号線は右に曲がって下田に行くと表示されるが、そこではまっすぐ。加茂川から離れない。右手に七谷中学校など見ながらすすむと左側に立派な建物が見えて来る。そこが『美人の湯』


1月11日 ゆ処 そば処 『磐舟(ばんしゅう)』
実はこの日はどこかの滝に滝初めに行くつもりだった。が、遠いだの雪の中であるだの、滝を見に行くことは断念せざるを得ない状況の1月である。そこで、では、新しいデジカメの試し撮りは何にしようと考えて選んだのが笹川流れ。美しい水の海と奇岩で有名な県北の海岸である。どちらかといえば、そばを食べに『磐舟』に行こうというのが先だったが、ついでに笹川ながれにも行ってしまえ、ということになった。この日の2日前に『どっちの料理ショー』でちょうど村上の塩びきシャケが出たし、この3連休は県北へのドライブに決定した。
    
  笹川流れの風景。左の写真、水平線に粟島がうっすらとのぞいている。右は日没にはかなり間があったのだが、夕焼けのように撮れた。
    
  水平線の真ん中にポツンと見えるのは舟。右の写真の鳥はなんという鳥なんだろう。かなり大きな鳥。海鵜かしらん。
ゆ処 そば処 『磐舟(ばんしゅう)』データ  村上市瀬波温泉3−2−30  0254−50−7488  11時から21時
料金 大人700円 子供400円 (午後6時以降 大人500円 子供200円)
泉質 含硫黄−ナトリウム−塩化物泉(無色透明わずかに硫黄臭のさらりとしたお湯、湯の花多い)
風呂の種類 大浴槽、露天風呂
備品 リンスインシャンプー、ボディソープ、ドライヤー、(タオル、ブラシは持参)
洗い場 カランは内湯に4つ、露天風呂に1つ。ゆったりめに間隔があるが、施設の大きさからすると少なめ。
子供連れの一家などと重なっただけで困ることになりそうだ。
脱衣室 カゴが15ほど並びそうな2段の棚があるだけ。貴重品は20以上ある小さな暗証番号をダイヤルするタイプ無料のの貴重品入れにいれる。貴重品入れも脱衣室の中にある。
パウダールーム 脱衣室と一緒だが、広くとった鏡に洗面台が3つ。ドライヤーも3つ。こちらもかなりゆったりとしている。ただし、脱衣室全体のスペースが狭いので、混雑するとたいへんかも。
んがお印象 そば処と温泉が一緒になっている、ということで、実はそばを食べないと入れないのだと思っていた。で、少し敬遠していた。が、まあ新年だし、そばでも食べに行ってみよう、ということになって行ってきました。ところが、べつにそばは必ず食べなくてもいいシステムだった。単純にお風呂に入るだけでも充分にOKなのだ。構えて行って、ちょっとソンした。ちょうど向かいにあるホテルの姉妹施設、ということもあって、なかなかロビーは立派である。入って右手に喫茶ルームがある。この日は入浴した人にはソフトクリーム50円引き券がついたのでついでに湯上がりのデザートにした。入って左手の階段を延々と上がると、途中にそば処があり、さらに延々と上がるとお風呂がある。ここまで上がったおかげで、道路の反対側だから海の景観は望めないなぁと思っていたが、目の前とはいかないまでも眼下に海が広がるのを見ることができた。
思っていたよりも、ものすごく単純なお風呂だった。内湯には気泡もジェットもなく、ただ滔々と湯口からお湯が流れ出るのみ。しかし、そのお湯がたっぷり湯の花を含んだ、100パーセント源泉のお湯なのだ。知らない人が入ったら、何この温泉、きたなーい、と言い出しそうなほど湯の花がどろどろとお湯の中を漂っている。湯口を布でふさいで出る量をおさえてはいるようだが、それじゃおさえきれないらしい。
お湯自体はきれいで匂いもキツイ硫黄臭ではなくほのかに香る程度。
もちろん真冬で寒かったが露天風呂に出てみた。こちらはなんとほとんど柵がない。つまり、お湯につかりながら何の目隠しもなく海がスコーンと見えるわけである。返して言えば、外から丸見えのようだが、高い所にあるのでとりあえず道路や施設のまわりからは見えない。問題は向かいのホテルの上の階。3階から上からは、廊下の隅あたりから見えるだろうなぁ、というカンジ。なぜならこちらからホテルの窓と明りがちゃんと見えたから。
しかし、不用意に仁王立ちするようなことをせず、湯船に浸かっている分には見えやしないだろう。それよりも季節によっては水平線に沈む太陽がお湯に浸かりながら見ることができることの方が重要である。
惜しいのは、ちょうど水平線と電線が重なること。どうして目の前に電線があるかなぁ。まさかどけるわけにいかなかったんだろうけど。
お風呂から出て、併設のそば処に行っててんぷらとイクラご飯のついたセットを食した。湯上がりに冷たいそばが気持ち良かった。

