10月15日 池の平温泉「ホテル・アルペンブリック」

10月15日(日)  池の平温泉 ホテル・アルペンブリック
先週の三連休、あいにくの荒れ模様の天候に、せっかく岩手から友人夫妻が遊びに来てくれたのに遠出できなかった。「マリンピア日本海」に行って、近場の「だいろの湯」に入ってカラオケして終了である。それでも友人夫妻は喜んでくれたので、とりあえずよしとしよう。
で、今週、見事に晴れ上がった。
これはもう、紅葉狩りしか無いでしょう。ということで、ネットで検索。県内で今紅葉の見ごろはどこだ、と探すと、妙高火打山と出た。さすがに日曜一日しか無い休みでは火打山に登山はできない。だが、その麓に滝があるじゃありませんか。
標高の高い火打山が見ごろとなれば、できるだけ標高の高い滝がよかろうと、笹ヶ峰高原の奥にある「ヒコサの滝」まで行ってきた。で、妙高の数ある温泉の中から、源泉は黒いお湯だという池の平温泉をチョイス。黒濁する源泉に入ってきた。

せっかくなので立ち寄った「いもり池」のすぐそばに足湯発見。
  
おみやげ屋の横にあって、なんと、こんな池みたいな足湯で200円もする。タオルがついていても有料の足湯ならもうちょっと工夫して欲しいものだ。それでもお客がいたのが不思議である。
ちなみに、この日の紅葉はこんなもん。綺麗でした。
  
『ホテル・アルペンブリック』データ  妙高市池の平2457-2  0255-86-3180    10時〜17時まで(要問い合わせ)
料金 大人500円 
泉質 単純泉(露天風呂:黒く濁ったお湯、内湯:透明で少々黒い湯の花あり)
風呂の種類 3階に露天風呂、1階に大浴場。
備品 リンスインシャンプー、ボディソープ、化粧水、乳液、ドライヤー。(タオル、ブラシは持参)
洗い場 露天風呂:カランは3つ。
内湯:カランは7つ。どういうワケか私の使った場所はいつまでたってもシャワーがぬるいままだった。カランのお湯はちゃんと熱くなったのだが。
脱衣室 露天風呂:木の枠にかごのロッカーが16ほど。鍵のかかるロッカーは無い。
内湯:木の枠にかごのロッカーが12ほど。こちらも鍵のかかるロッカーはない。
どちらも貴重品はフロント近くにある貴重品用のロッカーに入れるとよい。また、スキーリゾートのため、大型のロッカー300円も用意されている。これもフロント階にある。
パウダールーム どちらも大きな鏡に洗面台2つ。ドライヤー2つ。ドライヤーは非力。さすがにホテルだけあって、化粧水と乳液があったのだが、持ち逃げ防止のためか、蓋も小さい出し口のプラスチックが取り外されていて、いっぺんにドバっと出てしまった。かえって不経済じゃなかろうか。しかも、不衛生じゃなかろうか。
んがお印象 源泉掛け流しの露天風呂で、その源泉が黒濁している、というのを聞いて入ってみることにした。黒濁?白濁ならわかるけど、黒濁って、それじゃあ墨汁じゃないの。
ただ単に好奇心である。
場所は池の平の温泉地からずっとスキー場のほうに行った場所で、どちらかというとスキー場の中みたいな所である。そのリゾートホテルなので、フロントもホテルのたたずまいだ。お風呂だけと言っても丁寧に対応してくれた。
で、お風呂はどこですかと聞くと、3階に露天が、1階に内湯があるという。あら、まあ、露天と内湯が別々なのか。
黒濁している源泉掛け流しは露天であると知っていたので、まず露天のある3階から行くことにした。だって、黒いまま家に帰るわけにはいかない。仕上げはちゃんと濾過した透明なお湯のほうがよい。
この3階のお風呂に行くには階段で1つ登る。フロントは2階だから1階分でいい。それから長い客室の間にある廊下を歩いて、非常口から先に出て、さらに渡り廊下を進んでやっと露天風呂である。
我々が行ったのは午後2時過ぎだったのだが、もうすでに宿泊客のおばちゃんたちが入っていた。おいおい、こんな時間からホテルに入ってしまってお湯ですか〜?暇になりはしないですか〜?
とか思いながらお湯を見てみると、おおお〜、本当に黒濁している。
っていうか、本当は白濁しているお湯に細かい黒い物体(湯の花)がまんべんなく混ざっていて、黒く濁って見えているのである。湯の花の量が多いので、本当に灰色といった感じのお湯になっている。
入ってみたら、けっこう熱かった。70度を超える源泉温度なので、熱いのは仕方ないかもしれない。
で、どれほど濁っているのかと見てみたら、座ってお湯に使っている私のおへそまで見えるくらいだった。黒い感じのお湯ではなく、黒いつぶつぶの湯の花でもって黒く見えているのだとわかる。
ただし、タオルなどを入れたら繊維にこの黒いのがもぐりこんで取れなくなるにちがいない。
おばちゃんたちが湯船を占領して、部屋が悪いだのベッドのスプリングが悪いだのと文句をたれているし、お湯もけっこう熱いし、特に眺望もよくないし(スキー場の斜面に建っているホテルなので3階と言ってもすぐそこに地面がある感じ。女風呂は目隠しも念入りだし)さっさと出て1階の内湯に行った。
内湯はまだだれも入っていないらしく、床も乾いた状態だった。貸切である。
だが、シャワーの温度がいっこうにあがらずに困った。
幸い濾過された湯船のお湯はサラリとしていて無色透明な上に無味無臭。これで体を流してしまった。
内湯は熱いこともなく、ゆっくり入浴できた。3時くらいにはお風呂をあがり、フロントに行ったのだが、もうたくさんの宿泊客がチェックインしていた。
せっかく宿泊するんだから、もうちょっと妙高の観光してもいいだろうになぁ、いいお天気なのに。などと思いながら帰宅した。
リンク ホテル・アルペンブリック
交通 最寄ICは、妙高高原IC。インターをおりたら、国道18号線を横切る感じで直進。そのままT字を左折して県道187号に入る。この道は国道18号と高速道路の上を通って池の平温泉に通じている。
池の平温泉に入ったら、とにかくスキー場の上のほうに行くとよい。
スキー場に入ってしまうと見晴らしがよいので、違う道に入っても遠くに「アルペンブリック」と書かれたホテル(それほど高い建物じゃないけど)が見えるはずだ。


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