2月4日 高台の宿「森のいずみ」 ・ 2月10日 戸倉上山田温泉『万葉超音波温泉』
2月18日 弥彦観音寺温泉『長生館』 ・ 2月23日 三川温泉『湯元館』
2月4日(日) 高台の宿『森のいずみ』 日曜日しかお休みのないこの日、暖冬小雪のこの年だというのに、暴風雪だった。どこに行く予定もなし、とりあえず近場の温泉と思い、チョイスしたのが弥彦の観音寺温泉の源泉が味わえるという「長生館」だった。ところが、到着したとたん、今日はダメだと分かった。いや、休館日ではない。なんと、入り口に花輪があり、今日この日がお葬式らしかったのである。 これでは、「お風呂だけ入れますか〜」などと言って行くわけにはいかないではないか。 そんなわけで、我々は弥彦の麓で行く宛てをはずされて路頭に迷うことになった。 実はこのあたりには日帰り温泉施設がものすごく沢山あり、まだ行ったことのない所もあるのだが、通りしなに見たところ、どこもかしこも駐車さえできないほど満杯だった。天候の悪いときには温泉は混雑する。 さて、どうしたもんか。 で、思い出したのがこの「森のいずみ」である。たしか、日帰り入浴できたはずだ。 ほかにあても無いので、今日は「森のいずみ」に決定。 |
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高台の宿『森のいずみ』 データ 西蒲原郡弥彦村弥彦2766-1 0256-94-2400 時間は要問い合わせ | |
料金 | 大人600円 |
泉質 | 天然温泉ではありません。 |
風呂の種類 | 大浴槽、替わり湯(我々の時は野草湯だった)、露天、簡易サウナ、水風呂。 |
備品 | リンスインシャンプー、ボディソープ、ドライヤー、ブラシ、バスタオル、タオル、化粧水、乳液、洗顔フォーム |
洗い場 | カランは6。おそろしく旧式の、途中でお湯が水になったり、同時に使うととたんに水圧が落ちるものだ。 |
脱衣室 | 木製の棚にかごのみが12ほど。貴重品は脱衣室に入る前に小さな鍵つきのロッカーが20ほどある。 |
パウダールーム | 脱衣室と同じ場所だが、脱衣の邪魔にならない場所に洗面台が2つ。ドライヤーも2つ。さすがにホテルだけあって、ブラシ、化粧水、乳液、洗顔フォームなど揃っていた。 |
んがお印象 | 実は、てっきり温泉だと思っていた。 入るなり、大浴槽には「麦飯石」だの「備長炭」だのと書いてあって、「?」と思っていたのだが。天然温泉のお風呂にそんなもん入れる必要はないじゃないですか。 ま、とりあえず大きなお風呂に入ってから体を洗うことにした。 ところが、洗い場の床が冷たい。ふと見ると、カランの一つが壊れていて、水が流れているのだ。せめてお湯が流れていれば暖かいものの、水である。仕方がないので、そのカランよりも上流のほうに行ってシャワーを出したら、そのシャワーは壊れていて、シャワー状に水が出ない。これじゃあ洗髪もできない。 さらに隣に移動して、やっと落ち着く。だが、これがまた、途中でお湯が水になったりするのだ。 洗い場には、古い施設なのでお湯が出ない場合がある。その場合は全てのカランのお湯を出してください、と書いてあった。おいおい、それくらいなんとかしろ。 あまりにお湯になったり水になったりするので、しまいに浴槽のお湯で体を洗った。 そういえば、湯船の周りにやたら桶があったのは、大抵の人がそうやったからなのだろう。いくらなんでも、これは、宿泊施設のお風呂としてはお粗末すぎる。 さて、それはいいとして、替わり湯。これが薬草を中心とした野草が入っているお湯だそうで、とりあえず入ってみたが、ぬるかった。 お風呂に入っているのに体が冷える感じがする。 仕方がないので、外は小雪が舞っていたが、露天に行ってみた。 露天はやや白濁したお湯だった。入ると足元が見えないくらいの白濁である。 なにやら、硫黄のニオイもしたし、標示には「湯の花」と書かれていたので、私はてっきり露天だけ温泉なんだな、と納得した。 しかし、足元が見えないのに、見えない場所に腰掛状の岩があり、思い切り足をぶつけてしまった。