10月2日 冥加屋ハウス ・ 10月9日 白布森の館
10月16日 寿の湯 ・ 10月23日 お休みの日 ・10月30日 冷えた日

10月2日(日)  弥彦温泉 冥加屋ハウス
雨の日曜日だった。これではどこへもいけないが、せめて温泉で疲れを癒したかった。が、どんよりとした気分で遠出もしたくない。
弥彦神社の近くに聖人清水というのがあると以前調べてあったのだが、詳しい場所が分からなかった。どうせこんな天気だし、近場の清水でも汲もう、ということになった。
幸いネットで清水の場所もわかり、弥彦へ。我が家からはそれほど遠くないのである。
地図にある清水の場所は弥彦商工会の裏がわということで、商工会館の前の駐車場に自動車をとめ、探してみる。探してみたら、なんのことはない、弥彦神社の前の道から入ったほうが近い場所だった。
だが、歴史的な清水ではあるが、どうも水を汲むような場所ではなかった。湧き水も湧いているのかどうかわからない。ここで水を汲むのはやめにした。(後ほど、岩室の弘法清水を汲みました。)
写真は携帯の写真なので、少し不鮮明だ。雨で暗かったし。
  
親鸞聖人が杖をついて導いてくれた湧き水だそうだ。家の裏庭のような所にあって、少し薄暗い。

  この石碑の下に水がある。濁ってはいないが、豊富に流れているようでもなかった。
「聖人清水」 弥彦駅前の通りと弥彦神社の正面の通りの交差する交差点からやや弥彦神社がわに進んで、左側に「本高寺」の案内が出ている小さな小路(聖人坂というらしい)がある。そこに入ってちょっとだけ登った左側、民家の裏庭のような風情で清水がある。看板も小さく出ているので、左を注意していれば見落とさない。

せっかく弥彦に来たのだから、日帰り入浴を受け入れている温泉に入ることにした。あらかじめ何件か調べておいたのだが、お値段の関係で「冥加屋ハウス」という駅前の旅館に入ることにした。
『冥加屋ハウス』データ      朝6時〜夕方6時まで
料金 大人500円 
泉質 含硫黄-ナトリウム-塩化物冷鉱泉(無色透明さらりとしたお湯。ほどよい玉子スープ味)
風呂の種類 2畳ほどの浴槽のみ
備品 市販のリンスインシャンプーとボディソープ。非力なドライヤー。ご自由にお使いくださいの旅館のタオル。
洗い場 女性用は、カランはシャワーつき混合栓が1つ。お湯1つ。水1つ。男性用はカランが4つほどあったらしい。
脱衣室 女性用はものすごく狭い。もしかしたら、我が家の脱衣室のほうが広いかもしれない。棚にかごが4つきり。
パウダールーム 脱衣室には鏡とドライヤーが一つあるきり。洗面台もない。浴室に至る廊下に洗面台が3つとドライヤー1つがある。ドライヤーは非力。
んがお印象 いやはや、狭かった。あとで聞くところによると、男風呂はもう少し広かったらしい。なにせ、カランの数が倍だ。私の入ったのは女性風呂なので、そちらのレポートしかできないのだが。
まず、入り口のたたずまいに引く。冥加屋といえば、弥彦でも老舗の神社の前にある旅館で、その系列なんだろうから、ちゃんとした旅館なんだろうなぁと思っていた。いや、ちゃんとしていないわけではないのだが、ものすごーくリーズナブルな雰囲気のする玄関である。一瞬入るのはやめようかと思ったが、せっかくなので入ってみることにした。
午後3時過ぎに行ったのだが、閑散としている。もっとも、紅葉前の弥彦神社自体、競輪場のほかは閑散としているのだが。
ごめんくださーいと声を出すと奥の奥からおかみとおぼしき女性が出てきて、とても丁寧に対応してくれた。が、あちこち電気が消えていて、いちいちつけて案内してくれる。ああ、予定外に来てしまって、すみません、という感じになってくる。
女性用は手前、少し奥に男性用の風呂がある。
風呂は、見事に家庭用だった。
浴槽こそ家庭用では無理な2畳弱の広さがあるのだが、洗い場はおそらく我が家の洗い場並みだろう。一人座ったら満員である。他のお客がいたら困る。
しかも、シャワーが非力だったので、面倒くさくなって浴槽のお湯をじゃんじゃん使ってしまった。
ここは冷鉱泉なので、加熱している。しかも、あまりよく出ないので加水もしている。
お湯がかなり熱かったが、ここで水で薄めてしまったらマズイと思い、熱いままで使用。おもいっきり湯もみして、なんとか冷まして、入った。
入ったところで、源泉と書かれた蛇口を発見して、そこから源泉を出してみたら硫黄のニオイがほのかにするやや冷たい水が出てきた。
ありゃりゃ、源泉がこれほど温度が低いなら、源泉でうめて入れば濃くなっていい温度になったじゃないの。ちょっと悔しかった。
悔しかったので、入ってからは源泉を流しっぱなしにして、のびのび入浴。
意外にもものすごく温まるお湯だった。そりゃ、そうかもしれない。熱い状態で入ったんだから(笑)
これで500円はちょっと無いよなぁ、と思ったので、脱衣所にあった「ご自由にお使いください」とかかれているタオルを使用しないのに持ってきてしまった。これで50円くらいは取り返せたかもしれない。(セコイと言わば言え)
リンク 冥加屋ハウス
交通 弥彦駅の前の道を駅を背にして歩いて1分未満の左側。すぐにわかる。


