1月1日 糸魚川温泉 ・ 1月2日 多宝温泉 ・ 1月6日 観音温泉
1月12日 宝珠温泉 ・ 1月13日 松之山温泉 ・ 1月20日 お休みの日
1月26日 栃尾又温泉

1月1日 糸魚川温泉
正確には、フォッサマグナ糸魚川温泉というらしい。フォッサマグナとは、糸魚川と静岡の間にある巨大な断層のことで、地殻の変動が激しい分、温泉も湧くというわけか。糸魚川にはヒスイの取れる渓谷があるので、施設の名前も『ひすいの湯』という。
今年の温泉初めは、目覚めたらあまりにもいい天気なので、ちょっと遠くに行こう、ということになった。日本海側の元旦にしては珍しく穏やかな晴天なので、もしかしたら滝も見られるかもしれないというスケベ根性を出して糸魚川市に向かう。糸魚川は富山県とのほぼ県境。下道で約3時間かかってしまった。しかも、時間が下るにつれ雲が濃くなってきて、雨まで降りだした。さらには、糸魚川市内は海岸近くなので雪などカケラもないのに、自動車で5分も走らないうちに積雪がどんどん増えていって、滝の入り口あたりでは50センチ以上の積雪。しかも、道は途中で除雪しなくなっていて、雪原になってしまっていた。冬の滝は、新潟では無理と判断。即座に温泉に切り替えた。
この温泉はホテルも併設しているので元旦でも営業している。(ホテルのほうも温泉の日帰り利用ができて、プールもある。セットで1500円)元旦の真っ昼間だというのに、けっこう混雑していた。広々とした浴室に広めの内湯。岩風呂風の露天風呂。しかし、内風呂の気泡湯に入ってびっくり。ものすごく熱い。体感温度なので正確ではないが、44度近くあったと思う。ところがカランがみんなふさがっているので、ぼーっとしているわけにもいかず、お湯に入って待たなくてはならない。熱い。熱いけど、まぁ、茹だるほどではない。しばらくして、カランがあいたので身体を洗う。
特筆は、塩とアロエと米ぬかの入ったどろりとしたマッサージもできるセッケンがあって、喜んで使ってしまった。泥色をしていて、ザラザラと塩の感触がおもしろい。だれも使っていなかったのは、キモチ悪いからか。ついでに竹と泥のフェイスセッケンもあったので使った。ひのきの香りが温泉らしくてGood。おかげさまで肌もつるつるになりました。
で、露天に入ったら、めちゃくちゃぬるかった。40度ないと思う。長湯はできるのだが、入っていても湯冷めしそうなくらいで、上がり湯にもう一度熱い内湯に入ってしまった。

新年早々滝に挫折するわ、温泉に浸かるわ、今年もだいたいこんな年になりそうな予感である。
フォッサマグナ糸魚川温泉 『ひすいの湯』データ  糸魚川市大野298−1  0255−53−2222  10時から22:45
料金 1300円(午後4時以降、サービスあり)
泉質 ナトリウム・カルシウム塩化物泉(やや茶色がかった色、石を焼いたような臭いのお湯)
風呂の種類 内風呂・ジェット・気泡・寝湯・露天風呂・打たせ湯・サウナ・水風呂
備品 シャンプー・リンス・ボディソープ・(洗顔セッケン、塩アロエソープは、お試し品のためある時とない時がある)・化粧水・乳液・ブラシ・ドライヤー・タオル・バスタオル・
パウダールーム パウダールームは独立していないが、一面の鏡と5つの洗面台。ただし、ドライヤーは非力のものが2つきりだしブラシは消毒しないその場にあるだけのものだ。地元の人は承知していてみんなマイドライヤーを持参していた。
んがお印象 とにかく内湯が熱かった。寝湯も熱い所だったので、とても寝る気になれなかった。ひろびろとした浴室なのだが、無駄に床だけ広くとってあって、これなら真ん中にジャグジーでも作ったほうがいいのに、と思ってしまった。露天風呂のお湯がぬるいのは言語道断と言いたいところだが、内湯が熱すぎるので、むしろホッとした。やっぱり温泉は長湯したい。雪景色をながめながらのぬるい露天風呂もけっこうオツでした。ロッカールームはわりと大きなロッカーでいいのだが、200近くあるロッカーの数のわりに狭いのではないか。
リンク 糸魚川市
交通 北陸自動車道糸魚川インターより国道148号に出て松本方面に進むと右側にホテル糸魚川の建物が見えてくる。その隣なのでわかりやすい。

