11月3日 砂払温泉「新七色の湯」 ・ 11月4日 阿寺温泉「恋路の湯」
11月19日 雪割草の湯 ・ 11月26日 小下里温泉「なごみの湯」
11月3日(祝) 砂払温泉 新七色の湯 三連休ということで、南信州の滝を見に行くことになった。 色々と宿を探しているうにち、飯田市に名水百選の水があることがわかり、宿泊地は飯田市に決定。 名水百選「猿庫の泉」 飯田市街をすこし外れた山の中腹にある。駐車スペースから少し階段を登って行くと、カンカンという高い音がして、何かと思えばししおどし。シンと静かな山の中にものすごくよく響いていた。 名水百選というからには水を汲みに来る人で混雑しているのかと思ったら、夕方だったせいもあってか、ほとんど人はいなかった。水汲み場は小さい広場になっている中央にその場で飲む分くらいしか出ていない場所と、泉の奥から樋で引いた場所とがある。ペットボトルやタンクだとこの樋から水を汲むしかないので、1箇所になる。 長野あたりだと水がよいので、名水百選だろうとそれほど混雑しないから1箇所でも困らないのかしらん。 ところで、駐車スペースから林道沿いに少しだけ行くと、風見滝というのがある。これが、湧き水を引いた人工の滝なのだが、この水の出口のパイプとりつけて水を汲むホースがそばにおいてあって、ここもまた水汲み場になっているらしかった。味としては、階段を登った泉の水のほうが甘い感じで、風見滝の水の味はやや劣るかな〜という感じもしたが。 週末には茶たても行われているらしく、あたり全体が公園のようになっていた。 交通: 飯田市街から県道8号に乗って松川ダム方面に向かう。途中にきっちり案内があるので迷わない。 七色の湯は、猿庫の泉から飯田駅前の宿泊地に行くまでの間にある。どこのお湯に入るか決めていなかったが、行く途中に日帰り温泉という看板が電柱にいくつもはってあったので、そこに立ち寄ることにしたのである。 |
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砂払温泉「新七色の湯」データ 長野県飯田市砂払町1-695 0265−22−1209 11時〜23時 | |
料金 | 大人600円 小学生350円 幼児200円 (平日や会員は50円ほど安くなる) |
泉質 | アルカリ性単純温泉 (無色透明のさらりとしたお湯。) |
風呂の種類 | ジェット、圧注、電気、寝湯、露天、薬湯、サウナ、水風呂 |
備品 | リンスインシャンプー、ボディソープ、ドライヤー(タオル、ブラシは持参) |
洗い場 | カランは20。女湯は一見目につく場所に洗い場が無いので戸惑う。入って左側に進んで後ろがわになる。。 |
脱衣室 | 宿泊者ようの小さな鍵なしロッカーが30。リターン式の四角いロッカーが50。上下5段なので混雑する時間は少し狭いかもしれない。 |
パウダールーム | 脱衣室と一緒だが、邪魔にならない場所に鏡が3つ洗面台が1つ。、ドライヤーが2つ。浴室から出てすぐの場所に鏡と洗面台が2つ。 |
んがお印象 | 前もって飯田市の温泉をいくつか調べておいて、砂払温泉もその中にあった。が、私の調べてデータは古くて、銭湯として利用されているので料金も銭湯料金だったはずなのだが、しっかり600円の日帰り温泉値段になっていた。 パンフレットを見ると、「七色の湯」の上に「新」とあるので、改装かなにかされたのかもしれない。 全体のイメージとしては、ものすごく小さく集約された健康ランド。 内湯に広々とした大浴槽は無く、浴槽をいくつも区切った感じの圧注浴(ひきしめの湯)ジェット(ほぐしの湯)、下にわずかにデコボコのある歩行浴(って言っても50センチもなかった)電気がピリピリ流れる電気の湯、とちょっとしたスペースの白湯が一つの浴槽にごちゃっと詰まっている。 電気の湯がこれがまたけっこう強くて、当日少し歩いたりして足が疲れている私が斜め方向から入ったらいきなり足がつった。危ない。すぐに出た。 洗い場の近くに薬湯というのがあり、女性がわはワイン風呂。ワイン色をしているのだが、ワインの臭いなどはしなかった。が、肌触りがよく、お風呂の中では一番いい感じだった。 外には露天風呂と寝湯がある。 寝湯は足の裏にジェットがあたる感じで出ていて、とても気持ちがいいが、やや熱めだったため、寝るほと゜入っていたらきっと湯当たりする。 あとで聞いたところによると、男の寝湯は、腹が出るくらいに浅くてぬるかったらしい。 露天風呂がたぶん一番広い湯船じゃなかろうか。 ちょうど私が出ようとしていたときに合宿か何かで来たのか女子高生の一団がやってきて、きゃーきゃー言いながら入浴していた。かち合わなくてよかった。圧注浴などは彼女らのいい遊び場になっちゃうからなぁ。 |
