8月13日 鶴巻温泉「ゆたか」  ・ 8月25日 鳥居原温泉「ハーブの湯」

8月13日(月)  鶴巻温泉『ゆたか』
毎年夏休みにはダンナの実家に行く。今年も1泊で行ったのだが、今年はダンナのお母様がめでたい歳まわりだった。で、どこかの温泉で1泊でお祝いを、とも思っていたのだが、お兄様との休みが合わずに宿泊は断念。では昼食をとって温泉入浴できる手軽な場所はないか、ということでネットで探してみた。
自動車で2時間かからないくらいの場所に鶴巻温泉という温泉があり、そこの日帰り温泉施設が料理自慢の昼食付き入浴を受け付けている。個室も予約できて、全部あわせると一人5775円。実に手ごろである。HPにある料理もおいしそうだし。
夏休みのど真ん中で、しかも1週間くらいしか前でないので予約できるかどうか心配だったが、うまいこと電話で予約できた。
さて、当日。
温泉だけ行くっていうのもなんだから、鶴巻温泉のある秦野市にある名水百選の水を探してみることに。急遽決めたものだから、資料もなにもなく、地図に載っている「弘法の水」という名称ではカーナビにも載っていなかった。
真夏の暑さ、とりあえず水辺の道を走り、キャンプ場が点在する細い峠道を行くと「護摩屋敷の水」というのがあった。とりあえずこの水を撮影。ちょっと水を大量に汲んでいる人にお願いして味見だけさせてもらったが、これがまあ、甘くて美味しい水だった。丹沢の水である。まずいわけがない。
あとで調べたところによると、秦野市の名水百選の水は、現在は弘法の水ではなくて「秦野盆地湧水群」という名まえになっているとか。(詳しくはこちら
その湧水群の一部に護摩屋敷の水も含まれているみたいなので(←みたいって何〜)とりあえず名水百選を一つめぐったことにしてしまえ、ということにした。
「護摩屋敷の水」
  
  
県道70号ヤビツ峠のすぐそばにある。道が狭いので、注意が必要だ。水汲み場は橋を挟んで2箇所あり、どちらも湧き出し口は一つだがそこから流れ出る数箇所から水を汲むことができる。我々が行った時には、とにかく大量に水を汲んでいる人がどちらの水汲み場も占領していた。
鶴巻温泉『ゆたか』データ  神奈川県秦野市鶴巻北3-4-5 0463-77-1778 11時〜20時
料金 入浴のみで大人1050円 小学生840円 大人一人と小学生一人の親子1575円
泉質 カルシウム・ナトリウム塩化物泉 (無色透明無臭のサラリとしたお湯、塩味)
風呂の種類 内風呂、ジェット、露天風呂
備品 ボディシャンプー、リンスインシャンプー、ドライヤー(タオル、ブラシは持参)
洗い場 カランは15。ただし、普通なら3つくらい並ぶスペースに4つ並んでいるので、恐ろしく狭い。
脱衣室 木枠にかごだけの棚が70ほど。貴重品は小さなロッカーが50ほどある。鍵付きの大きめのロッカーは20ほどあるが、有料。この暑いのに、エアコンはなく、扇風機が2つフル回転していた。
パウダールーム 脱衣室と一緒のスペースに一面の鏡に洗面台3つ。ドライヤー2つ。ドライヤーは非力。狭い脱衣室なので、少し脱衣の邪魔になるかもしれない。
んがお印象 鶴巻温泉というから、もう少し風情のある温泉地かしらんとも思っていたのだが、これがまあ、ほとんど住宅街だった。いや、温泉街に行く標示もあったのでそちらのほうに行けば旅館が並んでいたのかもしれないが。「ゆたか」はなんとほぼ駅前にあり、借りた個室の窓を開ければ小田急の線路やらマンションやらが見えてしまうロケーションだった。
さて、「ゆたか」だが、日帰り温泉でありながら、完全にホテルみたいだった。というのも、我々は個室を借りたのだが、その個室にしっかり洗面台やらトイレ、利用は不可だがユニットバスまでついていた。
どうやら、もともとはホテルだったのを日帰り温泉にしてしまったらしい。
で、フロント風の受付で料金を払い、大広間で休憩したり入浴のみだったりする場合は下足袋をもらって袋に履物を入れて持ち歩くらしい。
お風呂は、というと、フロントの隣の入り口とは別の扉から出るといきなり外になり、屋根付きの通路が続いていて、その奥ということになっている。
ちなみにこの日は猛暑日でほぼ35度の外気に当たるのは苦痛だった。フロントは涼しい。そこを出るとなぐりつけるような暑さの通路である。夏がイヤなら、冬や雨の日もイヤだろうなぁこの通路は。
通路の脇に水路があって、その水路の水の供給口みたいな場所があり、そこから流れているのはどうやら源泉のようだった。玄関の横に自噴の碑というのがあったので、自噴の証なのかもしれない。
一見銭湯かしらん、と思うような脱衣室への入り口を入ると、これがまた暑かった。エアコンなしかよ〜。とにかく暑い日だったので、涼しくない場所は拷問である。
汗ばみながら脱衣して、お風呂へ。
中央に大きな丸い浴槽があり、ぐるりとカランが取り囲んでいる感じだ。
お湯はややぬるめで、この季節にはちょうどいい。入っているほうがむしろ快適に感じられた。
露天風呂も広々していて、ぐるりと椰子の木みたいな木が囲んでいる。うーむ、暑さといい、空の青さといい、南国の雰囲気である。
お湯の温度が本当によくて(あくまで真夏の場合ですが)ぼーーーっと椰子の葉っぱをながめていられた。
出ると暑い脱衣室なので、速攻で服を着て速攻で個室に逃げ込む。(ちなみに個室はロビーからエレベーターで3階にあがる)個室にはドライヤーもあるのでこっちで涼みながら髪を乾かしたほうがずっといい。
お料理は思ったよりずっとよかった。
お料理だけで5000円出してもいいんじゃないかしらん、という感じの内容だった。
個室は4時間使えるので、昼寝もできるし、もう一度お風呂に入って汗をひかせるのも充分な時間がある。どうやらこの「ゆたか」を気持ちよく使うのは個室を予約することなのかも、と思った。
リンク 「ゆたか」
交通 最も近いのは、小田急小田原線、鶴巻温泉駅。徒歩5分。ホントに駅前温泉だ。HPによると、新宿から乗り換えなしで60分だそうである。