1月2日 正月温泉族 (多宝温泉)
お正月だし、連続して温泉に行ってもバチは当たらないか、ということで、今日は近場の『だいろの湯』に行って来た。データは、先月の15日の欄を参照して欲しい。
今回は正月ということもあって、結構混雑していたが、ロッカールームには人が少なくて不愉快な思いはしなくて済んだ。だが、心配していたとおり洗い場が少ないので、並んで待つ羽目になった。ただ、地元の人が多いのでそれぞれ迅速に親切に洗い場を使ってくれる。並んだがあまり待たずに身体を洗うことができた。
今回特筆すべきは、たった半月で『だいろの湯』も色々勉強している、ということ。先月行った時にはまだ開設間も無い頃だったので、露天に行く戸に表示が無かったり、庭園風呂が水だったり、大露天風呂の中にある段差が暗くてよく分からずにしっょちゅう人がつまづいていて危険だったりしたのが、改善されていた。
まず、庭園風呂はとりあえず人の入れる温度だった。このあいだはやめておいた打たせ湯にもチャレンジできた。打たせ湯の湯だまりのお湯は白濁しているのが不思議だったが、どうやら湯の花が大量に沈殿しているのが打たせ湯のお湯で撹拌されているせいだとわかった。ただ惜しい、この日大量に降った雪を除雪していないので、裸足で雪の上を歩いて行かなければならない。さらに奥にある池のような風呂にはさすがにチャレンジする気になれなかった。
大露天風呂に行く戸にもでかでかと表示がされていたし、大露天風呂の中も段差のある所には石を配置して分かりやすくしているうえに照明もかなり明るくしてあった。薄暗いのも趣があってよかったのだが、危険となれば話は別だろう。
やっぱり営業を続けていくうちにノウハウは得ていくもんだなぁ、とつくづく感じた。
そうそう、お湯が飲めるようにもなっていて、試飲してみたが、ものすごくマズかった。卵スープをしぶく苦くしたような味。
ところで、12/15の交通欄で岩室温泉病院の方向に行かない、とかいたが、そちらに向かって病院の前を通って突き当たったら左折するほうが近いと判明。なおしておきます。それと、泉質も硫黄・ナトリウム塩化物泉と判明。追加しておきます。