リンク | |
交通 | 飯田市街から県道8号に乗って、高速道路の高架をくぐるとすぐに左側に建物が見える。駐車場は右側。 |
11月4日(土) 阿寺温泉 恋路の湯 南信州の滝めぐりも終了し、あとは帰るだけとなったので、手近な温泉に入ることにした。前もってここはどうかと探しておいたのが「フォレスパ木曽」というレジャー施設のなかにある「恋路の湯」である。なんて恋路というかといえば、ここの近くに恋路峠というのがあるためだが、その恋路峠の名前の由来は通過したにもかかわらず見てこなかった。 この日の汗を流すためだけに寄った施設なのだが、ちょうど隣の食堂が10周年記念ということで、なんと餅まきをするという。餅まきというのは、文字通り餅をまく行事で、私の住む地方では家を新築する際に棟上をした時に行う。 とにかく撒くというのだから、拾いに行かなくちゃ。 これがまた硬くなった丸餅をどわーっと撒くので、あたると痛い。痛いけど拾いたい。 ということで、夫婦でこれだけ拾いましたとさ。 左:本日の成果。右:餅撒き風景。拾うお客は100人もいなかったので、拾い放題。 手前に「トレイン」という乗り物が入ってしまったが、これが恋路の湯。 ちょっと料金が高いかな〜と思った恋路の湯だったが、餅を沢山拾ったから、ま、いいか。 |
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阿寺温泉「恋路の湯」データ 木曽郡大桑村野尻939-58 0264-55-4455 10時〜21時(冬場の平日は30分はやい) | |
料金 | 大人800円 こども400円 |
泉質 | ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉 (無色透明無味無臭のお湯) |
風呂の種類 | 大浴槽、ジェット、気泡、サウナ、露天風呂(プールがわには打たせ湯等もあるらしい) |
備品 | リンス、シャンプー、ボディソープ、ドライヤー、試供品の炭せっけん等(タオル、ブラシは持参) |
洗い場 | カランは12くらい。やや隣との距離がなく、狭く感じる。 |
脱衣室 | フロントでもらう番号つき鍵のロッカーが200ほど。プールの利用者と同じ脱衣室なので、裸でプールに出ていかないように注意しないとならない。出入り口にはちゃんと書かれているけれど。 ロッカーとロッカーの間の脱衣する場所が少し狭いので混雑するときは大変かもしれない。 |
パウダールーム | 脱衣室と別の場所に洗面台が3つ。ドライヤーが2つ。有料ドライヤーが1つ。試供品の化粧水などがあり、手ぶらでも大丈夫だ。ただしのロッカーの量のわりには鏡もドライヤーも少ないかなと思う。 |
んがお印象 | フォレスト木曽というのは、パターゴルフ場たのわんぱく広場だのジャンボ滑り台だのといったものがあるレジャー施設である。 11月の連休のなかびだったので、子供づれがいたりして建物の周りはなんだかざわざわした感じだった。こりゃあお湯も混んでいるかなぁと思ったが、それほどでもなく、比較的ゆっくりと入浴することができた。 800円というのは日帰り施設ではお高めの料金だが、この料金でプールも利用できる。プールは入り口から見ることができるのだが、だれ〜も利用していなかったけど。 できれば入浴だけの料金の設定をすればいいのになぁと思った。 温泉自体はそれほど特徴もなく、今これを書いている段階ですでにどんなお湯だったか思い出せないくらいなのだが、特筆すべきは露天風呂からの景色である。 中央アルプスがデデーンと目の前に広がる。 お湯に身を沈めてしまったら見えないのだが、半身浴のようにお湯の中の石に腰掛けると山々がよく見える。近くにどれがどの山であるのかネームプレートもつけられているので、あれだこれだと確認しながら見るのもよい。 自動車で来る途中、恋路峠から下から見えた山々の名前もこれで確認できた。 木曽駒ケ岳でした。 この景観だけでちょっとお高い値段も仕方がないかな、とも思える。ぜひ晴れた昼間に入浴してほしい。 |
リンク | フォレスパ木曽 |
