3月2日 津川温泉 ・ 3月9日 千手温泉 ・ 3月17日 お休みの日(下条温泉)
3月23日 お休みの日(いい湯らてい) ・ かのせ温泉

 3月2日(土) 津川温泉
数日つづいた暖かい気温が一変して、雪がちらつく天気になった。特に予定もない日だったので、少し遠い温泉に行こうか、ということになった。でも、朝から頭が痛かったので、そんなに遠くにも行くつもりになれない。ミドルドライブといった感じの磐越道周辺をターゲットにして、中でも近い『清川高原保養センター』に行くことにした。
以前はこのほとんど福島県境の地方はかなり遠いというイメージがあったが、よくドライブをするようになってからは、午後も遅い時間に出ても楽勝のご近所になってしまった。
天気も悪いし、滝には行けないので温泉だけ入ってのんびりした。
2カ所ある浴場にそれぞれ入ったので、いつもよりたっぷりお湯に浸かることができた。
いつしか頭痛もなくなって、元気になってしまった。
ホント、温泉っていいですね。
 『清川高原保養センター』 データ 東蒲原郡津川町大字清川4851  02549−2−5530  10時〜20時
料金 500円 子供300円  17時からは300円、こども200円
泉質 ナトリウム硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物温泉 (透明なお湯。ややとろみがあり、肌がすべすべする。無臭)
風呂の種類 1号館・大浴場、岩風呂  2号館・大浴場(ジェット)  
備品 リンスインシャンプー、ボディソープ、(タオルは持参。ドライヤーはフロントから借りられるが遠い)
パウダールーム 脱衣室と一緒。1号館は洗面台と鏡が4つずつ。2号館は各3つずつ。ドライヤーが無いので注意。
んがお印象 入り口が2つあり、どちらか迷ったが下のほうの入り口から入った。よく館内案内を見ないとわからないくらい入り組んでいる建物である。しかし、よくよく館内案内を見たおかげで1号館と2号館が渡り廊下でつながっていて、そのどちらにもお風呂があることが判明。500円でどちらも利用可能でちょっとお徳である。日帰り温泉の本をよく読まないかぎり2カ所にお風呂があることは分からない。古い日帰り温泉などは、意外と知る人だけが知っているという隠しお風呂があったりする。あとで気づいてくやしい思いをしないように、本などはじっくり読んで行くべきだと痛感。
もっとも同じ施設なので、泉質は同じである。ただ、景色が違ったりするので、やっぱりどちらも入ってみるといいだろう。
この日は駐車場にはたくさん自動車があり、貸し切りできる部屋などもいっぱいだったようだが、中途半端な時間だったためか、お風呂にはほとんど人がいなかった。女湯は、1号館も2号館も1人でゆーったりのんびり入ることができた。
日帰り温泉で何がごちそうかといえばゆったりできること。特に一人で大浴場を占領できるなんて、宝くじに当たったよりもラッキーだ。これだけでこの施設の印象はグッと上がる。
1号館のほうが古いらしく、広いがカランなどが錆びていたり、脱衣室の足拭きが古びていたりしてちょっと不潔な感じがした。これはマイナス。こちらはカランが7つ。
2号館はやや新しく、景色がよい。たぶん露天風呂として作られたが冬の風の強さから慌ててガラス張りにしただろう岩風呂からは遠くの山々がスコーンと見える。カランもさびていなかった。
どちらも脱衣室のロッカーには鍵がないので、入る前にある貴重品ロッカーに入れること。
いろりのまわりで食べることができる軽食コーナーなどもありのんびりできると思う。
宿泊もできて、格安で宿泊できるらしい。この日も宿泊客がゆかた姿で館内をウロウロしていた。近くに阿賀野川があり、ライン下りなども楽しめるので、観光の拠点にしてもいいだろう。
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交通 磐越自動車道津川インターチェンジを降りて、新潟方面に少し戻る。トンネルをくぐり、麒麟橋を渡って少し走ると、左折すると清川高原という標識があるので、標識通りに左折。道なりに山を登っていくと入り口に着く。駐車場にとめると、坂の上と下の2カ所に入り口があるがどちらからも入れる。