1月6日 観音温泉
昨日の土曜日、玄関先の雪を片付けていたら、腰をめいっぱい痛めてしまった。新潟の雪は湿っていて重い。で、日曜日言い訳がましく温泉に行くことにした。しかし、自動車のシートに座っているのも腰に悪そうなので近い所と決め温泉ではないがいろいろなお湯が楽しめる新潟市の厚生年金スポーツセンターに行くことにした。しかし!なんとスポーツセンターは改装中で3月までお休み。おいおい、新しく改定された新潟日報事業社の『ぶらり日帰り立ち寄り湯』をさっそく購入して見つけた入浴施設だっていうのに、そりゃあないだろう。ごくちかくに『じょんのび館』もあるのだが、あそこはちょっとお高め。しかも道が不案内で地図を見て入るナビゲーターが自動車酔いまでしてしまって、ぐるぐる回っているうちに新津市の『めぐみの湯』がてっとりばやい、ということになった。すでに1時間半も自動車に乗っていて腰に最も悪い状態である。しかし、ここのお湯、炭酸が入っていて筋肉痛や五十肩にも効くというから怪我の光明か。
ここの特徴は、駅から徒歩0分という立地のよさ。いや、市街地のどまんなかなので立地的にいいかどうかは分からないが交通の便はしごく良い。露天風呂に入っていると、踏切の音なんかが聞こえてきてしまう。情緒的にはちょっとどうかと思うけど。景色は見えないようになっているのでとりあえず気にはなりません。
で、お湯は少し離れた所から毎日搬送しているお湯で、内湯だけが温泉らしい。せっかくの露天風呂はさら湯らしい。たしかに色も臭いも全くなかった。また、ボイラーが一つということで、ボイラーがわの女湯の温度は熱く、ボイラーから管を通して運ばれる男湯はぬるい、と中で話していたおばあちゃんの言葉。実際ダンナはぬるく感じたらしいです。
町場の銭湯が温泉になったと思えば、露天があるだけいいかもしれないが、それでもちょっと料金が高いかな、と思う。
ちなみに観音おんせんの由来は、わからないが、デンと玄関先に観音様の銅像があった。
この日は綿菓子をちぎったようなぼたん雪がゆらゆら舞う天気で、なかなか風情がありました。
観音温泉 『めぐみのゆ』 データ 新津市さつき野町1−34  0250−24−1126  9時〜20時(日祝は6時より) 
料金 800円 子供400円
泉質 ナトリウム塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉 (内湯:黄色いお湯。桧の臭いがしてお湯の臭いはわかりませんでした)
風呂の種類 中規模の内湯(女風呂は桧、男風呂は大理石)露天風呂(女風呂は岩、男風呂は桧)
備品 リンスインシャンプー、石鹸、試供品の塩アロエ米ぬかマッサージソープ、ドライヤー(タオル、ブラシは持参)
パウダールーム 脱衣室と一緒で鏡と洗面台が3つ。ドライヤーは一つきり。混むと大変かもしれない。
んがお印象 お湯の色は何色かとじっくり見たが、黄色としか言いようがない。黄土色より軽い、済んだ色。ちょうどいい温度でじっくり入ることができるが、ぬるめが好きな人は長湯できないかも。しかし、男湯はぬるかったらしい。中で地元のおばあちゃん2人が最初から最後まで話していて、とにかく持ち込みはするなとうるさい施設だと文句を言っていた。持ち込んで三千円罰金を取られたばあちゃんがいるらしい。
内湯はシンプル。ただお湯のみ。洗い場もカランが6つ。混んでいるとストレスがありそうだが、たぶん、そんなに混雑しないのだと思う。シャワーのお湯も圧力がつよくて○。これでもう300円値段がやすければ、もっとお客さんも増えると思うのだが。
リンク 新津市
交通 国道403号線を新潟市方面から新津市方面に向かう。交差点名は見落としたが、新津市街に入る前に左折するとさつきの駅に向かうという標識のある信号にでる。(たしか、さつき野のひらせいなどがある道である)標識どおりに左折して、さつき野駅に向かえば駅舎のすぐそばなので、迷わない。