交通 | 国道19号線からJR中央線野尻駅あたりから木曽川を渡り、阿寺渓谷がわに右折しないで阿寺川を渡り、そのまま直進すれば案内看板があるのでたどりつける。 ちなみに、手持ちのライトマップル長野版では恋路峠が小路峠になっている上に自動車の通れない道のように記載されている。が、しっかり道はあるので、フォレスパ木曽から国道19号に出なくても、柿其渓谷に行くことができる。 |
11月19日(日) 大崎温泉 雪割草の湯 秋も深まったというのに、この日は水に浸かってしまった。全身ではないが、片足沢水にずっぽり浸けてしまったのだ。 地図にはあるが今までたどり着けなかった滝に地元の方の案内で行ってきたのだが、ほとんど沢の遡行だった。おかげでどうにも体が冷えてしまった。 ちょうど帰り道に今年4月にリニューアルオープンした雪割草の湯があるので、立ち寄ることにした。 |
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大崎温泉「雪割草の湯」データ 柏崎市西山町大崎1190 0257-47-2113 10時〜20時 | |
料金 | 大人500円 こども300円 |
泉質 | 食塩泉 (透明の黄色みがかったさらりとしたお湯) |
風呂の種類 | 大浴槽、露天風呂(ただし、男女日替わりなので露天風呂の無いお風呂の場合もある。) |
備品 | リンスインシャンプー、ボディソープ、ドライヤー、試供品のクリーム(タオル、ブラシは持参) |
洗い場 | カランは7つ。それぞれに仕切りがある。 |
脱衣室 | フロントでもらう番号つき鍵のロッカーが56。上下4段の四角いロッカーなので、もし自分が一番下の番号の鍵をもらってしまったら、ちょっとムカつくかもなぁと思った。 混雑している時はかなり狭いと感じると思う。 |
パウダールーム | 脱衣室と同じだが脱衣の邪魔にならない場所に鏡と洗面台が3つずつ。ドライヤーは2つ。非力。 |
んがお印象 | 今回は柏崎方面から行ったので、以前に行ったことのある雪割草の湯と同じ入り口から入った。すると、前は右側に建物があったはずだが、看板が左側を示し、さらに進めとある。 その方向に進むと、なんと大きな駐車場があり、すぐそばは国道352号線だった。つまり、以前は枝道に入って少し行かないと温泉施設ではなかったのだが、新しい建物は駐車場を挟んで国道のすぐわきだったわけである。 知らなかったばっかりにちょっと損をした気分で、建物の入り口のすぐそばの駐車場まで行ったら満車状態。国道脇の広い駐車場に入れた。 以前の古そうな建物とは うって変わって、和風のつくりの大きな建物である。でも料金はそのままなのでかなり良心的だ。 下足入れの鍵と券売機で買った券をフロントで出して脱衣場のロッカーの鍵をもらうシステム。 脱衣室はやや狭い印象があったが、お風呂に入って広くなったなぁと思った。以前の家庭風呂を大きくしただけのような施設を考えると、内風呂は5倍の広さはあるんじゃなかろうか。 檜の香りがするのでお風呂が檜かと思ったがそうではなく、壁や天井が木製だった。 以前の雪割草の湯は湯船に湯口がなくて、シンと静かなお湯だったのだが、今回私が入った時もものすごく静かだった。一応湯口はあるのだが、お湯が出ていない。この広さでは掛け流しは無理だろうし、源泉温度も低いので沸かしているのだろうが、湯口からお湯が出ていないのはちょっと寂しい。というか、静けさが不気味だ。どういうわけか換気扇もなくて、窓が少し開いているだけだった。 お風呂は男女で偶数日と奇数日と交代になっている。なぜそうなっているのか、デザインでも違うのかと思ったら、片方は露天風呂が無いのだそうだ。 で、今回は女湯が露天風呂つきだったので、私のほうが当たりだった。 露天に出ると、お湯の色がよく分かる。本当に黄色がかったお湯だ。入っていると肌がするりとしてくる。 内湯がやや熱いな、と思ったが、露天も同じくらいやや熱めだった。 入って、ふと気がついた。 あら、目隠しになっているすのこの向こうはもろに国道沿いの駐車場ではないか。国道にびゅんびゅんと自動車が走っているのも見える。見えるということは、つまり、向こうからも見えるってか? 湯船に身を沈めて外を見ると、ちょうど塀の下側の隙間が海の水平線と同じ高さになる。夕日が沈むのがジャストタイミングだと、この露天もいいだろうが、でも、その夕日を見ようと身を乗り出したりすると、外から丸見えになる恐れもある。 帰りに駐車場から露天風呂を見てみた。 あららら、やっぱり見える。お風呂におばさんらしい人の影、いや影というにははっきりと肌色の確認できたものが見えた。こりゃあ少し用心して入るにこしたことはない露天風呂である。 |
