![]() 神蛇の滝 かなり高い位置からしか撮影できない。 と、思っていたら、下から人の声がした。 脇のほうから降りられる道がある。 しかし、降りたら、下の釜しか見えない。 と、いうより疲労で降りる気にならなかった。 ![]() 旭滝 ものすごい岩場を下ってたどりついて、 それでも全部が見えない滝。 かなり水量があって、 びしょびしょになるくらい飛沫を浴びる。 手前の岩に登ろうとしたら、 つるつるすべってダメだった。 ![]() この滝の名前はない、と思う。 二番目くらいに見える滝。 一番目は右の欄の、子供が浮いている 淵に流れ込む滝。 この二番目の滝かおもしろくて 気に入った。 ![]() 魚の頭みたいな巨大な岩がある。 ![]() 小さく見えるだろうが、こんなに大きい。 手前は、見知らぬ滝のカメラマン。 大小の三脚とカメラ2つ。 やる気満々の人でした。 ![]() 百合が淵。 滑落の危険のある崖のすぐ下。 落ちたら、死ぬよなぁ。 ![]() 七ツ釜五段の滝 これが見たかった写真集に出ている 五段になっている七つの釜。 ちょうど日光が当たって、美しかった。 ![]() 春より緑がうっそうとしている。 ![]() 脇から小さな滝が流れ込んでいた。 そのまま道に流れ出て、 一部、道が沢になってしまっていた。 ![]() 釜を上から見たところ。 ![]() 見えづらいが、かなり上まで山道を 登ったあと、橋から七ツ釜五段の滝が見える。 春ならもう少しよく見えるかも。 ![]() 七ツ釜五段の滝のすぐ上にある 不動の滝。近づけないが、なかなか 美しい滝だった。 |
2002/8/14 北精進ケ滝 山梨県武川村 と、北精進ケ滝の名前を前に出したが、今回は根性がなくて行かなかった。GWに反対側のとんでもない山道から入って、とんでもなく間違った道を歩いて、その上流に出てしまった北精進ケ滝。今回こそは、と通常のルートでチャレンジ。しかし、事前によく調べていきゃあいいものをガッチリと林道は入り口でふさがれていましたとさ。前々から林道が決壊していたのは知っていたのだが、きっと反対側と同じく、ちょっとずらして入れるくらいのふさぎかたなんだろうなぁとタカをくくっていたわけだ。たぶん、反対側、御座石鉱泉がわから行けは、行き着くことができたはずだが、今回は根性がなかった。そのうち何年か後に通常のルートが開通したら行きたいと思う。 その腹いせに、行ってしまったのが、すぐ隣の白州町にある尾白川渓谷。滝りんくのなんちゃんのサイトでものすごく綺麗だったという記憶と、ライトマップルの『花崗岩の明るい渓谷、30分の楽しいハイク』というのに騙された。ど、どこが楽しいハイクなんだーっ! まず駐車場がびっしり。どうして、こんなにびっしりなの?と不思議に思っていたら、なんと、ここで川水浴ができるのだ。日本の名水100選の川で子供たちがキャーキャー言ってまっかな浮輪で浮かんで、楽しんでいるわけだ。キャンプ場も近くにあって、入り口はもう大騒ぎだった。 ![]() ![]() 右の写真の淵の中の点二つは人間。浮輪でかなり深いところに浮いている。 しかし、それも入り口まで。沢の脇を登るルートを少し入っただけで人の声は聞こえなくなる。それもそうだ。ものすごくきつい登山道なのだ。きつい上に危険。しばらく雨が降っていないのか、土がすっかり乾いて砂のような状態になっている。とにかくズルズル滑る。現に、つづら折の上り口で、たった今滑落した人を見た。大事なかったようだが、危険この上ない。 岩を登り、木の根っこをつかみ、くずれかけた道を鎖だけを頼りに渡って、時々見える渓谷をなぐさめにして、とにかく登る。特に百合が淵から、最終目的地の神蛇の滝へ行く登りがハンパじゃなかった。ほとんど木登りです。帰り道は沢づたいの道か危険なので、尾根道という比較的安全らしい道を選択。それでも、ものすごく危ない滑落の危険のある道だった。 ライトマップルの30分の楽しいハイクっていうのは、いったいどのルートを言っているのだろう。とにかく、お子様は絶対に行かないほうがいいです。体力のない人も無理です。滝好きでないかぎり、オススメできないみちのりです。 ![]() ![]() 左:鎖につかまらないと、絶対に滑り落ちる。右:右がわは、新しい鉄の道。下は古い木の道。新しくした後で本当によかった。 ![]() ![]() ![]() 左:この木の根っこに捕まって登る。ほぼ垂直と思ってほしい。 中:尾根の細い道は平均台のよう。 右:この岩の下は崖。転がり落ちるとまっすぐ50メートルは落ちる。 ところで、尾白川渓谷に行く前にトイレ休憩しようと思って入った名水公園。こいつが有料だったのにびっくり。しかも、駐車場に入る段階でもう1人200円取られてしまった。本当にトイレだけのつもりだったので、なんと200円の有料トイレ。