洒水の滝
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洒水の滝
遊歩道からまず滝の全体の姿が飛び込んで来る。
赤い橋の姿もマッチして美しい。



これは大きさ比較写真なんだけど。
階段の一番上に私がいます。
米粒より小さいです。
つまり、こんなにデカイ滝というわけ。




中間滝壺から本当の滝壺まで。
だいたい10メートルくらいの落差。
2002/12/30 洒水の滝(69メートル) 神奈川県山北町
2002年の年末から2003年の年明けは、曜日の関係でかなり長くお休みがある。ここでぼーっとするのは、あまりにも惜しい。しかし、お金もないし、新潟の滝は雪に埋もれている。どうする?そこで決めたのが雪のない地方に百選の滝を見に行こう、ということ。しかも、比較的近くて温泉のある所ときたもんだ。クリスマスが過ぎてネットで宿をさがしまくり、(すでに老体なもので車中泊はどうしても避けたい)一人4000円で素泊まりできる温泉宿を発見。こうして、年末は伊豆に決定した。
さて、伊豆。簡単に伊豆というが、雪の新潟からはかなり遠い。まず午前6時に出発して、いきなり高速道路で大除雪部隊にでくわしてしまう。経験した方は少ないと思うが、高速道路で除雪車の後についてしまうと、そいつがわきにどけてくれるか道路を降りてくれるかしない限りノロノロとあとをついて行かなくてはならない。もっともそいつの前も積雪のある状態なのでスピードは出せないのだが、それにしても高速道路で40キロはないでしょう。結局2区間ほどノロノロ走らせられてしまった。それから我がダンナの愛車『おにいちゃん』は、融雪剤まみれになりながら長野、山梨をまわって(なんで関越を使わなかったかというと年末の渋滞を避けたため)雪がひとカケラもない関東に着いたのは、ほぼお昼だった。
どうせ伊豆に行くのだから、行きがけの駄賃に神奈川の洒水の滝も見てしまおう。ここはあらかじめネットで詳しい場所など調べてあったので楽勝でたどりつけた。関東ということで一番年末のお買い物渋滞を心配していたが、まったくなかった。ただし、滝のまわりのお店はみんな年末のため閉まってました。あらかじめ国道138号線のにぎやかなあたりで昼食をとっていてよかった。
さて、洒水の滝。
この滝、いろいろなバラエティー番組で芸能人が滝に打たれるのに使われていると知っていて、その時の映像も見ていて、自分の中ではおなじみの滝のつもりだった。
が、実際にこの目で見てみて、思わず『すごーい!』と叫んでしまった。
遊歩道から見ると実に大きい滝なのである。落差69メートルというのだから、大きいのは予想できそうなものだが、芸能人が打たれてOKの滝ならそんなにたいしたことないと思っていたのである。おいおい、このものすごい滝に打たれたりできるの?
遊歩道の突き当たり、滝の前で階段になっていて、滝の真ん前が滝見台になっている。そこまで登ってみて、初めて分かった。ちょうどいいあたりで滝は一度中間滝壺といえる所に落下しているのだ。そこから落ちてくる水に打たれるとしたら、いっきに69メートルの水圧を受けるわけではない。なるほど。
    
  
左:壷から10メートルほど上にある中間滝壺。右:滝壺。意外と浅かった。
この洒水の滝は名水百選にも選ばれていて、近くに岩清水が飲める場所がある。滝の近くに名水あり。私たちが行った時にもポリタンクに汲んで持って帰る人がいた。ちょっと楽しみに飲んでみたら、なんと生ぬるかった。外気が冷たすぎて水がぬるく感じたらしい。そういえば冬場は地下水なんかはかえって水道水より温かい。夏場であれば、冷たくおいしく感じただろうが、今はちょっと舌に甘みがのこるかな、というカンジだった。
  名水の岩清水飲み場。滝のすぐそばです。
私たち観光客が見ることができる洒水の滝は、一の滝のみ。この上に二の滝16メートル、三の滝29メートルがあるが一般の人は入れない。遠くからなら望めるかと何度も振り返ったがチラとも見えなかった。
また、洒水の滝の岩盤はかなり広くえぐられていて、いくつも脇滝が流れていた。子分を従えているようでカッコよかった。
交通
東名高速道路大井松田ICを降り、国道246号線を山梨方面に向かう。JR山北駅を過ぎ、浅間山トンネルをくぐり、新樋口橋を渡ってすぐに県道726へ左折。すぐに滝への道に右折する表示がある。ちょっと見落としがちなので注意。角に『みっちゃん食堂』がある道である。この道に入ってやや走ると左側に立派な公衆トイレがある。このトイレの前が無料駐車場。ただし5、6台しかとめられないので、シーズンには駐車は有料駐車場になるかもしれない。
ここから遊歩道を歩いて滝に向かう。なだらかな道を最勝寺など左手に見ながら10分かからずに滝に着く。
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山北町

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