11月18日 貝掛温泉

11月18日(日)  貝掛温泉
実は夏あたりから目の調子が悪くて、眼科でドライアイと診断されてしまった。
目薬を処方されて、しばらくは落ち着いていたのだが、また最近悪化して、目を開けているのも辛い状態に。これは目に効く温泉に入るしかない、ということで、かの有名な貝掛温泉に行くことにした。
この温泉はずっと以前からいい温泉だとは知っていたのだが、とにかく入浴料がお高い。我々の感覚の2倍の料金だ。それでなかなか行けないでいたのだが、目がこんな状態ではお金がどうのこうのとは言っていられない。
幸い朝から雷雨でどこにも行けない日曜日なので、高速道路を使わずにのんびりと国道を走って湯沢に向かった。
貝掛温泉データ  南魚沼郡湯沢町大字三俣686  025-788-9911   10時半〜14時
料金 平日1000円、土日祝1200円
泉質 ナトリウム・カルシウム塩化物温泉  (無色透明無臭のちょっぴり塩味のさらりとしたお湯)
風呂の種類 大浴槽、源泉浴槽、露天風呂、源泉露天風呂
備品 リンスインシャンプー、ボディソープ、ドライヤー、クレンジングフォーム、化粧水、クリーム、試供品のピーリングジェル、クリーム、くし、シャワーキャップ(タオル持参)
洗い場 カランは5つ。鏡がない。シャワーの出は△。(私の入った小さいほうのデータです)
脱衣室 木の棚にカゴがだいたい50ほど。財布が入る程度の鍵つきの貴重品入れが20ほどある。大きな貴重品は脱衣室に入る前に100円の有料ロッカーがあるのでそれを利用する。
パウダールーム 脱衣室と同じだが脱衣の邪魔にならない場所に鏡と洗面台が3つずつ。ドライヤーは2つ。非力。旅館なので、化粧品のたぐいは一通り揃っていた。
んがお印象 秘湯、というだけあって、じつに鄙びたいい感じの旅館である。
ちょうど我々が行った時にバスが到着して、宿泊客のチェックインでごった返していたのだが、それでも日帰りの我々を適当にあしらうでもなく丁寧に対応してくれた。また、日帰り客であっても住所氏名の宿帳に記入させれるのも、宿本来のありかたのようで好印象だ。ちょっと面倒くさくもあるけれど。
迷路かと思うくらいの廊下を歩いて行くと湯殿と書かれたのれんになる。
最初殿湯と読み違えて、これが男湯、では女湯はどこにあるんだ、と探してしまったが、実は湯殿というのれんの奥にさらに男湯と女湯ののれんがあった。
どうやら午後7時以降に入れ替えられるらしいが、日中に入った我々は小さいほうが女性、大きいほうが男性だった。差は露天風呂で、大きいほうには源泉の露天風呂がある。
何が違うかというと、温度。源泉は37度の実際に入ってみるとかなりぬるい温泉なのだ。加温してあるお風呂もあるので、時間がなくても冷えることはないのだが。
私は不勉強で、入浴客が多く入っているほうの源泉風呂には最初入らずに加温されているほうにばかり入っていた。女性側は露天風呂も加温したものしかないので、てっきりそれだけだと思っていたのである。
で、あがりぎわに源泉風呂がすいたのでそちらに足を突っ込んでみたら、あらまあ、ぬるいじゃないの。ってことは、これこそが源泉じゃないの。
とにかく源泉に浸かったが時間が短かったのでそれほど温まらなかった。
しかも、目にいいという理由だけで長時間かけて行ったのに、目を洗わない、という失態をおかしている。
なんでまたそんなことになったかというと、まさか目を洗うわけがない、と思い込んでいたのだ。
というのも、飲泉できる場所があって、けっこう塩味がしたのだ。これで目を洗ったらしみるな、などと思ったのである。
しかも、最初に入ったお風呂も露天も加温してあって、いい温度だったし。さらには、源泉のお風呂の湯口にはおばさんが2人張り付いていて、近づけなかったし。よもや湯船のまんなかで目を洗うわけはないし。
すっかり身支度を整えて外に出たら、湯殿と書いたのれんの外側に目を洗う様子が説明されていて、思いっきりショックだった。
ダンナが待っているから洗ってこいと言ってくれたのだが、すでに洗顔して化粧水だの乳液だのをぬったくっているので、それも面倒くさくなってしまった。ああ、不勉強ってば、あとで猛烈に効いてくる。
宿泊客には若女将がついてお風呂を案内して説明しているようで、帰り際それを聞いてさらにショックを受けてしまった。ああ、洗っておけばよかった。しくしく。
だが、ちょっとお高いお風呂ではあったが、源泉掛け流しを久々に味わえて満足だ。
できれば、もうちょっとお安ければなぁ。遠くても行くんだけどなぁ。
リンク 貝掛温泉
交通 最寄インターは、関越自動車道湯沢IC。国道17号線で上越国境へ向かう。
実はカーナビに案内してもらうつもりで入力したら、スノーシェッドの中で画面が固まっている間に曲がり角になってしまったらしくて、少し遠回りすることになってしまった。
左手に街道の湯を見て通り越し、いくつかスノーシェッドをくぐって、その途中から右に曲がると実は貝掛温泉の手前の貝掛大橋に近道なのだ。
しかし、通り過ぎてしまったので、右手に見える大きな看板のある場所から右折。
この貝掛温泉の看板は(新潟方面から行くと右、東京方面からだと左になる)大きいのでまず見落とさない。看板から入ってものすごく細い道とけっこう急な坂を下ってものすごく細い貝掛大橋を渡ってすぐ先に見えるのが秘湯貝掛温泉だ。


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