11月3日 温泉さくり ・ 11月12日 咲花温泉 一水荘
11月20日 寿和温泉「ひめさゆり荘」
11月3日(祝) 温泉 さくり 週末は雨に祟られている今年の秋、週末ではない休日であれば晴れ間が望めるだろう、と、紅葉を見に裏巻機まで行ってきた。朝のうちはまだ青空も見えていたが、お昼を過ぎたあたりで小雨が。 幸いにも気温は高かったので、汗をかいた。そのかいた汗が小雨で冷えてしまった。こりゃあもう、温泉で温まるしかない。 旧六日町方面には何度も来ているが、看板だけ見て一度も行ったことのない温泉施設がある。今回はそこに行くことにした。 |
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温泉「さくり」データ 南魚沼市宮1119 025−774−2802 10時〜21時 | |
料金 | 大人500円 小学生300円 |
泉質 | アルカリ性単純硫黄温泉 緩和性低張高温泉 (無色透明のさらりとしたお湯。若干硫黄の香り) |
風呂の種類 | 大浴槽、ジェット、打たせ湯? |
備品 | リンスインシャンプー、ボディソープ、試供品の竹炭せっけん、ドライヤー(タオル、ブラシは持参) |
洗い場 | カランは6つ。ただし、シャワーは4つ。シャワーの出は悪い。ニオイからして、おそらくカランのお湯もシャワーのお湯も温泉だ。 |
脱衣室 | 木枠にかごのみの棚が21。貴重品入れの鍵つきの小さなロッカーが24。やや狭いかな、と感じるが、ベッドくらいの大きさのベンチやマッサージ椅子なども詰め込まれている。 |
パウダールーム | 脱衣室と一緒の場所に洗面台が3つ。ドライヤーが2つ。洗面台用の椅子が無いのが難点。 |
んがお印象 | 特記すべきは、その湯口である。普通温泉というと、隅に湯口があり、ちょろちょろとお湯が湯船にむかって流れ出ているものだ。 が、ここの湯口は天井近くのパイプで、50度以上ある源泉がほぼ天井の高さからどどどーっと打たせ湯状態で落ちて来るのである。 大きな浴槽とジェットがついている小さな浴槽に1箇所ずつ、むちゃくちゃ熱い打たせ湯があるというわけである。打たせ湯大好きな私でも、さすがに熱くてその下にもぐりこむことができなかった。 湯船のほうは源泉かけ流しという割には、天井から落ちているお湯ほどの温度はなく、適温で入浴できた。 南魚沼市でしゃくなげ湖方面にはいくつか日帰り入浴できる施設があるが、混浴の五十沢温泉「ゆもとかん」がちょっとイヤだな、という人には、むしろ畔地温泉「こいし」の小さいほうのお風呂に比べたらゆっくり入浴できるかもしれない。(いや、決して「ゆもとかん」や「こいし」のお湯が悪いというわけでなく、男女別のお風呂の大小に差がありすぎるだけなんですが) |
リンク | 温泉 さくり |
交通 | 関越自動車道六日町ICで国道17号線に出て、長岡方面に向かってやや進み、「庄之又」交差点で右折。魚野川を渡って県道233号に入る。あとは三国川ダムに向かって進めばよい。 五十沢温泉「ゆもとかん」の入り口を過ぎて少し走るとY字の交差点があり、左側に「さくり」と看板がある。ここを左折。左折してややすると交差点があるので、ここを左折。左折してすぐ右側に「さくり」の入り口がある。が、実は、この最後の左折の場所に案内が無いので、そのまま見落として進んでしまう可能性がある。 県道233号から入る場合、Y字の交差点よりはむしろ、次の信号のない、左側に「深沢→」と書かれた地名看板のある道から入ったほうが直進になるので分かりやすい。 地図で言うと、県道28号になり、深沢橋の手前である。 |