これにつまづいて転ぶ人だっていそうである。 しかも、湯船の中にも岩があるのだが、その岩、なんと苔むしていた。苔むしているっていうより、あれはアオミドロだと思う。ぎょっとした。 つうことは、あの岩は掃除していないのである。 だとすると、この白濁加減も、この硫黄臭加減も、なんとなく温泉というよりは、どぶ臭く感じてきた。 慌てて出た。 で、体を洗い流したかったが、別の入浴客がシャワーを使っていて、同時にシャワーを出すと極端に水圧が無くなってしまう。 もう、やけになって、一番「麦飯石」と「備長炭」に近い場所に入って体をごしごしした。 うーむ、なんというか、入浴施設でお湯自体が不潔に思えたのは初めてである。まさか、本当に洗ってもいない不潔なお湯であるわけが無いとは思うか、気持ち的にアオミドロのついた岩が入っているお風呂はいやだ。 とりあえず、タオル、バスタオルもついていて、洗顔や化粧水などもあり、ブラシもあるので、混雑している日帰り入浴施設よりはよかったのかもしれないが、あまり後味のいいお風呂ではなかった。 だがしかし、天然温泉じゃなくても、体は温まりました〜。 追記、しておくと、ホテルの建物に入ってすぐにものすごいニオイがした。ドクダミというか、なんというか・・・。帰りがけに訊ねてみたら、薬草を煮出しているのだそうだ。いったい何に使うのぉ〜。悪霊退散的なニオイだったぞ〜。 |
リンク | |
交通 | JR弥彦駅を起点にすると、県道2号で弥彦競輪場に向かって走り、競輪場を通り越してすぐ左側に看板が立っている。そこを左折。坂を登って突き当たりに建物がある。 |
2月10日(土) 戸倉上山田温泉『万葉超音波温泉』 2月の三連休、通常の年であれば、凍る滝を求めて出かけている時期である。ところが、この年は暖冬すぎて滝が凍る気配がない。氷瀑を求める気持ちもすっかり萎えて、とりあえず近県の滝にでも行くか、ということになった。 新潟は雨模様だが、長野なら晴天との予報が出ている。では、長野に向かおう。せっかく長野に行くのだから、長野の名水でも汲もうかしらん。 弁天清水 ![]() ![]() 上信越自動車道の小諸インターチェンジのすぐそばにあるというので、この弁天清水を汲むことにしたのだが、これが、地図にあるわりに分かりづらい場所にあった。小諸ICは、高台にあり、そこから国道18号へ下って行く坂道のさらに一本下の道にあるのである。地図上では隣の道なのだが、上下差があるのですぐにそこに行くわけにはいかない。しかも、古い住宅街のどまんなかのかなり細い道の脇にあった。 そんな場所の水なのに、4台ほど止められる駐車スペースにはすでに3台の先客。ギリギリの場所に入れて、水を汲めた。この弁天清水の水の出口はかなりドバドバ出ていて、左右から2人が汲める。ぼんやり待っている私たちに先に汲んでいた人が反対側から汲んでもいいと教えてくれて、同じ出口から汲ませてもらった。水量が多いので、あっと言う間である。 場所はきわめて分かりづらいが、国道18号線の諸(もろ)という交差点から小諸IC方面に坂を登って行くとすぐに水明小学校前という信号になる。この信号で左折。するとすぐに小さい郵便局がある。ここを右折。ものすごく細い道なので、対向車には注意か必要だ。この細い道をゆるゆると進むと右手に上の写真のような水場がある。水場の上にお社といちいの木があるので目印になる。水場の前に4台ほど駐車できるが、道が極めて狭いので、路駐は厳禁だ。 ぐるりと滝をめぐって、その帰り道にあるのが戸倉上山田温泉である。そういえば、このあたりは何度も自動車で通っているが、この有名温泉に立ち寄ったことがなかった、と気がついて、ここにある日帰り温泉施設に入ることにした。 戸倉上山田温泉にはいくつかの日帰り温泉施設があり、料金も50円から650円までと選びたい放題だ。その中で我々が選んだのが「万葉超音波温泉」。なぜなら、ここには足湯がある。ぜひとも取材しなくちゃ、ということで、今回のドライブの立ち寄り湯は決定した。 『万葉超音波温泉足湯』 ![]() ![]() 豊富な湧出量を誇る戸倉上山田温泉の源泉掛け流しの足湯である。最近できたばかりで、とても綺麗だ。10人くらいは同時に利用できそうである。近くにテーブルと椅子、自動販売機まであって、いたれりつくせり。 |
