4月7日 村杉温泉共同浴場(村松公園ミニミニレポート) ・ 4月13日 大子温泉(滝桜レポート)
4月21日 お休みの日 ・ 4月27日 杉野沢温泉 ・ 4月29日 貝屋温泉

  4月7日(日) 村杉温泉
ドロあげ、という作業をご存じだろうか。ようするにドブ掃除である。冬の間に側溝にたまったドロやゴミをかき出す作業である。今日は朝の6時から住民一斉清掃で缶ひろい。そのまま9時までドロあげをやった。いつもの平日よりも早起きの上に重労働の朝である。
と、いうのにこちらの地方は今まさにソメイヨシノが満開。桜をみたいし、温泉にも行きたいし。趣味の滝も見たいし。
で、選んだのが村松公園に寄って少し山を迂回すれば行ける村杉温泉だった。
村松公園は、桜の名所100選にも選ばれた県内では有名な花見ポイント。思ったとおり渋滞していたが、駐車場は広いのであまり困らない。予想よりも狭い範囲でしかし多い桜。その桜もソメイヨシノだけではないらしく、濃いピンクや白など彩り豊かだった。
      
   
    花曇りだったので、ピンクが映えませんでした。水芭蕉も見事に咲いていました。
    
      
目の高さに幹から直接花が咲いていました。左は桃色の桜。
   村松町ホームページ  http://www.parabox.or.jp/~muramatu/
村松公園からだと至近距離に『さくらんど温泉』があるのだが、そうでなくとも混雑しがちなこの温泉に桜の客が加わるとどうなるか、予想するのはカンタンである。桜で混雑しそうな所は避けて、以前行ってみて駐車場が満杯で入れなかった村杉温泉に行ってみることにした。
果たして、村杉温泉の入り口は有名な豆腐屋さんがあるあたりで行き来が困難なほど混んでいた。しかし、ラッキー。5台ほどしかとめられない共同浴場の前の駐車スペースに1台だけ空きがあった。
滝見物でヘトヘトになって、ここに振られたら最悪な所だった。ラッキーをかみしめつつ、入浴した。
 『薬師の湯』村杉温泉共同浴場 データ 笹神村村杉温泉  0250−62−3009  8時半(土日7時半)〜20時
料金 250円 子供150円
泉質 ラジウム泉 (わずかに白濁したさらりとしたお湯。無臭)
風呂の種類 内風呂のみ、ジェット付き
備品 なんにもありません
パウダールーム 脱衣室と一緒。鏡、洗面台2つ、ドライヤーはない。
んがお印象 とにかく安い。250円とは銭湯より安い。その分、まったく何の備品もない。せっけんすらない。でも、銭湯と思えばあたりまえのことである。
駐車スペースからすぐに男女別の入り口があり、その真ん中に発券機がある。我々が行った時にはその発券機の横に和服に割烹着の品のいいおばあちゃんがいて、どのスイッチを押せばいいのか教えてくれた。戸をくぐると、なんと番台があったりした。番台のむこうにちゃんと更衣室に入る戸があるので、男湯から脱衣を覗かれる心配はない。しかし、その戸と外に通じる戸か何かの偶然でいっぺんに開けられたら、外の道から中が丸見えになったりする。そんなことはたぶん無いとは思うけど。
注意すべきは、中にトイレがないこと。トイレは駐車スペースのすぐ横にある。貴重品入れもない。鍵のついたロッカーはあったような気がする。(貴重品を持っていかなかったので、よく見ませんでした)
わりと混雑しそうな共同浴場のわりにカランは4つ。私が入った時はすいていたので困らなかったが、混み合う時は待つ必要がありそうだ。
観光の温泉街にあるので、観光客が利用するのかと思ったが、地元の人の利用が多いらしく、マイドライヤーを持った人とか、マイ入浴セットのカゴを持った人とかがほとんどだった。
帰りには例の品のよいおばあちゃんに「ありがとうございます」と言って出て行く。なるほど、共同浴場。お湯も芯まであたたまって気持ちよかった。
リンク 笹神村 http://www.vill.sasakami.niigata.jp/ 
交通 磐越自動車道安田インターで降りて国道290号線月岡温泉方面に向かう。自衛隊の大日原演習場を右手にみながら丘を越えて坂をくだるとほどなく右側に村杉温泉入り口の看板が見える。入るとすぐに有名らしい豆腐屋があって混雑している。細い道を登って行き、ほぼ突き当たりに共同浴場はある。和風のきれいな建物だ。帰りは来た道と反対の方向に出れば、別の道をたどって国道290号線に戻ることができる。
駐車スペースが少ないので注意。

