5月2日 祖谷渓温泉 ・ 5月3日 敦賀きらめき温泉
5月9日 母の日(辰の口清水) ・ 5月15日 芝峠温泉
5月16日 越後長野温泉 ・ 5月23日 ヒルの日(赤湯)
5月30日 佐渡海洋深層水風呂 「きんぱちの湯」
 5月2日(日) 祖谷渓温泉 『秘境の湯』
毎年1回くらいは旧友たちと旅行に出かける。今年はちょっと遠出して四国にしようと去年の旅行の頃から決めていた。と、いうことで、今回は全て友人におまかせの宿選択となった。徳島随一の観光地であるかずら橋のすぐそばということで宿の予約にはいろいろと難儀したようである。
我々は予備知識が全くなく、自動車で祖谷渓入りして、では道の駅で友人と連絡を取ろうとしたらなんと教えられていた「秘境の湯」という名前が道の駅のすぐ隣にあった。迷うことなく到着できてしまった。
私たちは宿泊客として訪れたが、ここは日帰り温泉施設でもある。西祖谷村の健康増進施設でもあるらしい。
ゴールデンウィークのど真ん中ということで、ロビーで友人達の到着を待っている間にも別の入り口の温泉施設へは次から次へと人が来ていた。
この夜にホテルのバスでライトアップしているかずら橋を見て、翌朝混雑前のかずら橋を渡り、滝などを見たりしながら徳島入り、翌朝これまた混雑前のうず潮公園に行って今年のGWの旅行は終了。四国の印象はと言えば、道が細いということしかない(笑) なんと言っても観光よりも滝めぐりを優先した我々が悪いんですぅ。滝のレポートは後日UP。
  
かずら橋。通行料大人500円なり。

  
こちらは反対の河原から見たかずら橋。

  
夜は9時までライトアップされる。通行はできない。が、浴衣姿の家族が通っていて、よく怖くないねとかタダ通りだとか言われていた。

  
実はこんなに隙間がある橋を渡る。500円は高くないと渡った後実感する。すんごく怖いです。

  
かずら橋の出口近くにあるびわ滝。平家の落人が昔を偲んでここで琵琶をひいたとか。

  
落差50メートル。右下に子供がいるので意外と大きいと分かると思う。

  
こちらもライトアップされている。幻想的であった。
 祖谷渓温泉『秘境の湯』データ  徳島県三好郡西祖谷山村字尾井ノ内401  0883−87−2313  10時〜21時 火曜定休日
料金 大人 1000円 小学生500円
泉質 フッ素、メタホウ酸などを含んだアルカリ性単純泉
風呂の種類 内風呂・ジェット・バイブラ・寝湯・ヨモギ湯・打たせ湯・サウナ・塩サウナ・水風呂・露天風呂
備品 リンスインシャンプー・ボディソープ・ドライヤー・ブラシ・化粧水・乳液・洗顔フォーム・綿棒 (宿泊利用だったので、タオルがつくかどうかは未確認です。申し訳ない)
洗い場 カランは15。規模のわりには少ない。混雑時は待つことになるかも。
脱衣室 鍵つきの上下二段のスチールロッカーが200ほど。ただし、一角が宿泊者専用になっているので、日帰り入浴用は実質150ほどか。
パウダールーム 脱衣室とは別に一面の鏡が両側にある部屋がある。ドライヤーの数は8つ。椅子もそのくらい。洗面台は1つきりだった。が、乳液や化粧水などが完備されていて、何も持っていかなくても大丈夫である。
んがお印象 我々は宿泊客なので、どちらかというと日帰り温泉施設の印象としてよりもホテルの印象として書くと、かなりいい印象のホテルである。なんといっても従業員が一生懸命だというのが伝わってくるのだ。何を問うても何を頼んでもすぐに気持ちのいい対応をしてくれる。一昨年できたという建物もきれいだ。
名前が「秘境の湯」で日帰り温泉施設にくっついている宿ということで、実は全く期待していなかった。どうせ公共の宿にありがちな横柄な接客に山菜だけのごはんに違いないと実に失礼に予想していたのである。その予想は全く裏切られた。ホテルなので過剰な接客もなかったし。食事は囲炉裏のついたテーブル席で串にさされた鮎や猪鍋がその囲炉裏で調理される。もちろん山菜の料理もあったが、丁寧に料理され綺麗に盛り付けられて田舎臭さはなかった。こんな山奥で出されたら興ざめするだろう海の魚の刺身などもなく、刺身はあまごのもの。これがまた意外にも美味だった。(すいません、海寄りに住んでいるもんで川の魚に偏見あります)
朝食のお豆腐もその場であたためて固める新鮮なもので美味でございました。
ところでお風呂。やっぱり日帰りと一緒というのはただの温泉宿オンリーのお風呂と比べるとバタバタしてしまう。ただ、アメニティーグッズはシャンプーリンスなどもしっかりついていたのだが、施設の中にもきちんとあってそれを使う必要はなかった。せいぜい歯ブラシを使用した程度である。
大きな浴槽はやたらに大きく、ゆったりと入浴できる。バイブラや寝湯の数も多く、我々が行った日は一年で最も混雑する日のひとつだという話だったが入浴についてはゆったりとできた。
よもぎ湯というのがあって、緑色かと思っていたら透明な赤茶色。番茶の中に入っているようなお湯だった。よもぎの臭いはしなかった。内湯よりも露天のお湯のほうがなんとなくとろみがあったような気がする。
露天の湯口は高い所にあって打たせ湯としても利用してほしいようだったが、小さな浴槽の真ん中に落ちているので、まわりの迷惑になるため打たせ湯としては使えない。それに、熱い。いっぺん誰もいない時に打たせ湯にしたが熱くてあたっていられなかった。
露天についていえば、朝湯の時にたくさん羽虫が浮いていたのは減点。我々は入浴開始の時間の直後に行ったので、開始直前に虫をすくっていればそんなことはないはずである。
ちなみにホテルには一人部屋もあるので、一人旅にも気楽に利用できるようである。(人数の都合でダンナが一人部屋になりました。ベッドの部屋だった)