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戸倉上山田温泉『万葉超音波温泉』 データ 長野県千曲市磯部新戸倉1125 026-275-2228 4時〜22時30分 | |
料金 | 大人300円 小学生120円 3歳〜小学生未満70円 |
泉質 | 単純硫黄泉 |
風呂の種類 | 大浴槽、気泡、ジェット、ミストサウナ。 |
備品 | 銭湯なので、何にもありません。番台で売っている。 |
洗い場 | カランはシャワー付きが10。シャワーなしが12。ただし、普通の温泉の蛇口と水の蛇口が二つならんだだけのもの。シャワーは固定式でレバーでお湯と水の栓を調節して出す。 |
脱衣室 | 100円が返って来る衣服も入れられる程度のロッカーが20ほど。ただの扉付きのロッカーが30ほど。貴重品用の小さい鍵付きのロッカーが20ほど。ロッカーがあちこちにあって、どれを使っていいものやら少し迷う。ロッカーだけの人数が脱衣したら、少し狭く感じるのではないか。 |
パウダールーム | 脱衣室と同じ場所だが、浴室寄りの場所に鏡と洗面台2つ。番台寄りの場所に洗面台のない鏡2つ。それぞれに20円入れて使うドライヤーが1つずつある。持ち込みドライヤーは使用禁止。見つかると100円徴収されると貼り紙があった。ついでながら、扇風機で髪を乾かさないように、とも貼り紙があった。 |
んがお印象 | ホームページで調べて、この入浴施設はどうも銭湯だと思ったほうがいいだろうな、と覚悟していたが、本当に確実に銭湯だった。 入り口にまずコインランドリーがあるのが、きっちり銭湯である。一応券売機で券を買うのだが、これが2人用のボタンを押したら一枚に2人と書かれたチケットが出てきた。ダンナと顔を見合わせ、のれんの向こう側にあるらしい番台に2人同時に通らないとマズイんじゃないか、と困ってしまった。そのへんは銭湯の番台なので、どの人がお金を払ったかどうかむちゃくちゃ厳しく見ているわけではないらしく、(いや、そんなこともないとは思いますが)気に病むこともなく通過。 「はだかドロボウに注意」と書かれた貼り紙があちこちにある脱衣室でとりあえずコインロッカーを確保して、お風呂に。 入ると、奥から3つに分けられたお風呂の回りにずらーっとカランがあった。おお、このカランの数は体を洗うことこそ重要な銭湯の証。しかも、女湯、ほとんど埋まっていた。荷物でカランを確保するのはやめようとかかれていたのだが、そんなことお構いなしで、ケロリンの黄色い桶の中に道具が入ったものがカランの前におかれている。これをやられたら、さすがにその場所に陣取るわけにはいかないじゃないですか。 で、一番奥に行ったら、どうやって使うんだ、これ、といった感じの固定式のシャワーがついていた。 お湯は温度調節の効かない源泉らしい。しっかり硫黄のニオイがする。熱いと思えば水を加えればいい。シャワーのほうは、レバーで調節して適温にして出るようにするのだが、蛇口はお湯と水が2つあり、そのどちらもくるくるまわす、いわゆるただの水道方式。面倒くさい。 ふと見ると常連らしいおばさんは隣でずっと出しっぱなしにして使っているので、ここではそうするのが常識と割り切って、いちいち止めずに適温になる水量を出して使った。 けっこう大きな浴槽が3つ並んでいて、一番奥が一番熱い。 私は真ん中のジャグジーになっている場所に入って、熱いお湯に触って吟味していたのだが、地元のオバサンらしき人が奥の熱いお湯にザンブと入って、岩から流れ出ているお湯のそばにおいてある枡でお湯を飲んでいた。 あ、飲泉できるんだ。つうことは、完全に源泉だ、このお湯は。 思い切って奥のお風呂に入る。やや熱いが、(源泉温度は47.2度)新潟の赤湯のビリビリくるほどの高温でもない。