10月9日(日)  米沢市森林体験交流センター 白布 森の館
雨がちの三連休のなか日、紅葉を見たくなった。まだ近所では紅葉していないので、北か、標高の高い場所に行かなくてはならない。が、あいかわらず日帰りで、しかも6時くらいまでには帰宅しなくてはならない事情があるので、それほど遠くへも行けない。どこへ行こうということになって、先月水を汲みそこなった福島の名水百選の地に行ってみることにした。
結局そこには行かずに(笑)さらに北まで足を伸ばした。理由は単純である。ロープウェイに乗れば遠望でも滝が見えるらしいという情報を前回得ていたからだ。(滝のレポートはここへ
桧原湖沿いを北上し、スカイバレーを登り、山形県に入ると綺麗に紅葉していた。やっと秋を実感できた。
そこから下って行くと白布温泉である。ここの近くのロープウェイに乗るのが今回の目的だ。ものすごく遠望の滝を見て、ちょっと冷えた体を麓の温泉で癒すことにした。
『森の館』データ   山形県米沢市大字関白白布温泉 0238-55-2118   朝9時〜夕方6時まで
料金 大人395円 小学生150円 乳児・幼児無料。
泉質 カルシウム・硫酸塩泉(無色透明さらりとしたお湯。白い湯の華たくさん、掛け流し)
風呂の種類 3畳ほどの三角の浴槽のみ
備品 石鹸のみ
洗い場 カランは4。ただし、全部壊れていて、カランからお湯が出っぱなし。なので、シャワーまでまわるお湯がなくて、シャワーはほとんど役立たず。
脱衣室 木製の棚のみが20ほど。コインの戻るロッカーが10ほど。
パウダールーム 脱衣室と一緒で鏡と洗面台が3つずつ。ドライヤーは1つ。非力。
んがお印象 森林体験交流センターというだけあって、見事に何もない温泉だった。石鹸があっただけでも救いかもしれない。もっとも、我々はちゃんとシャンプーは持ち歩いているんですけどね(笑)
センターは、一見お風呂なんか無いように見える建物である。入り口に入浴、とかいていないと、本当にわからない。玄関でスリッパに履き替え、受付の窓口みたいな場所でお金を払う。
卓球台なんかがおいてある小さな体育館みたいな場所もある。
浴室の手前でスリッパを脱ぎ、そこにある100円が戻るロッカーの貴重品入れに貴重品を預けて入浴。
浴室はそれほど広くなく、三角形の浴槽である。
入り口近くのすみっこにしか入り口の段差が無いので、知らずに別のほうから入ろうとすると、深すぎて慌てる。
お湯は、冬季と混雑時以外は掛け流しらしい。
お湯はたしかによい。白い湯の華がわらわらと湯口から出てきているし、あがったあとずっとぽかぽかしている。それに肌もすべすべとした感じになる。
が、洗い場がよくない。
少ないうえにみんな壊れているのだ。
おかげでそれぞれ洗髪に時間がかかって、そんなに入浴している人がいないのに待たなくてはならなかった。わざとなのかなぁ、お湯が出っぱなしっていうのは。もったいないことこの上ないんだけど。
ついでに、たまたま一緒だった母娘がめちゃくちゃマナーのなっていない客で、娘は私が入っている間ずーっとカランを独占し、少しでもお湯が出るカランを探して4つのカランを行ったり来たりしていた。邪魔くさい。母は、脱衣室で扇風機とドライヤーを独占し、二つ分の洗面スペースを占領して髪を乾かしていた。公共浴場には来てほしくない人たちだが、ちゃんとかごに一式の道具を持って来ていたので、よく利用するんだろうなぁ。迷惑な話である。
ちなみに、白布温泉の旅館のほとんどが500円前後で入浴できるらしいので、むしろそっちのほうがよかったかもしれない。
リンク 白布温泉
交通 福島県側から入ると、西吾妻スカイバレーを終点まで走ると白布温泉である。その温泉街に入るほんのちょっと手前に天源台高原に向かうロープウェイに行く道がある。
ロープウェイに向かってその道に進み、乗り場の手前、左側にある建物が森の館である。