  夕食の一部。おいしかったです。
リンク ホテル秘境の湯
交通 国道32号線から県道45号線に入ってかやぶきの門をくぐり、かずら橋をめざすと「道の駅にしいや」の看板が見える。秘境の湯は道の駅のすぐ隣。というか、そのもの。


 5月3日(月) 敦賀きらめき温泉 『リラ・ポート』
うず潮を見た後の四国からの帰路、いったいどの道を利用すれば渋滞に会わないか考えた。渋滞は自動車の多い都会で起こるもの。ならばさっさと田舎に出よう。ということで大阪を避けて日本海に出られる舞鶴若狭自動車道を利用することにした。ところがこの道は舞鶴までは通じているが、そこから敦賀までは一般道になってしまう。雨と比較的順調な道路事情とで、なんとなく疲れが出てしまい、一般道に降りた所でリフレッシュしなくては眠ってしまうような状況になった。福井県の温泉情報が全くなく、途中のガソリンスタンドで入手した観光地図に書いてあった北陸自動車道敦賀IC近くにある『リラ・ポート』なんて洒落た名前をつけられている施設ならきっと体を休めるスペースもあるだろう、と立ち寄って休憩することにした。
敦賀の温泉のレポートなのに、下はうず潮の写真です(笑)
  
前日に宿泊したホテルクレメント徳島から見た夜景。フランス料理おいしゅうございました。

  
ものすごーく長いエスカレーターを一人往復300円使って登ると展望台に出る。(写真は下りの時撮りました)