 3月9日(土) 千手温泉
昨年新しくなったという千手温泉には前々から行きたかった。以前来た時は地図に書いてあった場所が不正確でそれはめちゃくちゃ迷ったものだが、今回もちょっとだけ不安になった。なぜなら、前の建物とは全くちがう立派な日帰り温泉施設になっていたのである。以前の施設は、地元のお年寄りだけが入りに来るような公民館みたいな温泉だったが、この『千年の湯』は、とにかく立派。
しかし、入ってみたら、入浴者は以前と替わらずババばっかりでしたとさ。
ただし、大広間は家族連れなどで満員状態。お年寄りだけでなく、町民に親しまれる温泉になったようである。
 千手温泉『千年の湯』 データ 中魚沼郡川西町大字水口沢121−7  0257−68−2988  10時〜22時
料金 500円 子供300円  20時からは400円
泉質 弱アルカリ姓低張性高温泉 (薄い褐色のお湯。さらりとしたお湯。無臭)
風呂の種類 玉石風呂、桧風呂(週替わり)、ジェット、 露天風呂、サウナ、水風呂 
備品 リンス、シャンプー、ボディソープ、ドライヤー、試供品の泥炭桧石鹸(タオル、ブラシは持参。)マッサージもあり。
パウダールーム 脱衣室のロッカーの裏側にあるので、脱衣する人が邪魔にならない。鏡、洗面台、ドライヤーが3つ。
んがお印象 とにかく建物が以前の幼稚園を改装しただけというものから見事に日帰り温泉施設のトレンドですっというものに変身しているのが印象的である。しかも、こんなに立派なのに500円。近隣の人が羨ましくなってしまった。
駐車場がほぼ一杯だったのに、だいたいの人か大広間等にいたらしいので浴場自体は空いていた。ただし、脱衣所は真っ赤にゆだったばあちゃんたちが扇風機の前にたむろしていて、着替える人が少ないわりに混雑しているイメージがあった。ロッカーは鍵があるものが20ほど、鍵のないただの棚が20ほど。混雑している時にはロッカー難民になる可能性があるが、脱衣カゴなどもあるので、貴重品さえ一緒でなければ、なんとでもなる。
パンフレットなどにもある売りの『玉石風呂』は、信濃川の石を積んで作ったお風呂なのだが、惜しいことにこの日は男性用だった。女性用は『桧風呂』桧の香りがとてもいいが、ものすごくすべりやすくて危なかった。風呂の底が玉砂利のなめらかなごつごつ感があって心地いい。が、熱めが好きな私でも入った時にちょっと熱いかな、と思ったくらいの熱さ。
しかも、露天。女性用は岩風呂だったのだが、内風呂からながめていると、どーもばあちゃんたちがその岩に座ってなかなか中に入らない。その数5人。いつまでも入らない。5人も風呂の回りに座られては入られないが、こちらも熱めのお湯に入っているのでのぼせてくる。仕方なしにばあちゃんをかき分けて露天風呂に入ったら、どひゃー、内風呂より熱い!ばあちゃんたちは熱いので外で涼んでは入り、涼んでは入りを繰り返していたのだ。
いくらなんでも熱すぎるので草々に退散しましたとさ。
パンフレットによると、足湯といって足だけ入る源泉のお湯が施設の外にあるらしいが、家に帰ってからみつけたので、浸かることができなかった。ちょっと残念。
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交通 実は、とても分かりづらい場所にある。
国道117号を小千谷市を経て川西町に入る。下条栄町の交差点でむ国道252号に入る。曲がりくねって分かりづらいがとにかく252号から外れないように。そのまま柏崎方面に進んで行くと上野という交差点がある。それを過ぎると、右向かいにJAのガソリンスタンド、左向かいに農協の倉庫がある交差点があるので、そこを左折。ずっと田圃の真ん中を通るがやっと家並みが道沿いに並び始めたあたりの左がわに千年の湯の黄色いのぼりが出ている。こののぼりが出ていないとかなりわかりづらい。建物が平屋建で、駐車場の奥にあるので見落とすかもしれない。JASSから次の信号が出てきてしまったら行き過ぎなので戻るべし。
地元の人ならすぐ分かるはずなので、道行く人に尋ねるのが一番手っ取り早い。

 3月17日  お休みの日
昨日、飲み会だったし、ダンナも連休ではなかったので、今日はどこにも温泉に出掛けませんでした。
そこで、以前行って、もう二度と行かないであろう日帰り温泉施設のお話をします。
二度と行かない、と言っても、そこがひどい施設であったというわけではなく、遠い道程をわざわざ時間をかけて行くまでもない所、という意味の場所なわけです。このレポートを始める以前にもいくつも日帰り温泉をめぐっていますので、その中の一つを紹介します。
 下条温泉『みよしの湯』  データ  十日町市下条4−281−3  0257−56−2344  10時〜21時  大人500円
 行ったのが2年ほど前のことなので、詳しいデータはありません。すべて記憶まかせです。
で、なぜこの施設を思い出したかというと、今十日町市では市で建設する温泉施設でもめているからなのです。十日町ステージという公共の多目的施設なのですが、その建設に反対していた市長が当選し、建設を中止したはいいのですが、もうすでに着工してしまっていて、取り壊すにもお金がかかる状態。建設しても温泉施設が採算の取れるものではないと予想されている。どうするかと問題になっていたのですが、結局建設することになったらしいです。
単純な日帰り温泉ファンとしては、また新しい施設が出来るのでとてもうれしいことなのですが、これを建設することによって十日町市民は無駄な税金を使われてしまうことになるかもしれない、ということ。なかなか複雑です。しかし、日帰り温泉施設は、先週行った『千年の湯』のように市民に親しまれにぎわっている所もあるわけで、運営の仕方によってはマイナスばかりではないと思います。市民料金設定や、何度でも来たくなるサービス等、出来て損だったと市民に思わせない温泉施設にして欲しいと思います。
 で、話は『みよしの湯』。
 ここは、マジで町民集会場でした。しかも木造2階建。ほとんど民家という外観。
 我々が行った日にはなにか町の催しものがあったらしく、スタッフらしい町民が忙しく出入りしていました。立ち寄りのお客が入っていいものかどうか、という雰囲気だったんですが、ちゃんとおばちゃんがいて、お金を払ってお風呂に。人々が忙しそうに出入りしている方向とは別の奥にお風呂がありました。
こぢんまりとした、しかし清潔な感じのお風呂でした。うす褐色のお湯。広々と取られた窓からは田園風景が丸まる見えます。どうも外からも丸まる見えらしい感じなのがちょっと怖かったんですが。
 『千年の湯』のように大きな施設でなく、ちょっと立ち寄るだけという向きにはよいお湯かもしれません。