11月12日(土) 咲花温泉 一水荘 毎週毎週週末は雨模様で、うんざりしていた土曜日の朝も、やっぱり雨だった。この日はどこにも出かけるつもりはなかったのだが、お昼前になって、雲が嘘のようにとれて、晴れてしまった。 となると、晴れに飢えていたので、どうしても出かけたくなる。が、もうお昼なので、そんなに遠くには行けない。 毎年行く新津市の中野邸のもみじ園に行ってみようということになった。 中野邸であれば、近い温泉は咲花温泉である。この中で、まだ入っていない、日帰り可能な旅館に行ってみることにした。 さて、着いてみたら、なんと小さな旅館の玄関は老人会とおぼしき一行が今まさに出発しようとしているところで、玄関はごった返していた。番頭らしい人に日帰り入浴したいと言うと、今込み合っているので、このバスが出るまで5分ほど待ってくれという。ところが、じいさんばあさんは玄関で立ち話したり、土産買ったり、ウロウロしたり、とにかくバスに乗らない。 寒い中、結構待ってからもういいだろうという頃に(まだバスは出発していなかったのだが)行ってみたら、さっきの番頭さんが手を合わせてスミマセンと謝ってくれた。いや、悪いのはあんたじゃないです。もちろん、久々に温泉に来て浮かれているじいさんばあさんのせいでもないし。 その団体が去ったあとの温泉はどんなあんばいだろう。しんと静かな廊下を進むと、お風呂はなんと貸切状態だった。らっきー。 |
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咲花温泉「一水荘」データ 五泉市咲花温泉7209 0250−47−2231 10時半〜21時 | |
料金 | 大人600円 小学生400円 |
泉質 | 単純硫黄温泉 (エメラルドグリーンのさらりとしたお湯。硫黄の香り) |
風呂の種類 | 大浴槽、 |
備品 | リンスインシャンプー、ボディソープ、ドライヤー(タオル、ブラシは持参) |
洗い場 | カランは9つくらい。シャワーは水とお湯の蛇口をひねって自分で温度を微妙に調節しなくてはならない古いタイプ。かなり面倒くさい。 |
脱衣室 | 木枠にかごのみの棚が18。やや狭い感じだが、清潔感はある。旅館なので、貴重品いれは無い。貴重品はフロントに預けよう。また、トイレも脱衣室の中にない。 |
パウダールーム | 脱衣室と一緒の場所に洗面台が2つ。ドライヤーが2つ。旅館のわりに試供品の化粧水とかがないのが物足りないと思うのは、贅沢? |
んがお印象 | とにかく、お湯がいい。 なにせ、エメラルドグリーン色をしている。ホントに緑色なのだ。しかもいやらしく濁ってもいない、済んだエメラルドグリーンである。入るとするっと肌になじむ。どわー、溶けそう、といった感じである。 ちょうど、誰も入っていずに貸しきりだったのも得点が高い。 つい数分前に団体客が使って出たあとだというのに、椅子も桶もすっかり片付いて、とても綺麗になっていた。 また、旅館のたたずまいはただの割烹料理屋くらいのものなのに、お風呂が広い。縁に古代檜を使っているという浴槽を満たすのは、源泉でしかも掛け流し。贅沢である。 このお湯だけで600円は安いと言い切れる。 窓の外は、男湯と女湯は見えるものが違うらしく、女湯はすぐ下に小さな池があった。もうちょっといい鯉飼え、と思うくらいの池だったけど。 あとでダンナにカランの数を聞いたら、どうも女湯よりも男湯のほうが大きいらしい。ちょっと悔しい。 咲花温泉の旅館のお湯はこれで三件目だが、今のところ、トップクラスに気持ちのいい温泉とお風呂だった。 また、咲花温泉の佐取館、望川閣、湯元館、柳水園、碧水荘、丸松の計7軒のうち3軒にに入浴できる温泉手形(6ヶ月間有効)というものが1200円で販売されている、とのこと。ものすごく安くなるので、よく咲花温泉に行く人は利用するとよいと思う。 |
リンク | 咲花温泉 一水荘 |
交通 | 国道49号線を新潟市から福島方面に向かって進む。安田ICに向かう県道41号を通り越して高速道路をくぐり、しばらく走ると馬下橋に行く信号がある。国道は馬下橋の下を通っているので、川は右側にあるのだが、橋に向かう道は左折して入ることになる。ぐるっと回って国道の上を通り馬下橋を渡る。渡ってすぐに左折する。阿賀野川を左手に見ながらしばらく走ると右手に咲花駅があり、温泉街が始まる。 温泉街を中ほどまで進むと、右側に一水荘の看板がある。この細い坂道を少し登るとものすごく狭い踏み切りになる。これを渡ってすぐ左側に見える建物が一水荘である。 |