入ってしまえば実によく肌になじむいいお湯だ。 飲んでみたが、塩味の全くないタマゴスープ。泉質をみなくても硫黄泉だとわかる。もちろん、すでにニオイでわかっているんだけど。 かなりよく温まってしまったので、ヨモギを使っているというミストサウナはためさなかった。 さて、お風呂を出て髪をなんとかしようと思ったのだが、ドライヤーが有料。なんだがその20円がもったいなくて、濡れた髪のまま出た。それはそれで、銭湯だから、と思えば当たり前のことである。 それにしても、カランのお湯まで温泉なので、体中硫黄臭くなってしまった。それはそれで、温泉だから、と思えば当たり前のこと、と納得して、戸倉上山田温泉のニオイをひきずったまま新潟へ帰った。 |
リンク | 万葉超音波温泉 |
交通 | 最寄ICは、長野自動車道更埴IC。ただし、スマートICが姥捨SAで行われているので、ETC車なら時間によってはこちらのほうが近い。更埴からは、国道18号線で上田市方面に進み、戸倉上山田温泉入り口という交差点で右折。万葉橋の手前、右側に看板があるので、その道に入る。足湯の看板が目立つので、目印にするといい。 |
2月18日(日) 弥彦観音寺温泉湯元『長生館』 朝から雨模様の日曜日、どこにも出かけるつもりにもならなかったが、午後から晴れたので、国上山まで行ってみた。そこから帰りに寄る温泉というと、てまりの湯が一番近いのだが、今回は2週間前に行けなかった観音寺温泉の「長生館」に行ってみることにした。 すでに午後4時も回ってしまい、旅館であれば立ち寄り入浴は断られてもおかしくない時間だったのだが、別段断られることもなく入浴することができた。 |
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弥彦観音寺温泉湯元『長生館』 データ 西蒲原郡弥彦村観音寺179 0256-94-2062 時間は要問い合わせ | |
料金 | 大人500円 |
泉質 | 含硫黄・ナトリウム・塩化物泉 |
風呂の種類 | 大浴槽のみ |
備品 | リンスインシャンプー、ボディソープ、ドライヤー、タオル |
洗い場 | カランは3。 |
脱衣室 | 木製の棚にかごのみが8ほど。貴重品入れは無いのでフロントに預ける。 |
パウダールーム | 脱衣室と同じ場所洗面台が2つ。ドライヤーも2つ。とりあえず、ブラシは4本ほどあった。 |
んがお印象 | 玄関から入って、フロントで大声を出して人を呼ばないと誰も気がつかない状態の小さな旅館だ。やっと出てきたおかみさんに一人500円の入浴料を払う。男湯はそのまま玄関から入って右手、女湯は階段を上がってすぐの場所になる。 で、ダンナと分かれて2階の女湯に行くなり、思わず引いた。 入り口はスチール製のドアなのだが、そこの前にずらーっとスリッパが並んでいる。この数は、かなりの混雑が予想される。でも、入らないわけにいかないし。 小さな入り口なのでずらっとスリッパが並んでいるといっても10人も入っているわけではない。 脱衣室に行くとすでに2名あがって衣服をつけている。私が脱いでい間にもう一人出てきた。 これで中はそんなに大変な人数ではなくなっただろう。 それにしても、地元のお年寄りなのか、脱衣室の3人は来慣れた様子だった。 中に入ると3人。一人は湯船の中であと2人が洗髪中。3つあるカランのうちの1つが空いていた。ラッキー。こちらの先客も地元の常連らしい。さっきのお年寄りといい、この先客といい、私が誰なのか、なぜここにいるのか不思議そうだった。いいじゃないの、立ち寄り湯なんだから。 その先客も私が体を洗っている最中に出て行ってしまい、結局お湯に入る頃には貸切になった。よかったよかった。 だいたい旅館のお風呂っていうのは、そんなに混雑していないものである。一度に6人もの先客に出くわすことのほうが珍しいのだ。 この長生館は、よほど地元の人に愛されているに違いない。 それもそのはずだ。 お湯がいいのだ。 入ってすぐ体になじむ。 ほんのわずかにぬめりがあるような、ほんのわずかに白濁したようなお湯だ。 