  
で、これが展望台から見た大鳴門橋とうず潮。

  
こちらは渦の道から見たうず潮。

  
渦の道は大鳴門橋の下部分にある施設。500円也。ガラス張りの部分もある。とにかく突風がすごかった。

  
いい時間帯ではなかったので渦は小さい。できては消える渦があちこち。
 敦賀きらめき温泉『リラ・ポート』データ  福井県敦賀市高野91−9−3  0770−24−1126  10時〜22時 火曜定休日
料金 大人 1000円 小学生500円 (プールも込みの料金である。)
泉質 アルカリ性単純硫黄泉・ナトリウム炭酸水素温泉
風呂の種類 内風呂・ジェット・寝湯・打たせ湯・サウナ・水風呂・露天風呂・水着使用のプール
備品 シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー・ブラシ・化粧水・乳液・洗顔フォーム・綿棒 (タオルは別料金なので持参したほうがよい)
洗い場 カランは22。それぞれ仕切られている。他に立って使用するシャワーが2つ。
脱衣室 細長いスチールのロッカーが300ほど。ロッカーの幅が狭い分もし隣あった脱衣になったらとても狭く感じる。
パウダールーム 2箇所に分かれている。大きいプールよりの方は一面の鏡に洗面台6つ、ドライヤー4つ。もう一つの風呂よりの方は洗面台2つ、ドライヤー2つ。さらに風呂の出口に洗面台が2つあり、こちらにはドライヤーはないが化粧水、乳液等は設置してあった。
んがお印象 洒落た名前どころか、「リラ・ポート」は行ってみてびっくり、ものすごく大きな施設だった。げ、これではもしかしたらかなりお高いのではないか?しかしあとは高速に乗ってしまうしかない場所なので他に探すわけにも行かない。仕方がない、利用しよう。
なんと駐車場は立体。かなりの数の自動車が止められそうだ。
さらには入り口で只今ロッカーが足らなくなったので、女性で30分待ちですと整理券を配っている始末。もうこうなったら待ってやる。ウロウロしている間にダンナの整理券番号はすぐに呼ばれた。一番疲れているダンナを先に入れて、待つこと30分。やっと私の番号が呼ばれた。
ロッカールームに入ってこれまたびっくり。ものすごく広い。プールの利用者も同じロッカールームなのでこの数になるのか。
それにしても、脱衣している人の数が少ない。ロビーで整理券番号を呼ばれるために待っている人のほうが多いんじゃなかろうかというほど広いロッカールームはがらんとしていた。
難点といえば、初めて利用する場合どっちがお風呂でどっちがプールか分かりづらく、広い脱衣室でウロウロする羽目になること。もしかしたらあれでは目の悪い素っ裸のばあちゃんがプールに出現する可能性がないわけではない。
お風呂もだだっ広かった。大きな浴槽は中温と高温の2つあり、どっちも広々している。カランもおやおや全部カランと思えるくらいたくさんある。こちらにも人はそんなにいなかった。カラン待ちも全くすることがない。
つまり、ロッカーキーを持っている人たちは休憩室やらレストランやらにいて、お風呂や脱衣室にはいないということらしい。思ったよりも待たされたが、大切なお風呂のほうでバタバタすることなくゆっくりできたのはよかった。
お湯そのものについては、実はあまり印象がない。入っている時はそれほど感じなかったが、湯上り後肌がサラサラしているな、というくらいのものだった。
だが、さすが温泉。すっかりリフレッシュできて、その後のドライブには眠気はささなかった。
源泉は二種類あるとホームページのほうに書いてあったが、お風呂ではどの風呂にどのお湯を使っているのかなどは分からなかった。
敦賀市民は300円引きで利用できる。敦賀市民でないので再度の利用はしないだろうが、プールに入らない人はもう少し安くするようにすればいいのに、と思った。脱衣室が一緒では分けるわけにはいかないのかもしれないが、自己申告でもいいではなか。1000円は少し高いなぁ。
リンク リラ・ポート
交通 北陸自動車道敦賀ICのすぐそばなのだが、少し道は込み入っている。敦賀ICを降りて国道8号線を滋賀方面に向かって走るとすぐに左折するとリラ・ポートであると案内表示があるのでその通りに左折。あとは細い道を電柱にとりつけられている青いリラ・ポートの文字と矢印に従って進めばたどり着ける。ICから高台にある巨大な建物がリラ・ポートなので、もし分からなくなってもそのあたりの人にきけば行きつけるはずである。