1月12日 宝珠温泉
ハッピーマンデーということで1月15日がお休みではなくなってしまったが、こちらの地方では1月15日は小正月とか女正月とかいって、小さなお正月のような行事をする。もちろん、お正月のような料理も食べたりする。せっかくの小正月だし、3連休だし、少しのびのびするか、という、またもや無理やりな理由をつけて温泉へと出掛けた。
この宝珠温泉は前々から行こう行こうと思っていた、わが家から比較的楽に行ける範囲にある温泉である。雪が積もっていると少し行く気がなくなるような山のほうにあるが、幸い寒さも緩んで、道路も乾いた状態で行くことができた。県内で一番大きな遊園地であるサントピアワールドの近くにあるので、シースン中は混雑するらしいが、県内の屋外施設はたいてい冬季休業をとる。サントピアワールドもきっちり冬季休業中で、そんなには混雑していないはず。しかし、意外に駐車している自動車の数は多かった。
が、ここの『売』は、大きな休憩場と売店で売っている豊富な料理、ということで、浴室は混雑していない。売店の料理は鯉の旨煮とかごま豆腐とか、酒のつまみによさそうなものばかりでした。
特筆していいのかどうか分からないが、ここの外は、自動車を降りるなり妙なニオイがした。最初、これは温泉のニオイだと思っていたが、イザ風呂に入ってみるとお湯はほとんどニオイの無いお湯である。では、何?と、帰りぎわ、「あ、これは牛糞のニオイ!」と気がついた。果たして、すぐ近くに牛舎があった。ここ、安田は畜産が盛んで特産の安田ヨーグルトという絶品のヨーグルトがあったりする。でも、牛糞のニオイに囲まれて入浴は無いよなぁ。露天風呂が無くてよかったなぁ、と思った次第である。。
宝珠温泉保養センター『あかまつ荘』データ 北蒲原郡安田町大字草水1136−2 0250−68−5726  9時半〜20時
料金 500円 子供200円
泉質 ナトリウム硫酸塩泉 (無色透明のサラリとしたお湯、塩素っぽい匂いがある)
風呂の種類 中規模の桧の枠のついた風呂、うめられる小さい風呂、気泡のある小さい風呂
備品 リンスインシャンプー、ボディソープ、ドライヤー、タオル、バスタオル(ブラシは持参)
パウダールーム 脱衣室と一緒で鏡と洗面台が4つ。ドライヤーは2つ。しかし、一つは壊れて温風がでなかった。
ロッカーは、カギのかかるものとただの脱衣カゴがあるだけのものがある。貴重品がない場合はカゴだけが気軽でよい。
んがお印象 桧の風呂、とガイドブックに書いてあったが、枠だけ立派な桧で、桧の香りもあまりしなかった。大きくとった窓の外に庭が見えて、なんで露天風呂を作らないかなー、と思っていたが、あとで牛舎が近くにあると判明。なるほど、作れない。
カランは12ほどある。浴室の大きさのわりには数がある。
印象的なのは、男湯と女湯の間の壁の上に瓦屋根が乗っかっている所。ここ安田は瓦の産地でもある。しかし、それは分かるとして、なぜ雨樋までついているの?と、しばらく考えて答えが出た。湯気が瓦で冷やされてしずくになって落ちるのである。ちょうどカランの上に位置するので、体を洗っているとしずくがボタボタ落ちてくるのにさらされることになる。で、浴室内に瓦付屋根と雨樋がつくことになったのだろう。これは、これでなかなか楽しい。
小さい風呂のほうは、少しぬるかったので入らなかったが、そちらはもしかしたら全部桧だったかもしれない。
リンク 安田町
交通 ちゃんとした行き方をすれば、たぶん、そんなにややこしくないのだと思う。しかし、我々は最初から道を間違えてしまい、思いもよらない方向から行ってしまって、しかも帰りも訳のわからない所から出てしまって、どう説明したもんだか困っている。以下は、想像も加わった説明であることを了承してほしい。とにかくサントピアワールドを目指せばいいはずである。
まず、国道49号を新潟市から安田方面に向かう。安田町に入ってしばらくすると国道290号にぶつかるので左折。しばらく走るとデカデカとサントピアワールドへは左折という看板が出ているので、それに従って左折すると、つじつじに小さい看板で『宝珠温泉』と矢印が出ているはずである。細い山道だが、曲がり角には必ず矢印がついているので迷わない。
290から行くとラブホテルの真ん中を通るので、それは環境的にちょっとマズイという向きには、290号で左折しないで、そのまま49号を直進する。サントピアワールドの表示を通り過ぎて、盤越自動車道をくぐって、道が阿賀野川に近づいたあたりでとても小さな橋を渡る。その橋を渡ってすぐ左側に小さく宝珠温泉と矢印が左折を示しているのでその通りに行く。この看板は見落とし安いので注意。馬下橋まで行ってしまったら行き過ぎである。49号を左折したらそのまま矢印に導かれていけばよい。