  @  A

  B  C

  D  E
  @『盤舟』の並びにあった旅館の門の軒下につるさげられた塩引き。 A塩引きのアップ。凶悪な顔(笑) B『盤舟』の玄関にも塩引きが下がっている。 C露天風呂からの海。だれも入浴していなかったので、慌ててカメラをとりに行き撮影。水平線が水平でないのは、笑って許して。 D『盤舟』のそば処での夕食。そばとイクラご飯、てんぷら、香の物、デザート(この日はオリジナル柿ようかん)がついて1500円。 E1階で食べられるソフトクリーム。300円のところ、入浴者には50円の割り引き。安田の生乳使用でものすごく濃い。
リンク そば処 ゆ処 『磐舟』
交通 瀬波温泉を目指せばよい。新潟市からであれば、とにかく日本海沿いに国道113号、国道345号を利用して行けばいいドライブになる。瀬波温泉についたなら、大観荘をめざそう。こちらも大きなホテルなのですぐにわかる。その真ん前にあるのが『磐舟』。20台以上とめられる駐車場もある。


1月12日 富士見温泉 見晴らしの湯 『ふれあい館』
3連休の中日、ただぼうっとしているのも空しいので、いきなり日光に滝を見に行くことにしてしまった。滝のレポートはここへ
その帰り道、とにかくどこか温泉に入って夕ごはんを食べよう、ということになり、行き掛けに見つけてあった日帰り温泉施設らしい所に飛び込んだ。立派な建物で料金が高かったらどうしよう、と思ったが、駐車場にひっきりなしに自動車が入って来る、と、いうことは安いのだ。安心して入って行くと、あんのじょう大人500円。らっきー、格安の温泉が楽しめそうである。
見晴らしの湯 『ふれあい館』データ  群馬県勢多郡富士見村大字石井1569−1  027−230−5555  10時から21時
料金 3時間以内大人500円子供300円  6時間以内大人800円子供500円 終日大人1200円子供800円
泉質 ナトリウム・カルシウム・塩化物泉(無色透明さらりとしたお湯ちょっとしょっぱい)
風呂の種類 大浴槽、ジェット、気泡、、露天風呂、サウナ、水風呂、打たせ湯、全身シャワー
備品 リンスインシャンプー、せっけん、試供品の泥炭せっけん、ドライヤー、(タオル、ブラシは持参)
洗い場 カランは一つ一つ仕切られたものが16。狭いスペースにきゅっとつまって並んでいる。シャワーの威力がすごいのがまる。
脱衣室 規模のわりにどういうわけかロッカーがセコイ。無料の鍵つきのロッカーは70ほどあるのだが、そのうち15ほどは頭より高い位置にあって、子供やお年寄りには手も届かない。あとは有料のロッカーが50ほど。100円入れて、戻って来ない。届かないロッカーをやむなく使用しなければならないので、入り口に積んであるかごを使用。引き出しのように使って、なんとか無料ですませた。上下に4段のロッカーなので、混雑している時には脱衣場所に困る。
パウダールーム 脱衣室と一緒だが、広くとった鏡に洗面台が6つ。ただし、ドライヤーは無料が2つきり。有料のマイナスイオンドライヤーは8分100円。洗面台の数のわりにドライヤーが少ないので、ドライヤー争奪戦になる。
んがお印象 とにかく混雑していた。全く資料がなくて、さて、どういう施設だかわからなかったが、この混雑のしかたからして、地元では人気の施設なのだろう。
それにしても、どういうわけかあとでコインが戻って来るシステムの貴重品ロッカーがいたる所にあるのが妙だった。そんなに置き引きが多いのか、とにかくあちこちにロッカーがある。つい我々も使ったが、無料ロッカーだってちゃんと鍵はかかるようになっていた。
利用者も少々マナーのなっていない人が多いのか、タオルや私物でカランを占領し、並んでいるのに使えない状態になっているカランもあった。これは、完全にルール違反。もしかして、日帰り温泉や銭湯の少ない地域なんだろうか。
お湯はよくあったまるお湯なのだが、やはり混雑していた。どうしてこんなに混雑しているかな。芋洗いである。ちょうどジェットの出ている所にデンとお尻をおいて座っているお年寄りがいる為にジェットを使えなかったりする。これもマナー違反。
大きくとった窓からは見事なまでの夜景が見える。たぶん前橋市の夜景だと思うが、これだけは絶賛できる。ものすごく綺麗です。露天風呂からは、湯船に浸かってしまうと見えなくなるのが惜しい。露天風呂は熱めで、地元のばあちゃんたちが10人ほど談笑しながら入浴。ものすごくその場にいづらかった。
パンフレットには公営の施設とは書いていないが、なんとなく雰囲気が公営っぽい。食堂も利用したのだが、接客業という意識は甚だ低く、サービスしようという気持ちはさらさらないようだった。しかし、利用する人々はめいっぱい利用しようとしているらしく、ステージのついた休憩所からはカラオケの大音響が鳴り響いていた。
大きな施設なのだが、今ひとつ利用して気持ちよくない。全体的に何もしなくてもお客のほうからやってくると思っているような雰囲気が伝わって来る。景色だけでは勝負できないはずなのだが、しかし、これだけ混雑しているんだから、景色だけでOKなんだろうなぁ、このあたりの人は。
リンク
交通 関越自動車道、赤城ICを降りて、R353をぐんまフラワーパーク方面に進む。富士見村にはいり、フラワーパークよりかなり手前、左側に白い立派な建物がある。そこが『ふれあい館』