  4月13日(土) 大子温泉
久々の夫婦揃っての連休になったので、まだ桜が満開と思われる所に行ってみようということになった。かねてから行きたいと思っていた福島県の三春の滝桜、これも先週の満開から寒い日が続いてまだ花がもっているらしい。天気もいいしあこがれの長寿桜に会いに行くことにした。
家を7時半に出て途中少し高速道路を使って10時半には到着。渋滞が懸念されたが、駐車場の直前で少し渋滞した程度。駐車料金500円は出る時に支払うシステム。ただし、出る時もちょっと渋滞する。桜を見て、お弁当を食べて12時ころに出発したが、その時は渋滞がかなりのびていた。三春町は滝桜のほかにも長寿のシダレ桜が数多く、あちこちに名のある桜への道しるべがあった。その中のひとつ地蔵桜の真ん前を通ったのだが、まさか道路のわきにあるとは思わずにカメラを用意していなかった。先を急いでいたので、戻ることもしなかったが、少々残念。名のある桜でなくても本当に奇麗な桜ばかりある、町全体が桜満開の美しい町でした。
     
   
エドヒガンザクラという種類で1000年の樹齢だそうだ。満開を少し過ぎて散り初めていた
    
   
左:裏側から見た三春の滝桜。右:滝桜の上の方にはソメイヨシノの並木が。ダムを囲んだかなり広い公園になっている。
    
   
お約束、名前の石碑は横側にある。風で花がなびいている。右:こんな斜面に堂々と立っています。
   三春町のホームページ  http://www.asaka.ne.jp/~miharu/
桜の名所100選と滝を組み合わせるのは毎度のこと、今回は福島県つながりで滑川大滝に行くつもりだったが、前日腰を少々痛めて山登りができそうもない。ほかに100選の滝がないかと探したら福島と茨城の県境に袋田の滝がある。少々遠いが自動車なら楽勝と思って向かった。袋田の滝のレポートはここへ。確かに袋田の滝は楽勝だったが、ちょっとスケベ心を出してその上の滝にまで行ってしまって、ヘトヘトになってしまった。
本来なら帰路についてから新潟寄りの会津坂下あたりの温泉に入るつもりが、即座に風呂に入って筋肉をほぐす必要に迫られた。
行く時に寄った道の駅に温泉があったのを見ていたので、そこに入るか道にある電柱に書いてあった森林の湯という温泉に入るか迷ったが、道の駅に森林の湯のパンフレットがあり、料金が1000円と少々お高めだったので、道の駅のお風呂に入ることにした。
 道の駅『奥久慈だいご』 データ 茨城県大子町  申し訳ない、パンフレットが無かったのでデータがありません。
料金 500円 
泉質 ナトリウム−硫酸塩・塩化物泉 (わずかに黄色みのあるさらりとしたお湯。無臭)
風呂の種類 内風呂のみ、ジェット付き
備品 リンスインシャンプー、ボディソープ、ドライヤー(タオル、ブラシは持参)
パウダールーム 脱衣室と一緒。一面の鏡、洗面台3つ、ドライヤーは2。
んがお印象 道の駅に温泉がついている、というのは、最近珍しくなくなった。新潟県にも3つほどある。で、どちらの道の駅も温泉入浴者の自動車で混雑して道の駅としての機能がなかなか果たせないのだが、ここ『奥久慈大子』は、駐車場が満杯ということはなく、あれれ、この温泉はもしかしてあまりよくない?と懸念させるものがあった。しかし、茨城県の日帰り温泉の情報を仕入れていなかったので、値段の比較だけして『森林の湯』よりもこちらを選んでしまった。
結果としては、入浴する分にはまあ、充分かな、という程度のお風呂だった。カランは6つ、洗い場がものすごく狭い。湯船も1.5m×2mくらいと、もしかして全体でも一般家庭のちょっと大きなお風呂である。これで500円となると昨今の日帰り温泉施設に比べるとちょっと高い気もしないでもない。
しかし、だからかもしれないが空いていた。男湯も女湯も3人程度。女湯に至っては私か出たらからっぽになってしまった。すいているお風呂ほどごちそうはないのである。
湯上がりに大子町の特産物を売っている売店でアイスクリームを食べた。こういうのは道の駅ならではの楽しみである。
リンク 大子町観光協会  http://www.infonavi.co.jp/~daigo-k/ 
交通 茨城県の北端の町大子町。JR水郡線と平行して走っている国道118号線上に道の駅『奥久慈だいご』はある。JRの駅でいうと袋田駅と常陸大子駅のまんなかくらい、大子温泉の袋田寄りにある。温泉は向かって左がわ、2階にある。