1月13日 松之山温泉
で、この日も、小正月の続きをしている。
今回は滝をめぐるために少し遠い松之山温泉に来てみた。この2日後には有名な『婿投げ』や『墨塗り』の祭りが行われるが、この日は温泉を楽しむために来た人がいるくらいでのんびりしていた。詳しくは、新潟の滝のページで紹介している。
松之山温泉は、草津、有馬と並んで日本三大薬湯のひとつというだけあって、かなり混雑していた。
松之山には我々が行った「ナステビュウ湯の山」の外に町営の施設が温泉街のど真ん中にある。温泉外の入り口の駐車場でたまたま一緒になった地元のお父さんいわく、「今日なんけ、風呂なんけ、大根洗いだ。」だ、大根洗い?俗に言う芋洗いのことらしい。初めから大きめの施設であるナステビュウに行くつもりだったので、大根洗いかどうかは確認できなかったが、ナステビュウのほうがもしかしたら、大根は沢山入っていたかもしれない。第一駐車場はびっしり、第2も空がほとんどない。で、施設に入るなりむわっと蒸気が体を包み、メガネが曇る。人があちこちでウロついている。混んでいるなぁ、と覚悟して入ってみたら、浴室はそれほど混んではいなかった。が、施設の大きさのわりに狭い。ものすごく狭いというわけではないが、想像していた半分くらいの大きさ。これなら300円の町営でも同じだったかなー、と少し残念に思った。が、眺望はすばらしい。目の前が断崖。うっすら雪が積もっていて、露天からぼーっと見ていたらバラバラと小さいなだれがおきていた。温泉街ではこの眺望は望めまい。露天風呂は内湯よりもしかして大きいかもしれない。
露天風呂へは90度以上の源泉がちょろちょろと入れられていて、飲めるようになっている。チャレンジしたダンナは、「しょっぱにが渋い味」と言っていた。
三大薬湯の効果は出た後に現れる。ものすごく湯冷めしにくい。体がとにかく暑くなる。風呂に入る前になんで出てくる人達はのぼせるほど真っ赤になっているんだ、と思ったら、長湯しなくても真っ赤になるのだ。お湯の温度は熱いわけではない。かなり濃い温泉らしく、男湯では湯あたりしてダウンしている人もいたらしい。実はこの温泉に入る前に少々キツイ運動をしたのだが、ちっとも筋肉痛になっていないのは、この温泉に入浴したおかげかもしれない。
ところで、松之山は新潟県でも豪雪地帯で有名なのだが、今年は雪が少なくて、道路なぞ、乾いていた。両脇には1メートル以上の雪があることはあるのだが、例年なら2メートル以上はあるはずである。小雪のおかげで真冬に来れたわけである。
松之山温泉『ナステビュウ湯の山』 データ  
料金 700円 子供500円  夕方からは割り引き料金があるらしい。
泉質 ナトリウム・カルシウム塩化物泉 (無色、やや独特の臭気のあるサラリとしたお湯)
風呂の種類 中規模の内湯にジェット、やや大きい露天風呂、サウナ
備品 リンスインシャンプーボディソープ、試供品泥炭ひのき石鹸、ドライヤー、タオル、、バスタオル(ブラシは持参)
パウダールーム 脱衣室と一緒で鏡と洗面台が4つ。ドライヤーは3つ。規模のわりに狭いので混むと大変かもしれない。
ロッカーは、250以上ある。が、どういうわけか脱衣室が暑い。風呂から出ると暑すぎてクラっとする。お年寄りが多いための配慮かもしれないが、これが湯あたりの原因じゃないか、とまで思ってしまう。せめて湿気は抜くために換気をきちんとすべきだ。
んがお印象 外観のわりにお風呂が小さいのがちょっと残念。でも、お湯は本当に素晴らしかった。とにかく入浴した人達の顔が真っ赤になっているのが印象的。だんなまで真っ赤で汗ダラダラ。風邪ひかないかと心配になるくらいだった。こんなにいいお湯なのだから、少し涼しめのゆったりしたロビーがあれば、汗がひくまでのんびりできるのに。今度は町営のほうにも行ってみたい。
リンク ナステビュウ湯の山
交通 我々は柏崎市方面から向かったが、最も楽なのは、関越自動車道を利用、六日町インターで降りて、国道253号を十日町方面に向かうルートだろう。十日町を通り過ぎて、松代町を通り過ぎると国道が3方向に別れる「池尻」という交差点に出る。ここを標識どおりに国道353号松之山方面に向かう。松之山の市街地で少し入り組むがとにかく松之山温泉に向かえばよい。松之山の市街地をぬけ、県道80号に出ると、松之山温泉に着く前に左側に建物が見える。大きい建物なのですぐにわかる。が、冬場は雪の壁があるので、分かりづらい可能性もあるので要注意。近隣の雪捨て場所にもなっているらしくトラックの出入りが激しいので注意が必要である。