5月9日(日) 母の日(辰の口清水)
いやはや、びっくりした。自分の母親に今年になって1度も顔を見せていなかったことが判明した。自動車で30分少しで行くことのできる実家にそんなにご無沙汰していたのか、私。
母の日なのでちょっとしたプレゼントを持って出かけて、自分の親不孝を実感した。
そういえば、日曜ごとにそこらじゅうに遊びに行っていて、自分の家の面倒さえきちんと見ることができないでいる。これはマズイ。
そういいながら、今日も実家に行ったついでに温泉にでも行こうと思っていた。
が、目当ての温泉旅館が今日に限って日帰り温泉の営業時間を短くしていた。せっかく行ったのに入れませんでした。
下田村の温泉なので、いつもの「いい湯らてい」に行ってもよかったのだが、そんな気にもなれず、そのまま帰って来た。GWでお金も使いすぎたし、たまには温泉ナシの週末があってもいいじゃないか。
それでも、ついでに清水は汲んで来た。ついでに下田村の花のヒメサユリの咲き具合も見て来た。
清水は三条市にある『辰の口清水』。地図に出ているマークがおおざっぱで少し迷った。
ヒメサユリは高城のヒメサユリ。全く咲いていませんでした〜。
家に帰って清水の水でコーヒーを入れて、母の日のケーキを食べましたとさ。

  これが辰の口清水。やわらかい水だ。
  お地蔵さんの後ろは大きな木の根っこになっていて、その下から水が湧いているようだった。

  
辰の口清水への道。地図では国道289号線から県道212号線へと左折してその道沿いになっているが、ローソンの脇を曲がると県道212号線だと標識が出ているので、ついそこで曲がってしまう。しかし、その道は新しい道。ローソンの角ではなく、もう一つ下田寄りの信号(東大崎)で左折しよう。大崎公園へは左折するよにう指示のある道である。そのまま細い道を大崎公園の案内にしたがって進み、大崎公園を通り越すと写真のような場所がある。そこを赤い矢印の道へと坂道を降りた途中にある。この場所にある「辰の口清水」の看板は壊れかけていてまったく分からないので、建物などを目印に行くしかない。道行く人に聞くのが一番です。

  高城のヒメサユリ。一番おおきなつぼみでこの状態。来週が見ごろか?


 5月15日(土) 芝峠温泉 『レストビレッジ峰』
今日は午前中をだらだらと過ごし、午後から少しだけ滝を見に出かけた。その滝のついでに行ける温泉を、と思って高柳町の「天王山温泉」に入浴に行くつもりだった。が、しかし、そこまで行って、玄関の戸を開けて、「ごめんください」と何度連呼しても誰も出てこない。「天王山温泉」の看板は出ているものの、どう見ても民家みたいだし。自動車も一台もとまっていないし。ここは、ひとつ諦めて別の温泉にしよう。ここまで来てしまったら、手前の行ったことのある「楽寿の湯」に行くのも癪だし、少し先になるが自動車を走らせてしまえ、と「レストビレッジ峰」に行くことにした。
それにしても、「天王山温泉」、営業しているの?していないの?
ちなみにこの日は滝を2つ見ることができたが、一番の目的の滝はついにみつけることができなかった。
滝だと思って進んだ先には湧水があったので、ちゃっかり入手。今まで飲んだなかで、いちばん美味しい甘い水でした。
  