1月19日 御神楽温泉 『あすなろ荘』
今日も温泉に行きましょう、と思っていたが、前日からの計画など立てる性格の夫婦ではない。さて、どこに行こうかと地図を広げると、近場の目ぼしい日帰り温泉施設はほとんど行きつくしている。行っていない所もあるにはあるが、老人福祉施設というカンジの場所には老人になってから行きたい。そんなわけで、まだ行っていない所で比較的近い所をピックアップしていると御神楽温泉に行き着いた。ここにはたくさん日帰り温泉施設があるが、近いと言ってもわが家から自動車でやく1時間半はかかってしまう。それでも上越方面よりはかなり近い。じゃあ、そこにするか、と出かけてみると、ラッキーなことに『温泉まつり』の開催中だった。
          *2006年『あすなろ荘』はリニューアルして、とても綺麗な施設になりました。レポはこちら
御神楽温泉 『あすなろ荘』データ  東蒲原郡上川村大字広谷乙1714  02549−5−2375  10時から20時
料金 大人500円 子供350円  
泉質 弱ナトリウム硫酸塩泉(わずかに白濁し、わずかにとろみのあるお湯。ほとんど無味無臭)
風呂の種類 大浴槽、露天風呂
備品 リンスインシャンプー、ボディソープ、せっけん、、ドライヤー、(タオル、ブラシは持参)
洗い場 カランはとりあえず4つある。しかし、4人座ると肩が触れるんじゃないかと思うほど間隔が狭い。しかも、出が悪い。桶にお湯が溜まるのにかなり忍耐が必要になってくる。シャワーも同様。さらに一つはシャワーはお湯にならないという故障品。そうでなくても女性は洗髪などしたら時間がかかるのに、このチョロチョロとしか出ないシャワーではかえって時間と水の無駄になりそうである。
入浴施設関係者に真剣に発言したいが、シャワーのお湯をセーブするのは、かえって逆効果である。気持ち良くお湯が出れば短時間で洗髪も体を洗うのも終了して、回転もよくなり、むしろお湯の節約になるはずである。もし意図的にセーブしたお湯の量にしているとしたら考えて欲しいものだ。
脱衣室 木製の枠のみの棚しかない。内風呂に27、外風呂に6。貴重品は男女各脱衣室に100円のコインロッカーが10ほどあるので、それを使用。
パウダールーム 脱衣室と一緒で洗面台が2つ。ドライヤー1つ。混雑した時には困るだろう。
露天風呂に向かう出口の通路にソファーがあって、そこでくつろげるのはいい。
んがお印象 データーには入浴料金大人500円とあるが、私たちは2人で500円で入浴してきた。前以て確認して行かなかったので、それが正規の料金だと思っていたのだが、当日御神楽温泉は『温泉祭り』というのをやっていて、そのために半額だったのかもしれない。どうりで途中通過する『みかぐら荘』『小会瀬』などの施設も自動車が満杯だった。
ついでに『温泉まつり』だというので、福引までやっていた。私たちは末等のティッシュ。1等は何だったのかはわからない。
さて、この温泉はキャンプなどに来る人も利用する温泉で、露天風呂が渡り廊下を渡った向こうにあるおもしろい作りになっている。この渡り廊下、入り口は男女それぞれの脱衣室なので、素っ裸のまま行く人もいるのだが、廊下は男女一緒。ついでに言うなら、廊下は小川を渡る橋になっていて、外からも丸見えである。まちがってもおおらかな姿で行かないほうがいい。内風呂の湯船からこの渡り廊下の様子がよく見えたので、私も『露天風呂』と書いた出口から裸のままで行く愚行は犯さずにすんだ。小さな文字の貼り紙は扉にあるのだが、やっぱりデカデカと『裸で行くと見られるよん』くらいは書いておいて貰わないと、わからない人は脱衣室で脱いでそのまま『露天風呂』だと思い込んで廊下に出てしまうかもしれない。ちなみにとてもおおらかな格好で歩いている男の人もいましたとさ。私は服を着てから行ったか、途中でそういう人と出会わなくてよかった。
露天風呂なのだが、これも貼り紙で小さく書いてあったが、私はそんなもん読まない。喜んで行ってみたら、肝心の露天風呂のほうはお湯がカラで、雪が積もっていた。脱衣室と同じ屋根の下で、ガラスに守られた小さな岩風呂が露天風呂が見える場所にあって、冬場はこちらしか使えない。つまらない。しかし、あんまり入るひともなかったのか、湯口から出る熱めのお湯が湯船の上をしめていて、あとから来たおばちゃんたちと一緒にざんざん水を入れて薄めて入った。うーん、ありがたくない。でも、熱すぎて入れないよりはマシか。
お湯自体はやや白濁したするりとしたよいお湯。肌がスベスベになるお湯は久しぶりだったので、気持ちよかった。
リンク
交通 磐越道津川ICからR49に出て福島県方面に向かう。満天という交差点で右折。県道227を上川方面に行く。あとは道の端々に『みかぐら荘』『あすなろ荘』の案内板が出ているので、それに従えばいい。ちなみに、『みかぐら荘』とそれに隣接した『小会瀬』で自動車のほとんどが吸収されて不安になるが、そのまままっすぐに進めばちゃんと『あすなろ荘』の茶色いログハウス風の建物が見えてくるので心配はいらない。