1月20日 お休みの日
先週2ケ所温泉に行ってしまったので、日曜しか休日のない今週はさすがに温泉はお休み、ということにした。
で、今回はもう新しい施設になってしまって行くことができない古い温泉施設の思い出を。
栃尾又温泉センター
 北魚沼郡湯之谷村にある『子宝の湯』としてあまりにも有名な栃尾又温泉の日帰り温泉施設だ。ここは湯治客の多い温泉なので、日帰り施設があるだけでありがたかった。温泉センターは栃尾又温泉のつきあたりにあり、住民の寄り合い所のような入り口。中にはいると、青いタイルで装飾されたやや大きめの銭湯といったカンジだった。が、ここは子宝の湯としても有名だが、ぬる湯としても有名。ほんの35〜6度の人肌程度の温度のお湯に30分とか1時間という長時間浸かっているというタイプのお湯なので、湯気はほとんどたっていない。もちろんちゃんと40度以上のお湯の湯船もあるのだが、一番大きな浴槽は水とお湯で言えば水に近い温度である。長時間入るので寝湯もある。私の入った時は湯治に来ていた人達が旅館とは違うお風呂にも入ろうと来ていた。ちょうどここがぬる湯とは知らない母娘が温度を確かめてびっくりして温かいお湯に入るのを、「このぬるいのがいいのよねー」とか言いながらふやけるほど浸かっていた。
ただ、本当にお湯に浸かるだけが目的の温泉センターなので、洗い場はカランが2つしかない。シャンプーと石鹸があっただけでも上等だったかもしれない。
青いタイルが奇麗で清潔なカンジのセンターだったが、平成12年に新しく『霊泉の湯』としてリニューアル。写真で見た限りではどこかの温泉ホテルの大浴場みたいになっていた。でも、それも楽しみなので、またぜひ行ってみたい。
   2002.1月に『霊泉の湯』へ行きました。レポートは、ここへ
千手温泉
 中魚沼郡川西町にある、もと幼稚園というピンク色の建物がプリティな温泉だった。中に入るとこれが狭いのだが、斬新な、いや、シンプルなお風呂だった。正方形を前後に2つ頭に描いてほしい。その手前が洗い場、向こう側がぜんぶ湯船。この狭さに最も広く風呂を配置しようとしたらこうなった、というカンジ。
この温泉に行き着くのに、手にしていた地図が間違っていたために1時間くらいウロウロした記憶がある。この小さな温泉は、とある温泉ライターさんが地元の情報誌にてかけ流しが立派であると絶賛していた。
古い幼稚園の有効利用という地元密着の温泉だったが、平成13年に『千手の湯』としてリニューアル。写真で見たところ、立派な建物になり、信濃川の玉石や桧をふんだんに使った大きな施設になっていた。また、行かねばならない温泉施設が増えた。
  2002.3月に『千手の湯』へ行きました。レポートは、ここへ

で、この日曜日は雪国には珍しくすっかり雪が消えたうえにカラっと晴れたので、新潟市に行くついでに遠回りして『越後七浦シーサイドライン』にドライブした。今までシーサイドラインといえば自動車で走って楽しむくらいだったのだが、めずらしく休憩したら灯台が見えた。つい、自動車を降りて、灯台に登ってしまった。遠くに佐渡が見えて、なかなかいい景色を堪能できた。しかし、ほぼ地元だっていうのにここに灯台があるとは知らなかった。どうやらライトアップされるらしいが、「灯台って、光を発するもので、光を浴びるもんじゃないだろう」と、ダンナが言っていた。もっともだ。