湯口は岩になっているのだが、そこから熱いお湯がちょろちょろ出ている。ただし、このお湯は源泉の加熱。すぐ隣に飲泉できるような湯口があり、こちらは加熱していない源泉が常時出ている。20度少しの冷たい源泉だ。この源泉は直接湯船の中には入らないような仕組みになっているので、ぬるくなることはない。飲んでみたら、ほどよい塩味のついたタマゴスープ味だった。 ただ、お湯が熱すぎたりする場合は、源泉がドバドバと出る蛇口があって、源泉でぬるめることができる。なんとも贅沢。ぜったいに温泉は薄まらない。 それにしても、掛け流しのお湯が湯口のお湯よりも多い気がして、一人をいいことに浴槽をあちこち探ってみた。湯口の近くの床に直径2センチほどの管の先がちょっぴり出ていて、そこから熱いお湯がどんどん出ていた。さすが湯元。 さんざんあったまって、出ようとしたところに、さらに地元の母娘らしい2人が入って来た。本当に地元に愛されているお湯なんだなぁと思った。 |
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交通 | JR弥彦駅を起点にすると、県道2号で弥彦競輪場とは反対方向に曲がり弥彦線をくぐる。あとは寺泊方面に進むと、右手に観音寺温泉の入り口がある。ここで右折するとすぐに右側に源泉施設という看板があるがそれを通り越してすぐ左側に長生館の入り口がある。 |
2月24日(土) 三川温泉『湯元館』 2月最後の連休。実は、朝から雪だった。 予報では雪と言っていたのだが、この暖冬の今年、まさか雪は降るまいと、土曜日の予定をたててしまっていた。まず、暖冬でなければ行けない滝に行って、それからちょっとドライブして三川温泉に行こう。 雪はチラチラ降っているが、なんとなく西の空は明るい。それほど降らないと思って、結局自動車を走らせた。 結果、滝前で雪に降られて、心底冷えてしまった。もちろん温泉に直行である。 いや、途中で村松公園でカップラーメンの昼食にしたら、もっと体が冷えてしまったんだけど。 桜の名所百選である村松公園には色々な桜が植えられているのだが、1本だけもう咲いている品種があった。冬桜らしい。ちょっぴり春らしい気分になった。 ![]() ついでに、まったく知らなかったのだが、村松公園にも清水があった。 愛宕清水 ![]() ![]() 公園の中ほど、池の真ん中あたりにある。四角い水のみ場みたいになっているので、てっきり普通の水のみ場だと思ったら、「愛宕清水」と書いてあった。由来などはさっぱり分からないのだが、湧き水ではあるらしい。 そんなこんなですっかり冷え切って、三川温泉へ。ゆっくり入ってあったまるぞ。 |
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三川温泉『湯元館』 データ 東蒲原郡阿賀町五十沢1054 02549-9-2015 時間は要問い合わせ | |
料金 | 大人500円 |
泉質 | ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉 源泉掛け流し さらりとした透明なほんのわずかに茶色ががったお湯。塩味。 |
風呂の種類 | 大浴槽のみ |
備品 | リンスインシャンプー、ボディソープ、ドライヤー、タオル |
洗い場 | カランは2。桶とイスは少なくとも8つずつくらいはあったので、湯船からお湯を使ってもいいらしい。 |
脱衣室 | 木製の棚が12ほど。かごは4つしかなかった。貴重品入れは無いのでフロントに預ける。 |
パウダールーム | 脱衣室と同じ場所洗面台が2つ。ドライヤーは1つ。非力。とりあえず、ブラシは2本ほどあった。 |