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交通 | 道の駅『越後出雲崎天領の里』を起点に。国道352号線を海岸を右手に見て柏崎方面に向ってどんどん走る。石地海水浴場の大きな駐車場を通り越し、石地小学校を通り越してややあって左がわに大きな看板が出ているので左折する。以前あった雪割草の湯の入り口よりもちょっとだけ手前になる。 国道沿いなので迷うことはない。 |
11月26日(日) 小下里温泉 なごみの湯 いよいよ晩秋になって、木々の葉っぱも落ちたので、滝好きは葉っぱが多いと見えづらい滝に繰り出すことになる。 この日も津南町の滝まで足を伸ばした。 津南町にはいくつもの温泉があるのだが、意外にも我々はそんなには入っていない。いくつもある日帰り温泉施設のうちのどれに入るが迷う状態だった。 そんな中、トイレに立ち寄ったのが『津南観光物産館』というお土産屋さんみたいなドライブインみたいな場所。「なごみの湯」というお風呂マークが出ていた。 |
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津南温泉「なごみの湯」データ 中魚沼郡津南町小下里 0257-65-5008 10時〜21時 | |
料金 | 大人400円 小人200円 |
泉質 | 弱アルカリ性単純温泉 (透明なうすい褐色のややぬめりのあるお湯、無臭) |
風呂の種類 | 大浴槽のみ |
備品 | リンスインシャンプー、ボディソープ、ドライヤー、試供品のクリーム(タオル、ブラシは持参) |
洗い場 | カランは5つ。ただし角になる場所はひとつ使うともう片一方はとても使いづらくなるくらい、隣が近い。 |
脱衣室 | 鍵付きの四角いスチールロッカーが20。上下5段、4列なので、隣り合わせたりするととても脱衣しづらい。 |
パウダールーム | 脱衣室と同じ場所に鏡と洗面台が3つずつ。ドライヤーは2つ。そのうち1つはガーガー音がして壊れているみたいだった。 |
んがお印象 | 津南町の滝を見に行って、トイレに立ち寄った津南観光物産館に温泉のマークがあり、浴室の写真も貼ってあってなかなか綺麗な感じだった。帰りにどこかのお風呂に寄るつもりだったので、探すのが面倒くさくなって、そこに入ってしまったのだが、意外にもいいお湯で正解だった。 番茶をちょっと薄くしたようなお湯で入るととろりとした感触がある。湯上り後もお肌すべすべだ。 裏手にクアハウス津南という立派な入浴施設があるので、こちらのお風呂には安価な風呂に入りたい地元の人とか、ドライブインに立ち寄ったついでに風呂にも入ってしまおうというドライバーが入るくらいなのだろう。 私が入った時は、日曜日の午後2時だというのに、地元のおばあちゃんが5人ほど脱衣していて、ちょっと混雑した感じだった。 5つあるカランのうち、一番端っこにしたら、このカランがどういうワケか出が悪くて、チョロチョロとしか出ない。髪を洗っていいかげんイライラして隣に移ったら勢いよくお湯が出た。端っこのカランは使わないほうがよい。 ちょうどお湯に浸かっていると、次々と先客が出て行ってしまって地元のおばあちゃんと2人になってしまった。あちらからやっとすいたね、と話しかけてくださって、昨年の豪雪の話などした。 いかにも地元の銭湯といった雰囲気で、銭湯よりちょっとお高めではあるがシャンプーと石鹸と試供品のクリームがついているからいいだろう、という感じである。 あまりに大仰なクアハウスに入るよりは、ちょっと立ち寄りたい人にオススメである。 |
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交通 | 国道117号線を津南市街から長野方面に向かって走る。トンネルとスノーシェッドをあわせたような道を抜けると、右手にドライブインともお土産屋ともいえる「津南観光物産館」がある。大きな駐車場なのですぐに分かる。裏手にあるクアハウス津南の看板も出ている。 観光物産館のお風呂「なごみの湯」は物産館の中に入り、左手にのれんがあってその奥。物産館のレジで入浴券を買って入る。 ちなみに右側奥にもお風呂ののれんがあるが、そちらではない。 |