灯台へは、角田浜から行けます。

      左:灯台に至る道。断崖ギリギリを歩く。右:ここを登って灯台に。


      どちらも灯台から見える風景。地球って丸い。
  

1月26日 栃尾又温泉
先週『栃尾又温泉』の温泉センターを取り上げたら、掲示板で熱めのお湯がいいかぬるめのお湯がいいか、という話になったので、ついどれだけぬるかったか思い出しに新しくなった栃尾又温泉の日帰り施設に行って来てしまった。
いやはや、冷たかったです。パンフレットには37度と書いてあるが、私が入った感覚では体温よりも低かったのじゃないだろうか。暑い日の海水浴程度の水温だと思う。以前来た時にはしばらく入っていると体の内側からじんわりとあたたかくなって来たのだが、今回はどんなに浸かっていても、寒かった。季節の違いなのか、こちらの体調の違いなのか、とにかくついに暖かくならずに、別にある暖かいお湯の浴槽で体を暖めてから出なければならなかった。『子宝の湯』として有名で全国で2番目に含有量が多い天然ラジウム泉。1時間から2時間浸かっているのがあたりまえらしい。私もがんばって30分浸かっていたが、もしかしたら30分程度では効能はないのかもしれない。時間の無い人にはあまりオススメできない温泉である。特に冷え性の方は、たっぷりと入浴しないとかえって冷えてしまう。効能には冷え性もあるので、入浴方法を間違わないようにしたい。
それにしても、先週書いた古い温泉センターと比べると、新しくて奇麗なのだが、面白みのない作りになってしまった。広さも少し狭くなったようだ。全体的にレトロな感じの青いタイルがよかったし、壁にでかでかと入浴方法などが書かれていたのもとても良心的だったのに、今の施設はただ奇麗なだけのものだ。知らないで来る人はまずいないと思うが、栃尾又温泉の特殊性をもう少しアピールしてもいいのではないか。
ところで、冬季は露天風呂は落雪のため閉鎖。おかげで250円安く入れました。露天風呂には雪がこんもり捨ててありましたとさ。
広くとった窓からはすぐそばの沢が、たぶん、雪が無ければ見えるのだろう。近くに滝もあるらしいが、やっぱり積雪で行けませんでした。
栃尾又温泉 『霊泉の湯』 データ   02579−5−2216(宝巌堂)  9時〜21時(冬季は19時、土日15時まで) 
料金 1000円 子供500円  露天風呂が使用できない時は、大人750円  
泉質 単純弱放射能泉 (無色無臭のサラリとしたお湯。37度の水に近いぬる湯)
風呂の種類 B1泉の湯、B2沢の湯 どちらもラジウム湯と寝湯、あたたかいあがり湯と露天風呂がある。冬季は露天は閉鎖。
備品 リンスインシャンプー、ボディソープ、レモン石鹸、バスタオル、タオル、ドライヤー(ブラシは持参)
パウダールーム 脱衣室と一緒で鏡と洗面台が3つ。ドライヤーは一つきり。混むと大変かもしれない。
んがお印象 新しい施設だと思って行ったら、前と全然変わらない建物がどんと建っていて、まずびっくり。それでも負けずに表示に従って奥に行くと、ちゃんと新しい建物がありました。雪と雪囲いのため見えなかったのだ。駐車場も60台になったとあったのに、これも雪のため奥に行けずに、前と同じの殆ど路上駐車。利用者がさほどいなかったのが幸いでした。
以前は申し訳程度に2つしかなかったカランがそれでも5つに増えていて、仕切りがついて今風の作りになっていました。もともとお湯に浸かるのが目的の施設なので、それほど困りはしないと思うのだが、それでも混むとちょっとイライラしそう。寝湯は、ゆったりスペースに3人のみ。ここで30分寝てしまいました。見た夢は海水浴の夢。人の出入りで適度に揺れてゆりかごのよう。飲泉もできたので試してみたが、まったく味がしなかった。しかし、ペットボトルを持ち込んで、持って帰る人が多かったから、何か効能があるのだろう。
浴室は地下1階と2階に降りるが別に地下ということではなく、下に行くにつれ沢に近づいていく作り。
それにしても、冷たかったなぁ。ぬるいどころではなかった。
リンク
交通 国道17号線を長岡市から小出方面に向かう。小出町井口新田の交差点で左折、国道352に乗る。そのままとにかく真っすぐ。湯之谷温泉郷に入ると大湯ホテルに行く道があるので、そちらに左折。左折すると大湯温泉の旅館やスキー場があるがさらに真っすぐ。突き当たりが栃尾又温泉。温泉センターはその、さらに突き当たり。自在館の奥になる。

  週末温泉族  んがお工房の日本百名滝めぐり  掲示板