10月16日(日)  新三川温泉 寿の湯
本日は1日しかない日曜日、ということで、手軽に回れる湧き水をメインにコースを組んでみた。
昨日の土曜日に放送された「にいがた水の旅人」という番組で、私たちの行ったことのない湧き水を紹介していたので、さっそく行くことにしたのだ。この湧き水は前から行ってみなくちゃ、と思っていたので、いい機会だった。(ちなみに、この番組の担当者が我々の滝のページを参考にしてくださったらしく、番組のテロップに「んがお工房」と名まえをいれてくださった)
阿賀町の清水を目指す途中で、SLばんえつ物語号と並走したりして、なかなかよいドライブである。

  国道49号沿いには、このSLを撮影するためのカメラマンがたくさんいた。

琴平清水
    生活感あふれる湧き水である。とてもよく管理されていて、汚れた感じが全くない。ミケ猫が2匹くつろいでいた。説明書きにはスリッパが干されていて、本当に地元密着の湧き水。

    
交通:新潟から福島に向かう方向で国道49号線を進み、津川に入って麒麟橋を渡ってすぐに左折。左折してほんの少しで上写真左のようなお店がある。バス停下町のある場所である。写真の矢印の方向に自動車の入れない小さな小路がある。そこに入ると写真右のようなゆるやかで細い坂になる。歩いて1分もしない場所が琴平清水。駐車場は無いので、上の写真の自動車の止まっているあたりに路上駐車になる。くれぐれも迷惑にならないように。

金鉢清水
    こちらも綺麗に整備された湧き水。ちょうど地元の方が一休みされていて、前日に放送されたテレビのことを話した。いつも涸れずに湧いているのが自慢らしかった。

  
交通:磐越自動車道津川ICから国道49号線に出る道を国道には曲がらずにまっすぐ進んで、本当にすぐ、右側にみえるスーパーよりも手前の橋のたもとの道を左折する。左に川を見ながら少し進むと、写真のような曲がり角に出る。自動車の止まっている場所に三角のゼブラ帯があるので、比較的わかりやすい。この曲がり角を右折するとすぐに清水はある。クリーム色の家のすぐ前くらいの場所である。駐車はそのゼブラ帯にするとよい。自動車からすぐなので、大きなペットボトルでも水を汲みやすい。

今回の湧き水探しはこの二つだけだった。あまりすぐに見つけてしまったので、何度か行っている旧上川村の「たきがしら湿原」に行ってみることにした。その途中で、偶然に二つ湧き水を見つけた。

中道の清水
    道路のわきに名水中道の清水、と手書きの看板がある。石組みされた場所、地盤の下から水が滾々と湧いているようだった。飲んでみると、上の二つの清水よりもやや冷たく、甘みがあった。

  
交通:国道49号線から旧上川村に入る。あとは、道の端々にある「たきがしら湿原」の案内にしたがって進めばよい。県道227号線からガソリンスタンドの向かい(町役場上川支所の角)の県道228号線に左折で入って、しばらく進むと右側にある。県道288号線は、工事中の場所が多いので、注意が必要だ。

輝泉湧水
    うどんや山菜を扱っているお店の手前に手書きの看板がついた湧き水が流れていた。全部で3箇所並んでいた。こちらも岩盤の斜面から流れ出ていて、飲んでみると上の3つの湧き水よりも甘かった。

  
交通:たきがしら湿原に向かって進み、七福荘という日帰り温泉施設を通り過ぎて、山を登る感じで進み、左側に大尾不動滝の看板を見てさらに進むと、「不動茶屋」という看板が見える。さらにカーブを曲がりつつ登ると、左側に写真のようなログハウス風のお店がある。湧き水はその手前にある。

たきがしら湿原はもうすっかり秋も終わりで、トンボが少し飛び、わずかにコウホネが咲いているだけだった。

    