  「白倉の源水」 道の駅じょんのびの里高柳にあったイラストマップで、滝のような絵が書かれていたので、これがてっきり高柳の御滝だと思い込んで来た。来てみたらこんな湧水でした〜。あたりをさんざん探してみたが、地図上の沢らしいものは発見したが、踏み跡すらなかったので、御滝にはいけないものと思われる。
行き方は、柏崎市から国道252号を利用して高柳町に入ってすぐ県道424号に右折する。が、この県道424号の入り口は本当に分かりづらい。国道252号が小さな川を渡る橋があるが、その橋沿いの本当に道?というあたりで右折するのだが、ここは近くの人に尋ねたほうが早い。その小川を左側に見ながら細いままの道を進み、山をどんどんと登っていく。かなり登ると、いきなり左側に写真のような水汲み場所がある。見落としかねないので注意。
 芝峠温泉『レストビレッジ峰』データ  東頚城郡松代町大字蓬平12  02559−7−3939  10時〜20時(冬期は19時) 水曜定休日 
料金 大人 400円 小学生150円 
泉質 ナトリウム塩化物強塩温泉(ほんのわずかに茶色みを帯びた透明なさらりとしたお湯。しょっぱ渋い)
風呂の種類 内風呂・ジェット・サウナ
備品 リンスインシャンプー・ボディソープ・ドライヤー (タオル、ブラシは持参)
洗い場 カランは7。他に立って使用するシャワーが2つ。こちらにもシャンプーやボディソープがおいてあった。
脱衣室 百円入れてあとで戻る方式のロッカーが30。木枠にかごが36。けっこう広くとってあるが、鍵付きのロッカーが隅に追いやられているので、むしろ単に貴重品いれと考えて、かごで脱衣したほうが楽かも。
外がすこーんと見える窓があり、開け放たれていたりするので、外から見える可能性もあり。
パウダールーム 脱衣室と一緒だが、邪魔にならないところに鏡が5つ、洗面台も5つ。ただし、ドライヤーは2つきり。
んがお印象 芝峠温泉というから、かなりひなびた温泉だと思っていたら、立派なたてものがいきなり現れてびっくりした。なにせあらかじめ調べて行ったわけではなく、地図と道の案内に沿って行っただけである。実は芝峠温泉がレストビレッジ峰だということにさえ、着いてから気がついたくらいだ。
あまりに立派なので、かえって期待できないかも、と思っていた。
が、反して、お湯はとてもよかった。入るなり、ふわーっとリラックスできる。あがってからもしばらくぽかぽかしている。それに肌もすべすべになる。宿泊施設も併用されているためか、かなり広い洗い場や脱衣室だし、そのわりに料金が安いし、遠くなかったらオススメかもしれない温泉だ。
それにしても、お風呂からも脱衣室からも外がものすごくよく見えた。とりあえず山並みなのだが、駐車場がすぐ前にあったり、畑が見えたりする。向こう側から見えないわけないけどなぁ、窓をあけたりしてたら。
ちょっとその点だけが心配だった。人の気配はなかったですけどね。
リンク
交通 我々は柏崎市方面から行ったが、一番近い高速道路のICは、関越自動車道の六日町ICだろう。(新潟市方面からだと越後川口ICで降りて、十日町市経由でというのが料金的に安いかも)ICで降りて、国道253号をひたすら松代町へ向けて進む。あとは県道12号、県道219号と進んでいく。県道12号に入ったらそここに小さな「芝峠温泉」の案内矢印があるので、迷わないだろう。