1月25日 御神楽温泉 『みかぐら荘』
連休だというのに、朝起きたのが8時もだいぶ回った頃だった。それでも連休だからどこかに行きたい。で、地図を広げた。どうせなら滝に行きたい。滝なら凍る滝が見たい。と、いうことで、本にあった『厳冬期が最も美しい』滝に行くことにした。ここですでに10時半。
場所は会津若松市。駐車場からすぐだというし、ちゃんと本に凍った滝の写真があるのだから、行くのは難しい所ではないのだろう。と、簡単に考えていた。甘かった。
まず、国道49号線が吹雪だった。吹雪が止んだとたん、前方に自動車の腹が見えた。ひっくりかえっている自動車をやりすごし、目的の滝に近づいたら、雪の山が迫って来た。なんと道一杯に除雪車が雪を押してこちらに向かって来る。どひゃー。それでも除雪車が脇に雪をどかしてくれて、先に進んだら、道がなくなっていた。滝まであと1キロほどのところで除雪は終わってしまっていたのだ。行けない。さすがに道なき道を行くほどの元気はない。仕方がないので、凍っていない途中の滝を写真におさめて帰って来たら、また国道49号で自動車が斜めになって道をふさいでいた。この日の49号は呪われていたらしい。
    怪我人がないようだったので公開。これが道に横たわる自動車の腹。
それでもなんとか大渋滞にもならずに、自分もひっくりかえらずに家に午後7時にはたどりついた。冬のドライブ、何があるかわかったものではない。おもしろかったが、おうちでミカンでも食べていたほうが寿命が縮まずにすんだのかもしれない。
  