帰りに、たきがしら湿原の下にある「大尾不動滝」を訪問。滝前の紅葉はまだまだ青い状態だった。
  
『寿の湯』データ   東蒲原郡阿賀町五十沢2598  02549-9-3677  午前6:00-9:00、午後12:00-21:00 
料金 大人300円 小学生150円 
泉質 ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(やや黄色味がかったさらりとしたお湯。源泉掛け流し。ほんのり塩味)
風呂の種類 大浴槽のみ。熱い源泉近くの湯船と隣のやや温度の低い湯船がある。
備品 石鹸のみ
洗い場 カランは6。シャワーの水量も多く、○。狭いが、一つ一つ仕切られている。
脱衣室 木製の棚のみが20ほど。貴重品はコインの戻るロッカーが15ほどあるので、そちらに入れる。ロッカーの量のわりには広く、ベンチなどもある。
パウダールーム 脱衣室と一緒で鏡と洗面台が2つずつ。ドライヤーは1つ。
んがお印象 2004年の暮れにオープンしたという温泉施設で、You&湯の源泉を循環ろ過せずにそのまま掛け流しにしている。
まさにお湯は新鮮そのもので、やや黄色味がかったお湯はいかにも温泉っぽい。湯口がわの湯船はちょっと熱めなので、入るのに躊躇するが、表面のみが熱いので、入り口近くにあるかきまぜ棒でかきまぜると、もしかしたら入れる温度になるかもしれない。
私はそのまま入った。下のほうはいいあんばいの温度なので、ちょっと表面近くが熱いのをがまんすればよい。鹿瀬の赤湯ほど熱くもないので、充分に浸かっていられる温度である。
オープンしたてとあって、とても綺麗だった。桶やかけ湯用の手桶を置く場所もちゃんともうけられていて、気持ちよく使える。
また、シャンプーなし、石鹸のみ、というのがむしろ低料金設定のためと思えば潔く感じられる。とにかく、いたってシンプルである。お湯勝負といった感じだ。
そのお湯。ものすごく温まる。熱いほうに入ったので、それほど長湯もできなかったのだが、それでも家に帰るくらいまでポカポカしていた。一瞬でこわばっていた腰のあたりがほぐれた感じがする。
こういうお湯勝負、低料金の温泉はもっと増えてほしいなぁ。
リンク
交通 三川の温泉ホテル「You&湯」と一緒の施設で、入り口はホテルの入り口の右側にある。
最寄ICは、磐越自動車道三川IC。ただし、このICは、国道49号からかなり遠いので注意が必要。
国道49号線を福島方面に向かって走り、三川村に入る。将軍杉などがある道の駅みかわを通り過ぎ、少しすると左は三川駅、右は三川温泉と案内がある交差点になる。ここを三川温泉がわに右折。またすぐに右折。細い道を進むと今来た国道49号の下をくぐる。新谷川を左に見ながら少し進むと新谷川を渡る橋になる。これを渡ってすぐに左折。「You&湯」は三川に入れば案内が目につくので、見落とさないはずだ。


10月23日(日)  お休みの日
このところずっと週末の天候が芳しくない。
この週末も土曜日曜と雨だった。
ちょうどダンナが社員旅行だったので、土曜日に晴れたら一人でどこかにドライブにでも、と考えていたが、そんな気にもなれないくらいだった。
が、ダンナが旅行で温泉に浸かっておいしいものを食べていると思うと、自宅の風呂というのもムカつく(笑)と、いうことで金曜の夜にまいどおなじみ「いい湯らてい」に行った。
翌日、予定外に早く帰って来たダンナが言うには、旅行で使った旅館はどうも成分温泉だったらしい、とのこと。
それじゃあかえって疲れただけだろう、ということで、土曜日にも温泉へ。
土曜日の温泉は「だいろの湯」。
どちらも我が家から1時間以内で行けるいい温泉である。
どちらも夕方割引がきく時間だったので、低料金でゆったり入ることができた。
ところで、次の日曜日。いつもなら湧き水でも汲んで温泉にでも入って、晴れたなら滝に行って、というパターンなのだが、朝からザザ降りの雨だった。
さすがにどこにも行く気になれず、さりとて、3日連続温泉というには資金が不足しているので、大人しくしていましたとさ。
こんな本当にお休みの週末もありかしらん、と思ったりして。
少しは家の中が片付いたからよしとしようか。


10月30日(日)  冷えた日
なんでこうも週末に限って天候が悪いのか。
今週もしっかり土日と雨でした。
いや、天気予報では日曜日はなんとか天気は回復するはずだったのだ。それで、「南風日和」のなんちゃんと行くミニオフにも多少なりとも期待を持てたのである。
だっちゅうのに、朝から雨。夜が明けても雨。県境を越えても雨。どこまで行っても雨。
紅葉は真っ最中で、まさに今が見ごろなのだが、雨。
せっかくのミニオフも目的の滝には行けずに、それほど歩かない滝でお茶を濁すことになった。
なんちゃんはまだ福島の滝を見ながら帰路に着くということなので、早めに解散。
我々は帰り道にある寿和温泉で冷えた体を温めた。
それにしても、雨は冷たかった。寒冷前線のばかやろう。もう少し早く通り過ぎてくれれば、少なくとも雨は落ちていなかっただろうに。なんとも惜しい週末である。
ちなみに、今出ている来週末の天気予報も雨ですとさ。
滝好き泣かせの秋だ。

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