 5月16日(日) 越後長野温泉 『嵐渓荘』
先週行こうとして、清掃時間にあたってしまい、入浴できなかった嵐渓荘に行くことにした。実は今日私の新しい自動車が来たので、少しだけ遠出して慣れておこうという魂胆である。下田であれば何度も来ている道なので慣れない自動車でも焦らないだろう。
しかし、やっぱり慣れない自動車なのできゃーきゃー騒ぎながらのドライブになってしまった。雨も降っていたし、これでなれたかどうかは不安がある。が、緊張も噂の秘湯「嵐渓荘」のお湯ですこしは癒されたようである。
 越後長野温泉『嵐渓荘』データ  南蒲原郡下田村長野  0256−47−2211  11時〜14時30分時間については問い合わせたほうが無難) 
料金 大人 1000円 小学生700円 
泉質 強食塩泉(無色透明のサラリとしたお湯。しょっぱい)
風呂の種類 内風呂・露天風呂
備品 リンスインシャンプー・ボディソープ・ドライヤー、タオル、ブラシ、竹炭せっけん、洗顔石鹸、化粧水、乳液(我々が利用したのは、大きいほうのお風呂で山の湯ではありません。以下のデーターも全て大きいお風呂です)
洗い場 カランは8。
脱衣室 旅館なので木枠にかごのみが36。貴重品いれは無いので、フロントで預かってもらおう。
パウダールーム 脱衣室とは別の一角に3面鏡が3つ。洗面台も3つ。ドライヤーも3つ。ただしドライヤーは非力。洗面台には設置していないが、別の棚にブラシ、化粧水、乳液、綿棒、爪きりなどがあった。
んがお印象 「嵐渓荘」は日本秘湯を守る会の会員の旅館である。が、秘湯といっても山奥にあったり、混浴露天風呂しかなかったりという温泉ではない。山奥といえば、まあ、山奥ではあるのだが、下田村はよく来ている場所なので我々には遠いとは感じられない場所なのだ。
お正月あたりに放送された渡辺謙や西田敏行が出演するドラマがここでロケされたものだったのでついついそっちの興味も手伝ってあちこち眺めてしまった。
実はこの温泉はずっとよい温泉であるとは聞いていた。が、さすがに日帰り入浴が一人1000円となるとなかなか行くつもりになれない。
が、先日入手した温泉を紹介したムックに割引がついていて一人700円で利用することができた。
フロントで日帰り入浴であることを告げると、3時から清掃なので3時には出てもらうことになるという。それは了解済み。この日は2時15分くらいの到着だったので、あと45分もあるではないか。駐車場に14時30分まで入浴時間と書いてあったが、それはチェックインの時間らしい。
その他、この日は宿泊客の貸切利用がなかった山の湯という本館とは別の建物にある小さくて眺めがよくて、石鹸くらいしかおいていない風呂というのがあるらしく、こちらなら夕方までゆっくり入っていただけるが、どちらにしますか、ときかれた。
私たちはそんなに長風呂するほうではないので大きいお風呂にします、と答えたが、と、いうことは山の湯と本館のお湯は別料金なんだろうか。そのあたりを確かめておかなかった。ちょっと失敗。
山の湯のほうはパンフレットによれば石を組んでできた石湯というのと深さ130センチの深湯というのがあるらしいので、そちらも興味がある。そのうち、リッチな時に一人1000円出して入りに行きたいものである。こちらであれば、貸切利用がなければ清掃時間でも入浴できるらしいから、時間を気にすることもないし。
ところで、今回は本館のお湯である。
旅館で使用したあとのタオルらしいタオルがついてきた。おろしたてではないが、洗ってあるだろうので、タオルがついていたのは少しうれしい。(そのまま持って帰ってしまいました。)
それに受付終了直前だったために入浴客も少ない。
お湯は、本当によかった。前日入った『レストビレッジ峰』がやはりしょっぱいお湯だったのでつい比較してしまうのだが、肌のあたりがいいのはこちらのほうである。入ってすぐに肌がするっとしてくるのがわかる。そしてすぐにあたたまる。湯口からのお湯をなめてみたのだが、かなりしょっぱい。食塩泉の上に強がつくのがよくわかる。しかし、聖篭のざぶ〜ん館のお湯のようにベタベタもしない。
脱衣室の外には真木の清水という天然湧水を冷やしたものがおいてあるし、フロント近くには休める場所もあり、そこに源泉を2倍に薄めたものを囲炉裏で沸かしておいてあり、飲泉もできるようになっている。こちらは胃腸や喉の消毒によいそうだ。
しかし、特筆すべきは従業員の接客態度である。なんか、みんなものすごいベテランみたいに立て板に水のごとく対応してくれるのだ。やたら客あしらいに慣れている印象があったりして、むしろ妙な感じさえする。一番頭に浮かんだのは、ディズニーランドの接客みたいだなぁということ。こればっかりはお客としてのわがままな印象なので気にしないで欲しいけど。
雨が降っていたので、吊り橋や水車の写真も撮らなかったが、今度行った時にはしっかり撮ってこよう。

5/22、嵐渓荘の吊り橋側の駐車場に滝があるとパンフレットで発見したので、見に行ってみた。
その時撮影した高城のヒメサユリと嵐渓荘の吊り橋です。

 ヒメサユリは可憐なピンク。

 
思ったよりもたくさん咲いていた。

 
はじめの見晴らしより。高城は、国道289号線で八木鼻方面に進み、荒沢集落のあたりで左に曲がると鶴亀橋になる。橋を渡ってややすると右折するように表示が出ている。のぼりに導かれて神社の前を通り過ぎると山に入る細い道になる。これがものすごい勾配のキツイ道なのだが、この勾配の先に駐車場がある。駐車してから、少し山を登るとヒメサユリの群生地になる。この群生地は遊歩道沿いにけっこう長く続いている。
この日は雨後であったために、ものすごくぬかるんで、靴がドロドロになった。我々ははじめの見晴らしで戻ってしまったが、ここからさらに30分ほど登ると城跡に着くらしい。