 4月21日(日) お休みの日
今週は土曜の休みがありませんでした。しかも、土曜の夕方から私がひどい頭痛でして、一晩寝て起きてもなおりません。日曜は日曜で私の自動車の車検がありまして、頭痛の上に車検。車検でブレーキの不備が見つかって見積もりよりも2万円も高くなってしまって、さらに頭痛。
自動車を取りに行く都合上遠くに行くわけにもいかないし、頭痛。ああ、頭痛。おかげで温泉にもいきませんでした。
ところで、情報としては、4月20日健康ランドだった栄町のポエム(レポートはここへ)が、ついに温泉を掘り当てまして、同じ場所で天然自噴温泉付きの健康ランドに変身しました。ナトリウム・塩化物泉ということなので、体があたたまるお湯だろうなぁ、と思いますが、この地方の人間の特徴としましてオープンのチラシが入るととにかくそこに老若男女問わずドッと繰り出して大混雑する、というのがあるので夏くらいまでは行かずに待っていようと思います。
温泉に浸かれば頭痛も治るんだろうけどなぁ。シクシク。

  4月27日(土) 村杉温泉
ついにGWが始まった。と、いうことで、我々の趣味である滝巡りを開始した。
今回は上信越道まわりの滝。ただし日帰りなので、百名滝の米子大瀑布と苗名滝にしぼった。ところが、苗名滝はかなり歩いて足を酷使しなければならない場所にあった。米子大瀑布のレポートはここへ。苗名滝のレポートはここへ
自動車に戻った時には、足はぐったりした状態。このままダンナに運転させるわけにはいかないので、手近な温泉に入ることにした。
この苗名の湯は、実は以前苗名滝に来て見ることが出来なかった時に寄っている。が、その時は駐車場が満杯で入るのをやめてしまった。果たして、今回は、だいぶすいていた。お風呂も5人ほどの利用。休憩所には人がいないくらい静かだった。らっきー。
どうも、この施設はスキーシーズンや秋の紅葉シーズンには混雑するらしい。ちょっと小さめのお風呂なので、混雑しない時期に来れたのはよかった。
 杉の沢温泉センター『苗名の湯』 データ 笹神村村杉温泉  0255−86−6565  10時〜21時
料金 450円 子供300円
泉質 ナトリウム、カルシウム、マグネシウム塩化物・炭酸水素塩温泉 (わずかに白濁したさらりとしたお湯。無臭)
風呂の種類 内風呂のみ
備品 リンスインシャンプー、ボディソープ、せっけん、タオルつき(ブラシは持参)
パウダールーム 脱衣室と一緒。鏡、洗面台2つ、ドライヤーはない。
んがお印象 まず気がついたのがお年寄りにやさしい作りになっている温泉であるということ。地域のお年寄りのために作りました、というカンジだ。トイレ、てすり、お風呂の椅子等すべてお年寄りのことを考えてある。
ロッカーは木製で鍵もかけられるが、あちこちにコインロッカーなどがあり、スキー客の立ち寄りにも気を使っているのが伺える。タオルもついているので、いきなり思いたっても立ち寄れる。
カランは9つ。さほど広くない洗い場によく9つもカランをつけたと思えるほど。しかし、狭いわけではない。スキーシーズンには込み合って、カランが足らなくなったのだろう、1つは明らかにあとから付け足したらしいものだった。お風呂は内風呂のみ。やや小さめだ。少々熱めだったので、ゆっくり足の疲れをほぐす予定がそんなに浸かっていられなかった。
幸いすいていたので、脱衣室は1人で使うことができた。ドライヤーが無かったが、他に人もいないため、扇風機を自分に向けて乾かしてしまった。他に人がいる場合は迷惑なのでやらないように。
帰り際、フロントで温泉まんじゅうのバラ売りをみつけて、白と黒を1つずつ買ったら、無料のお茶があることを教えてもらって休憩室でまんじゅうと渋茶でほっとしてしまった。とても美味しかったです。
苗名滝の写真などがあり四季の滝を見ながらゆったりできる。
リンク
交通 上信越道妙高高原ICを降り、国道18号を長野方面に向かう。すぐに県道39号線との交差点に出るので、杉野沢方面に向かって右折する。国道18号を走っていて長野県に出てしまったら行き過ぎ。標識があるので間違わないと思う。そのまま、ほぼ1本道なので、まず迷うことはない。杉ノ沢スキー場のあたりのややにぎやかな場所で、食堂と民族資料館と苗名の湯、体育館が一緒になった『くま杉の里』という施設が右側にある。