    
  どの写真も何が何だかわからないですねぇ。とほほ。左:雨降滝(除雪の雪の壁で近づけず)中:湯川に注ぐ滝(15メートルくらい)右:除雪終点から見た湯川(この先1キロほどに目的の大滝があるはず)
    
  東山温泉より湯川をさかのぼるとダムに出る。ダムでは地吹雪の中、ワカサギ釣りをしている人などもいた。そこからさらにさかのぼると左に猿滝茶屋という建物が見える。その正面がたぶん猿滝。長いくの字に曲がった流れだった。
    
  猿滝の上流。なんだか砂防ダムくさい。猿滝の下流。くの字に折れ曲がって、何段にもなって流れている。湯川は、なかなか美しい渓流らしいが、何分、雪が多くて見学どころではなかった。時期を選ばなくてはなるまい。
御神楽温泉 『みかぐら荘』データ  東蒲原郡上川村大字広谷乙2088  02549−5−2121  9時から19時半
料金 大人500円 子供350円  
泉質 ナトリウム硫酸塩泉(一方はわずかに白濁、もう一方はわずかに黄色みがかった、わずかにとろみのあるお湯。ちょっと塩味がある)
風呂の種類 大浴槽(気泡)、中浴槽、露天風呂
備品 リンスインシャンプー、ボディソープ、せっけん、ドライヤー、(タオル、ブラシは持参)
洗い場 カランは9つ。7つ並んだ所と、2つ並んだ所と別になっている。7つのほうは、すべてに人が座ると多分肌が触れるんじゃないかと思うくらい狭いと思う。しかし、シャワーの出がものすごくよくて、快適に使えた。先週行った『あすなろ荘』とは段違いである。
脱衣室 木製の枠のみの棚にカゴが入っている。上の段までカゴを並べたとしたら、36くらい並ぶだろう。カゴの数はもう少し多かった。貴重品は脱衣室にある100円の貴重品入れを使用する。
パウダールーム 脱衣室と一緒だが、狭い感じはしない。一面の鏡に洗面台が4つ。ドライヤー2つ。難点を言えは、座ったまま髪をとかすと、鏡に顔がうつらない。鏡は立ったままの位置に設定してある。
んがお印象 先週に引き続いて御神楽温泉に来てしまった。理由は上述の通り。完全に半額につられてのことである。その意味で御神楽温泉の『温泉祭り』は成功している。
入った印象は、『あ、きれい』 先週行った『あすなろ荘』とどうしても比較してしまう。あちらはキャンプ向けの少々ワイルドな作りとすれば、こちらはきれいに作り上げたお客さん向けといった所だ。夕方に行ったので人も少なくなっていて、のびのび入ることができた。
うれしいことにこちらはちゃんと露天風呂があった。さっそく入ったが、あれ、ちょっとぬるい。入っていられないほどではないが、露天にしてはぬるい。で、湯口から熱いお湯が出ているだろうと近寄ったら水が流れ出ていた。チョロチョロだったからぬるいくらいでおさまっていたのだろうが、もっと出ていたら入れなかっただろう。それにしても、水って。成分表には53度の源泉と書いてあったのに。じゃあこの湯口から出ている水は何?
内風呂は、浴槽が2つあって、気泡がぶくぶくいっているほうが広い。そして、こちらのお湯が少々白濁している。ふ、と見ると、こちらのお風呂の湯口の近くの壁の外には、どう見ても温水器のようなものがデンとある。沸かしているんじゃないかなー。循環なんだろうなー。
もう一方のちいさい湯船は黄色みがかったお湯。こちらのほうがやや温度が高かったので、私はこちらに入っていた。お湯の色が違うのはどういうことかしらん。ちなみに湯口はそれぞれ別々だった。
大きく取られた窓から川の流れなどが見えて、眺望もまずまず。
お湯も肌がすべすべしてくる、とてもいいお湯だった。
『あすなろ荘』と比べると、同じ料金ならやはりこちらがオススメ。カランが多いし、シャワーの勢いもいいので、ストレスにならない。景色もこちらのほうがだんぜんいい。混雑していても、カランや洗面台が多いほうが困らない。
リンク
交通 磐越道津川ICからR49に出て福島県方面に向かう。満天という交差点で右折。県道227を上川方面に行く。あとは道の端々に『みかぐら荘』『あすなろ荘』の案内板が出ているので、それに従えばいい。

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