 
嵐渓荘の吊り橋。わー、ドラマとおんなじ(笑)
リンク 嵐渓荘
交通 最寄のICは、北陸自動車道燕三条IC。ICを降りて左折。国道8号線を横切り、石上大橋を渡り、ずんずんとまっすぐ進み、信越本線を高架で横切り、さらにまっすぐに進み、清流大橋を渡り、さらにまっすぐに進むと下田村に着く。T字につきあたったら右折。下田村役場の前を通り、またしてもまっすぐに進む。このまっすぐに進む道は全て国道289号である。(まっすぐと言っても微妙に曲がってますけどね)目前に八木鼻の断崖絶壁が見えるあたりで大きく左にカーブしているが、その曲がり鼻で右折。そのまままっすぐに進むと『いい湯らてぃ』になるが、途中で吉ケ平方面に右折。越後長野温泉と矢印が出ているので迷わない。
右折して少し進むと右側に吊り橋がわの入り口がある。ここから行ってもよいが、もう少し進むと左側に吊り橋を渡らない駐車場の入り口がある。こちらのほうが自動車は楽だろう。


 5月23日(日) ヒルの日(赤湯)
詳しくは滝のレポートに書くことにするが、今日は山奥の滝に行って、ごっそりヒルを見てしまった。見たどころか、靴と靴下にたかられてしまった。
ヒルというのを今まで見たこともなかった私はとにかく気持ち悪くて仕方がない。
どうも体中のどこかにもヒルがくっついているような気がしてならない。
もともと滝帰りには比較的近い場所にある鹿瀬町にある赤湯に寄るつもりだったのだか、一刻も早くお湯に入ってヒルの気配を流したかった。
そんなこんなで2時前には赤湯に到着。常連さんでそこそこ混雑している赤湯の殺菌成分たっぷりの(ように見える)赤茶色いお湯に身を沈めた。
ただし、今まで2度ほど赤湯には行っているのだが、その時は源泉そのまんまの熱いと有名なお湯はそこそこ温度が低くて(いつもより、なのだが)この私でも充分に入浴できた。が、今日はとても無理だった。常連らしいおばあちゃんたちが近づきもしていないので、これはきっと温度が高いのだと思い、そっと指を入れてみた。痺れた。熱いなんてもんじゃない。きっと予備知識なしで入ったら、軽く火傷するかもしれないような温度である。
ちなみに薄めてもオッケーの湯船のほうは、じゃんじゃん水が入れられて、源泉の濃度のいったいどれくらいに薄まっているのだろうという状態だったが、とりあえず赤茶色の水の色はそのままだった。
おかげでヒルの気配もすっかり消えた。
常連のおばあちゃんたちは心得たもんで、熱い源泉のお湯を桶にとってしばらく冷ましてからかぶったり、桶にくんだお湯をタオルにとってからゆっくり体につけたりしていた。
それにしても、200円とは、毎回感動の安さである。知っているとオトクな温泉だ。
赤湯の以前行ったレポートは、ここへ


 5月30日(日)  佐渡海洋深層水風呂「きんぱちの湯」
今日は新潟の温泉好きが集まる温泉オフの日である。きん太さん幹事による温泉オフで、総勢12名が集まった。前日から雨の天気予報だったので、滝に行く予定もいれずに参加することにしたのだが、どういうわけか晴れてしまって、ただ温泉だけではもったいないので、巻町にある「平岩清水」に寄ってみることにした。
すぐ近くにある「弘法清水」には水を汲みに来る人もいたが、こちらは道が分かりづらいためか、だれもいない。しかも、清水とあるが、さて、どこから湧いているのかさっぱりわからない。なにせ土管みたいなものが埋め込まれて、その端っこから水がチョロチョロ流れているだけなのだ。でも、どうやら土管の底から湧き出しているらしい。そばにはひしゃくやじょうごなどがあり、汲みに来ているひともいるのだろう。それにしても、ただの池みたいだし、実際にアメンボが浮いているし。
でも、ためしに味見してみたら、まろやかないいお水でした。
    