8月25日(土)  鳥井原温泉『ハーブの湯』
湯沢にはたくさんの日帰り温泉施設があり、旅館なども立ち寄り湯をしている場所が多い。
だが、我が家からはかなり遠いうえに、都会の料金がまかり通っていることもあって、湯沢の温泉施設にはなかなか足が向かなかった。
が、この日は群馬県境にある三国山に登り、どこかで汗を流したかった。
実は商魂たくましい、とある温泉施設が三国山の駐車場にとめてあった自動車のワイパーに割引券付きのパンフレットをはさんで行っていたので、そこでもいいかな〜と思ったのだが、そこはかつて利用したことがあるのでちょっとつまらない。
やっぱりここはあらかじめ調べておいて、ネットで割引券も入手しておいた「ハーブの湯」に行くことにしよう。
鳥井原温泉『ハーブの湯』データ   南魚沼郡湯沢町土樽743-4 0257−87−3456 10時〜22時
料金 大人600円 小学生300円 
泉質 アルカリ性単純温泉 (無色透明無臭のサラリとしたお湯)
風呂の種類 内風呂、露天風呂(気泡)
備品 ボディシャンプー、リンスインシャンプー、ドライヤー(タオル、ブラシは持参)
洗い場 カランは9。シャワーの出がめちゃくちゃ悪い。おまけに向きも悪い。
脱衣室 木枠にかごだけの棚が20ほど。貴重品は脱衣室に入る前に百円戻って来るタイプの小さなロッカーが30ほどある。
パウダールーム 脱衣室と一緒のスペースに一面の鏡と洗面台各3つ。ドライヤー2つ。ドライヤーは非力。
んがお印象 カーナビに案内されて着いた建物は、白い洋館。どう見てもペンションか洒落たレストランといった風貌である。これが日帰り温泉施設なのかしらん。
だいたい、ものすごくわかりづらい場所にあったし、案内も湯沢のほかの立ち寄り湯のようにあちこちにあるわけでもない。
ドアをあけると正面にフロントがあり、そこで受付。右側が男湯、左側が女湯と洒落たテーブルの休憩スペース、その奥にもう一つの休憩スペースがある。
脱衣室に入るまでは冷房がよく効いていてちょっと寒いくらいだが、脱衣室から先は自然風。だが、湯沢なのでそれほど暑くもない。
建物の外見からの想像よりもかなり広い浴室と露天風呂がある。
シャワーの出がちょっと悪かったのがマイナスだが、広くて綺麗だ。
お湯はとうとうと流れ出る掛け流し。
一番すごいのは露天風呂で、岩で縁取られたお風呂が上と下の2段階になっている。
その上がわからものすごい量のお湯が流れ出て下のお風呂に注いでいる。
そんなつくりなので、上のお湯に入っていると、流れる川のお風呂にいるようである。上のお風呂のほうが深く、気泡もぶくぶく出ているのでずっとそこに入っていたかったのだが、直射日光がすごくてじっとしていられなかったのが残念。下のお風呂はやや浅くて、肩まで浸かりたい派の私には不向きだった。
とにかく、あまり知っている人が少なく、またわざわざ行こうという人も少なそうな夏場は穴場的な温泉施設である。
ゆっくりのんびりお湯に浸かりたいならオススメだと思った。
リンク
交通 最寄ICは、関越自動車道湯沢IC。実は大変分かりづらい場所にあり、我々はカーナビの示すままに行ったので、イマイチちゃんと案内できない。目標は岩原スキー場のゴンドラである。
インターを出たら岩原スキー場をめざし、大源太川を渡る橋を渡ったらすぐに右折。川を右手に見ながら突端まで進む。と、道の下をくぐってUターンする形で今くぐった上の道に出る。この道を左折。さっき通ってきた道の上と川の上を渡り木立の中を進む。と、すぐに右側にハーブの湯と看板が出ている。そこ、道なんかい、という感じの杉林の中の細い道に入って行くと、白いペンション風の建物があり、そこがハーブの湯である。


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