 3月23日(土)  またもやお休み(いい湯らてい)
今週の土曜日もダンナが出勤。しかも腰痛を患ってしまいました。
しかし、手に『いい湯らてい』の3月末日までの割引券が…。『いい湯らてい』ならそんなに遠くないし、自動車の運転をしても負担にならずに温泉浴ができるだろう、と夜間割り引きがきく土曜日の夜にでかけてきました。
この日は前日が下田村の学校の卒業式だったらしく、なんと転任の先生を送る会が『いい湯らてい』で行われていたようです。ロビーはものすごい混雑でした。しかし、温泉つきの送別会って…。
お湯のほうは、例の“なぜがつく”(屋根に積もった雪がなだれになって落ちてくる)悪名高い露天風呂が改装中で入ることができず、その工事業者が出入りするために内風呂の窓まで白いフィルターで覆ってしまっていました。まあ、夜なので景色は見えないのですが、それでもなんとなく閉鎖感が強くなります。半分しか楽しめなかったような、もったいない気分になってしまいました。
  『いい湯らてい』のデータは、ここへ


  3月31日(日) かのせ温泉
この3月はどういうわけか、ダンナと私の土曜休みが合わない。今週も私だけ土曜休みでダンナは出勤。と、いうことで日曜日だけがお休みのダンナのためにそんなに遠出はできない。それでもポカポカ陽気なので、午後からダラダラでかけることにした。
鹿瀬町にある鹿瀬不動滝にいったついでに温泉に入ることに。このエリアには日帰り温泉がたくさんある。今日はどこにしようとガイドブックを開いて決めたのが『亀山郷山荘』。ここはお湯の成分が床に付着してデコボコにしているほど濃い温泉らしい。ちょっと期待して出掛けた。
 かのせ温泉『亀山郷山荘』 データ 鹿瀬町大字鹿瀬字松ヶ崎11603  02549−2−4126  10時〜16時
料金 500円 子供300円
泉質 ナトリウム・カルシウム硫酸塩泉 (ほんのわずかに褐色のさらりとしたお湯。無臭)
風呂の種類 内風呂のみ
備品 リンスインシャンプー、せっけん、ドライヤー、
パウダールーム 脱衣室と一緒。鏡、洗面台2つ、ドライヤーが1つ。
んがお印象 ガイドブックの浴室の写真だけ印象にあったので、外観のログハウスふうのおしゃれなカンジにまずびっくり。思ったより小さい。これで宿泊もできるのか。駐車場がほぼ一杯だったがほとんど休憩中だったのか浴室はすいていた。ガイドブックのとおりタイル貼りのはずの床が茶色に変色している。でもサラサラで危なくない。茶色いカルシウム分がパイ状態に何層にもなってタイルを覆っている。と、いうことはお湯をどんどんかけ流しているというわけで、湯量の豊富さを物語っている。床は茶色だが、壁はピンクのタイルでとても清潔。
カランは6つ。シャワーの水量が多くて小気味いい。
浴槽は広くもなく、狭くもない。窓の向こうに庭があって出られるようにもなっているのだが、惜しいことに露天風呂はない。
無色に近い色の無臭のお湯だったので、はて、成分は濃いらしいけど、あんまり効いたカンジがしないなぁと思っていたら、帰りの自動車の中でドッと汗が出てきた。あたたまりかたが違う。
しかし、お風呂の回りが壁か洗い場になってしまうので、ほおづえをついてのんびり外をながめながら長湯をする場所がない。ただお風呂のヘリに背中をもたれかかって長湯ってなかなかできないじゃないですか。それがちょっと惜しかった。
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交通 磐越自動車道を津川インターで降りる。そのまま直進で国道459号に乗る。麒麟山をくぐり、鹿瀬大橋を渡り、さらに進む。左側に新潟昭和という工場を見るあたりでとても細くなり、道を間違えたかと思うがそこもちゃんと459号なので戻らないでほしい。さらに細い道を進むと、前方に鹿瀬ダムが見えて来る。それを通り過ぎると今度は前方に赤い立方体の建物『ふるさと館』が見える。『ふるさと館』の入り口と反対側、つまり左側に角神温泉の入り口があり、立派な看板が出ているのですぐにわかる。看板のある道をどんどん上るとほどなくログハウス風のこぢんまりした建物が見える。そこが『亀田郷山荘』

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