こんなことなら道の駅はくしゅうがすぐそばにあったので、そちらにすればよかったです。大失敗だった。 ちなみに、尾白川の水はいったいどこが飲料用の水かわからなかったので、神社にあった水を飲んだ。甘くて美味しかったです。 14日はそれでヘトヘトになってしまった。近くの道の駅『蔦木宿』にある温泉に入って、宿泊地である甲府に戻って、午後10時前には就寝。 8月15日(木) 七ツ釜五段の滝 山梨県三富村 朝、宿でいきなりのハプニング。寝る前はきちんと合っていた目覚まし時計が、朝2時間以上遅れていた。あたりがすっかり明るいのにまだ2時半なんてことあるか。幸いまだ早い時間だったので、よかった。危うくあぶさんとの待ち合わせに遅れる所だった。 そう、今日は滝りんぐでお世話になっているあぶさんご夫妻と西沢渓谷に行くのである。春と違って、西沢渓谷は混雑していなかった。村営駐車場も8時少し前に到着してガラガラの状態。待ち合わせ場所に行くと、もうあぶさんご夫妻は到着して待っていてくれた。だいぶ早く来られたようで、待たせて申し訳ないです。 自己紹介もすんで、よーし、出発だ。 本当に人出が少ない。やっぱり春はシャクナゲのシーズンだから沢山人か来るんだろうか。歩いていると、ふと、春より涼しいかもしれない、と気づく。春はまだ新緑の頃で日陰がほとんどなかったが、夏は木々の緑が濃くて道はほとんど木陰になっている。そのかわりに沢がよく見えない。やや雲が多かった天気も手伝って、春ほど水の青さが際立っていない気もする。 ![]() ![]() 左:大久保の滝 右:竜神の滝 ![]() ![]() 左:三重の滝 右:貞泉の滝 どの滝も春より緑が深い。 1度来ている道なので、サクサクと進んでしまって、あぶさんご夫妻には申し訳ないことをした。昨日の尾白川渓谷に比べれば、西沢渓谷の道はものすごくカワイイもんなのだ。こんなに楽勝の道程だったっけ、と思うほどすんなりと七ツ釜五段の滝についた。 ![]() ![]() 滝好きの一行。 問題はここから先だ。この先に本当の七つの釜があるのだ。滝の名前の書いてある看板から少し登ると、ああ、あった。これだ、これだ。写真集で見る七つの釜が青い水をたたえている。会いたかったよ、という気分になった。 ![]() 写真集とおり、と思ってしまった釜の連続。 いやというほど写真を撮って、さて、帰り道である。 前回は引き返したが、今回は山をまわって戻ることにする。これは、失敗だったのかなぁ、よかったのかなぁ。シャクナゲの季節には、正解の道であることは間違いないと思う。が、今回は真夏。まず、山頂とも言うべき場所に出るまで、ものすごく長い白木の階段を登らなければならない。これは、木の根っこを登るよりも辛いかもしれない。そこから先はトロッコの線路が廃線になった道なので、ものすごくなだらかな下りである。楽なことは楽なのだが、変化が無いのに長い。今でも残るトロッコの軌道は楽しい。時々出て来る下がスケスケの橋も楽しい。『ひこいっちゃんころばし』という、その昔木材を運んでいる途中に馬と一緒に転落して負傷してしまった人がいたことから名前がつけられた、なんていう名所の説明も楽しい。でも、景色がおんなじでゆるやかすぎる道で、長くて、つまらないのだ。どんなに苛酷でも、沢が隣にあったほうが変化があっていいのかもしれない。 ![]() ![]() 左:上から見た白木の階段。はるか下まで続いている。 右:下がスケスケに見える橋。けっこう恐い。 8時少し前に出発して、11時過ぎたあたりに駐車場に到着。焼きたてパンを売っているお店でソバや五目ご飯を食べて、あぶさんご夫妻と別れた。 滝が好きで、滝と見るやついカメラを向けてしまう人と初めて一緒に行動して、妙な仲間意識があって、とても楽しかった。なんと言っても滝で足を止めても当たり前なのが嬉しい。また、ご一緒しましょうね。 さて、ここでおとなしく帰ればいいものを、我々はさらに足を延ばしてしまった。 おまけ、と言ってもいいのだが、レポートその2でどこに行ったかわかります。 ![]() ![]() ![]() |
交通 尾白川渓谷 甲府市を出て、国道20号線を長野県境に向って走る。白州町に入り、右側に道の駅『はくしゅう』がある「白州中東」という交差点で左折。名水公園「べるが」へ行く案内が目立つがそちらに左折せずに、まっすぐに『駒ヶ岳神社』を目指すとよい。駐車場、神社前にトイレもある。駐車も無料だ。 西沢渓谷 甲府市を出て国道140号線で雁坂トンネル方面に向かえばよい。雁坂トンネルに着いてしまったら行き過ぎ。しかし、大きな道の駅『みとみ』があるので、見落とさないだろう。村営駐車場は道の駅『みとみ』を通りすぎて右側に入り口がある。 |
|
リンク 三富村 |
2002.夏休み滝めぐり その2へ
んがお工房の日本百名滝めぐり 滝レポート中部・北陸 掲示板
ときどき週末温泉族になるトップ