  4月29日(月祝) 貝屋温泉
3連休の最終日に温泉に入って疲れを癒そうということになった。なれば、温泉だけではもったいないので、どこかの滝も見ようということになった。それがマズかった。新潟県の滝は地図の上にあっても、登山道をかなり上らなければならない場所にあることが多い。今回はその最たるものだった。甘く見ていたのに、とんでもない登山になってしまった。もちろん、疲れを癒すどころか疲れを増してしまった。
その滝のレポートはここへ
滝のある山のふもとにあるさくらの湯は、計画どおり立ち寄ることができた。滝のある大峰山や近くのさくら公園はかなり人気のある場所らしいので、この温泉が混雑していなかったのは、幸いであった。
 貝屋温泉『さくらの湯』 データ 加治川村大字貝屋24−1  0254−33−3785  10時(土日9時)〜21時
料金 500円 子供300円
泉質 単純硫黄冷鉱泉 (わずかに黄色っぽく白濁したのさらりとしたお湯。無臭)
風呂の種類 内風呂のみ
備品 リンスインシャンプー、ボディソープ、せっけん
パウダールーム 脱衣室と一緒。鏡、洗面台1つ、ドライヤー1つ。脱衣室を出たところに洗面台2つ、ドライヤーなし。
んがお印象 ち、小さい。いくらなんでも、これは小さすぎ。下手をすると一般民家でこのくらいのお風呂はあるかもしれない。道の駅『奥久慈だいご』の温泉より小さい。500円というのは、ものすごく割高な気がする。
まず脱衣室が小さい。木製のロッカーが10個ほどあるのだが、人が3人並んで脱衣したら肌と肌が触れてしまう。
さらに洗い場が小さい。なんとカラン3つ。しかも2つ並んでいるほうは、やっぱり肌が触れてしまいそうなほど近い。
お風呂は頑張れば6人くらい入れるかなー。でも、それだけ入ると足を伸ばして入れない。
受付で、今お風呂が込み合っていますから、と言われてお風呂の入り口を見たらスリッパが5つほど。すいているじゃん、と思って入ったら、とんでもない状態でした。だいたいの人が近くの大峰山の登山者か地元の人らしい。休憩所というか食堂が充実しているらしく、そちらにも人がたくさんいたらしい。
私が入った時はそれでも体を洗うのに苦労はしなかったが、1家族が入るだけでいっぱいの浴室では、混雑した時は利用したくない。お湯はさらりとしているがだんだん肌がすべすべしてくるいいお湯だったので、この小ささはもったいない。
食事のみの利用もできるというから、どちらかというと食堂に温泉がついていると思ったほうがいいのかもしれない。
リンク
交通 国道7号線を新潟から新発田方面へ進む。さらに進んで加治川村に入り、平行して走る羽越本線金塚駅前のセブンイレブンの手前にあるさくらの湯の看板のある道を右折。かなり込み入った住宅街だが、そのまま進んでつきあたりを左折して、どんづまりがさくらの湯。駐車場は10数台とまれるスペースがある。


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