11月20日(日) 寿和温泉 ひめさゆり荘 冬型の気圧配置になってしまい、週末はぐずついた天候だった。が、朝起きると、山の方に青空が見える。だとすると、あっちに行けば少しはいいお天気なんじゃないか、という安易な希望的観測から自動車を走らせた。 大はずれだった。なんと、峠のトンネルを抜けると雪。 しかも、15センチくらい積もって、除雪車まで出動していた。さすがに山である。とんでもない。 紅葉は終わりがけだったのだが、赤いもみじに雪がつもっていたりして、なかなか見られない風情を見てしまった。 目的としていた滝に行けなかったので、途中の道の駅いりひろせの奥にある公園の屋外ステージの屋根の下でお湯を沸かしてカップラーメンを食べた。雪のなか、なかなか美味だった。 が、体内はあったまったが、体の外が冷たくなってしまった。速攻で行ける寿和温泉に行って体を温めることにした。 破間川ダム付近の様子。除雪されている。 鏡ケ池(道の駅いりひろせ)から3キロほど大白川方面に進んだ場所の線路の脇にある杉林の向こう側に見えた滝。破間川に流れ込んでいる。雪でけぶっている上に線路の向こう川の向こうなので、写真にも撮れない。 お昼を食べた鏡ケ池の奥のほうの池の風景。道の駅のそばの池のさらに奥にもう一つ水の綺麗な池がある。 石峠の付近。ここいらあたりから雪が積もっていた。 水を汲みに行った刈谷田ダムの上流側。紅葉が綺麗。ここには雪はなかった。 |
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咲花温泉「一水荘」データ 魚沼市穴沢25 025-798-4001 7時〜22時 | |
料金 | 大人500円 こども250円 |
泉質 | ナトリウム・硫酸塩・塩化物泉 (無色透明のさらりとしたお湯。ちょっと塩味) |
風呂の種類 | 大浴槽、サウナ |
備品 | リンスインシャンプー、ボディソープ、ドライヤー、ブラシ、化粧水、乳液、男性用整髪料、ひげそり、歯ブラシ(タオル、持参) |
洗い場 | カランは5つ。大きなシャワーで水の出は◎。 |
脱衣室 | ラタンの棚にかごで18個。脱衣室の外に財布ひとつ入る程度の小さな鍵つき無料ロッカーがある。ちょっと小さめの脱衣所で、かごの数だけ人が入ったら脱衣は難しいかも。 |
パウダールーム | 脱衣所と一緒だが、広々とられた鏡に洗面台が3つ。さすがに宿泊施設だけあって、一式揃っていてオトクな気分だ。ドライヤーは2つ。 |
んがお印象 | プール、露天風呂、大浴場などを備えたすぐ隣のドリームタウンの影に隠れて、なかなか行く機会のないひめさゆり荘だが、純粋に温泉のみを楽しんだり、ただ単に入浴したいのだ、という人には、実はこちらの施設のほうがかなりオススメだと感じた。 なにせ、洗顔せっけんこそなかったが、化粧水に乳液、ブラシやら歯ブラシ!までとりそろっていて500円である。男性用には髭剃りやら整髪料やらもある。これには感動した。 さて、お風呂だが、湯船は1つしかない。が、そこそこ大きい。 私が入ったほうは、洞窟をイメージしているというちょっと薄暗いほうだった。上のほうが丸くなっているヨーロッパ調の窓や天井近くにステンドグラス風の窓などがついていて、なかなか落ち着いた雰囲気だ。 外の景色は見えないが、とにかく落ち着いて入浴できる。 ちょうど貸しきり状態だったので、ものすごくのびのび入ることができた。 一方のお風呂は大きな窓から外の景色が見え、開放的らしい。日替わりで入れるので、宿泊者なら両方堪能できるというわけだ。 今まで入広瀬方面に行った時になかなかリピートするつもりになる日帰り温泉施設がないなぁと思っていたのだが、ここなら何度も来てもいいな、と思える温泉だった。 |
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交通 | 国道252号から入広瀬村に入ると看板があるので、すぐわかるかと思いきや、線路を渡るととても細い民家の間の道を走ることになる。たんぼを挟んだ目の前にそれらしい建物が見えるが、それは山野の幸資料館で、道なりに左 右、とカーブすると、かえる橋に出る。それを渡れば寿和温泉。かっぱ橋から入ると右にドリームタウン、左に露天風呂があるが、ドリームタウンのすぐ向こうに「ひめさゆり荘」がある。 宿泊施設だが、フロントにしっかり入浴500円とかかれているので安心して入浴だけできる。 |