んがお印象 | 実は、我々は三川温泉には来たことがなかった。新三川温泉には行ったことがあるのだが、そこから奥には行ったことがない。地図を見つつ自動車を走らせ、あ、ここか、と大きな旅館を見て納得した。 さて、湯元館。なぜこの旅館にしたかというと、もちろん、湯元だからである。源泉掛け流しに引かれてやって来た。 大きな旅館の前を通り過ぎ、思いっきり小さな宿に着く。こりゃ、ひなびていて、きっとのんびりできるにちがいない。 そう思って入ると、ちょうど女将さんらしき女性が外から戻って来て、「フキノトウを採って来たの」とどっさりと収穫を見せてくれた。 まだ2月の阿賀でフキノトウが採れるとは。 そこで500円を払って、男湯はまっすぐ、女湯は左手奥に行ったところにある。 で、私はもちろん女湯に行ったのだが、スチールのドアの前に立って、うっと引いた。 スリッパがずらーーーーっと並んでいる。しかも、ものすごい話し声が脱衣室から聞こえる。混雑必至である。 だが、希望としては、たった今お風呂を出た団体かもしれない、というのもあって、とにかく入る。 希望は打ち砕かれた。 5人の私よりもかなりお姉さま方が脱衣の最中だった。しかも、大声で話しながらゆっくりのんびり脱衣していらっしゃる。とほほ、私の脱衣するスペースなんかありゃしない。 仕方なく待っているのに、ちっとも頓着しないでゆっくり脱衣してくださる。 もうどうでもいいや。3人ほど浴室に入ったあたりで脱衣した。 きっとカランも占領されていると思ったが、占領されているのは湯船で、5人入ればほぼ満員の湯船に5人浸かって、そりゃあもう楽しそうに大声で話している。ちゃんと日本語なのだが、ちょっぴりイントネーションが違うのと反響で何をしゃべっているのかさっぱりわからない。 だが、カランがあいているので、とにかく体を洗ってしまうことにした。 カランはたった2つしかない。この5人が使用し始めたらとんでもないことになりそうだ。 私が終わるあたりで2人出てきて、洗い始めた。桶とイスは数多いので、湯船のお湯を使えるのである。私が湯船に入るスペースが空いたので、そこに潜り込むと、どんどんあがって体を洗い始めた。おおーー、シャンプーとボディーソープが床を滑って移動している。湯船から湯を汲んで、困ることなく体を洗っている。 ある意味慣れていそうな感じで見ていた。 こういうお姉さまがたはたいていのんびりゆっくりお風呂に入っているものなので、私は彼女たちより早く出て、早く着衣を済ませてしまうつもりだったのだが、体を洗ってからお風呂にはゆっくり入らずにどんどん出て行ってしまった。 しまった、まだ脱衣室が占領された。 結局1人で湯船に浸かることができたのだが、それから脱衣室が空くまでずーっと10分以上お湯の中で待つことになった。 結果としてはかなりみっちり温まることができたのでよかったのだが。 それにしても、なんてアンラッキーな。 ダンナは最初から最後まで1人だったそうだ。きっと、5人もの人に出くわすことのほうが珍しいのだと思う。なんたって、午後2時過ぎですよ、行ったの。そんな時間に旅館の風呂に入ろうなんて人がいますか〜? あまりにもお姉さまがたのパワーが凄かったので、レポにお湯をふれずじまいだったが、とにかく温まるよいお湯だった。 湯口にカップがおいてあって飲むことができたのだが、ほどよい塩味。 あとで知ったのだが、この旅館、またたび清水の旅館らしかった。しまった。予習しておけば聞いて、汲ませてもらったものを。 と、いうことで、またきっと行くことになると思う。 ![]() ![]() ダンナは一人だったので、写真撮影できた。男湯の湯口は鯉だったってさ。女湯は窓際まで湯船があって、もう少し大きいと思う。 |
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交通 | 国道49号線で会津若松方面に向かう。道の駅みかわを通り過ぎ、左手にJR三川駅のある交差点を右に曲がる。突き当たって左へ。三川温泉という案内が出ているので迷わない。 さっき通った国道49号線の下をくぐり、阿賀野川の支流新谷川を左手に見ながら県道14号を進む。 やや進むと、左手に新三川You&湯が対岸に見える。橋を渡って少し行くと、ほんの小さな看板で左に曲がると三川温泉だと出ている。そこで左折。見落としがちなので注意。 温泉街に入って少し行くと左手に湯元館と看板が出ているので、そちらに行くとすぐである。 |