  
左:平岩清水
  右:国道460号からの入り口の目印。これは入ってから撮影している。しかし、実はこの目印をあてにして行くと迷うかもしれない。この道案内「旧北国街道」の所から入って突き当たると新潟ゴルフクラブに出る。そこを右に曲がる。と、変形のT字に出る。ここを左折。鋭角に戻る感じで曲がる方向だ。この細い道を少し進むと左の写真のような東屋に出る。別の行きかたとしては、温泉施設である「じょんのび館」を目指し、右折すると三根城跡という案内表示があったらその道に入る。細い道をやや走ると左がわに公園のような城跡がある。それを通り越すと左側に新潟ゴルフクラブを見るような感じで上記の変形T字の場所に出ることができる。

さて、温泉オフであるが、きん太さんの人徳というか何というか、色々な年代の人が集まって楽しくすごせた。きん太さんの隠れ家にも案内してもらって、美味しいコーヒーもいただいて、幸せなひとときでした。
 佐渡海洋深層水風呂『きんぱちの湯』データ  三島郡寺泊町松沢町  0258−75−5888  10時〜21時
料金 大人 800円 3歳以上小学生まで400円 (午後5時以降大人600円子供400円)
泉質 佐渡海洋深層水風呂(佐渡沖4キロ、水深300メートルの海洋深層水)
風呂の種類 内風呂・美肌の湯(細かい気泡の湯)・バイブラ・寝湯・腰掛湯・ドライサウナ・ミネラルサウナ・露天風呂(岩風呂、もしくは、歩行浴のできる露天風呂)
備品 リンスインシャンプー・ボディソープ・ドライヤー、タオル、バスタオル、ブラシ
洗い場 カランは14。8つが1つずつ区切られている。
脱衣室 フロントで下駄箱の鍵とひきかえにもらう鍵を使うロッカーが200以上ある。どういうわけか下段に大きなロッカーがあるので、荷物が大きい場合には、フロントでそう言うと大きなロッカーにしてもらえるかもしれない。
パウダールーム 脱衣室とは別の一角に三方向が鏡になっている小部屋があり、6人ほどが一度に鏡に向かえる。ブラシなどもあったが、殺菌が間に合わずに利用できるものがなかった。ドライヤーは3つ。洗面台は2つ。ただ小部屋風になっているので、そこだけにドライヤーや人からの熱がこもり、とても暑くなっている。風呂上りは少々キツイものがある。
んがお印象 きんぱちの湯というからには、蟹の食べ放題で有名な旅館きんぱちのそばに出来たのかと思っていたら、寺泊水族館のすぐ隣だった。臨時駐車場なども少し離れた所にあったが、我々はタイミングよくすぐ前の駐車場に入ることができた。
入り口近くには無料の足湯があり、足湯好きには嬉しい限り。ただし、どういうわけか緑色のお湯だった。中のお湯はそんな色はついていないので、なぜかはよく分からない。しかし、駐車場に向かって座ることになるので、なんだか奇妙な感じである。なんとか場所を考えて海が見える場所にするなりしたら、かなりいい客寄せになったはずなのに。ロケーションがいいだけにもったいない。
  
  
さて、お風呂のほうだが、思った以上に色々なお風呂があって楽しめた。海洋深層水のお風呂というだけで、実は内容的にはそれほど期待していなかったのだ。が、美肌の湯などはきめの細かい気泡がなかなか心地よく、一見白濁したお湯のようにさえ見える。足をお湯に入れて入るミネラルサウナなどは外の海が見えて開放的だ。もちろん内湯も一面の窓から日本海が一望できる。
露天風呂は男女異なるお風呂で、この日の女湯は足ツボを刺激する石の敷いてある歩行浴がついているお風呂。ただ、円形のお風呂が2つ並んでいるので、意外と大人数が一度に入るわけにはいかない。家族連れなどに占拠されると、なかなか入りづらくなるのが、この露天風呂の難点だろう。それでも、潮風がここちよく、のんびりと入っていることができる。
内風呂のお湯は無味だったが、この露天風呂のお湯は少ししょっぱかったそうだ。
海洋深層水というと、厳密には温泉とは言わないだろう。が、水道水とも違う。入浴した感じもかなりあったまるし、肌へのあたりもいい。温泉とは言わないが、自然の恵みを活用したお風呂であることには間違いないだろう。
リンク
交通 寺泊水族館のすぐ隣なので、まず迷わない。


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